12月16日(水)夜、日本ユースホステル協会会議室で行われた「青少
年国際野外旅行研究会(略称ワンデル)」の今年最後の集まりに出かけ
ました。
この日は、日本ウオーキング協会会長・村山友宏さんの、「日本トレイル
システム」構想の話が中心でした。
日本本土の中央部を横断する、歩く旅の道を7つ作ろうという構想で、そ
の1番目は、やまさんが春秋に実踏中で、私も途中から参加している「国
際ウオーキングトレイル」です。
国内の歩く道の多くは、自動車優先の道路を危険を感じながら歩かなく
てはなりませんが、車を気にすることなく安心して歩けて、適度に休憩でき
る施設や宿などがあって、外国人の方にもお勧めできるトレイルが出来る
のはいつのことでしょうか…。
それはそれとして、トレイルといえば、8月に出かけたドイツ・アルテナ周
辺の歩き旅について、「ドイツのウオーキング」というカテゴリーでアップしま
したが、ドイツの歩く道の状況はどんなものなのか、気になった方もおられ
るのではないでしょうか。
そこで、どんなところを歩いてきたのか、また、道標はどうなっているのか
といったことを、歩いたコースに従って順次紹介して参ります。
まず、歩き旅の初日、8月16日(日)、ユースホステル発祥の地・アルテ
ナ(Altena)からグレーアゼー(Glörsee)まで(25㎞)の道筋についてです。
スタートのアルテナ駅を出て、並行する国道の西の住宅地を上がるところ。
このすぐ先左手から、ユースホステル第1号となったアルテナ城が望まれます。
近くの道路右手の壁面には、コース標識がこんな具合に書かれています。
これは、A2、X17、□(四角)、▲(三角)の4つのコースがここを通っている
ことを示しています。
ちなみに、「X」のつくルートは比較的長距離のトレイルで、このX17は
「Harkortweg」と呼ばれ、全長は138キロです。
トレイル名の最後の「weg」は、「道」のことで、Aとか□、▲のコースは、2~
10㎞前後の短いコースのようです。
住宅地を過ぎて山道に入ります。右の柱にはこのような標識が。
▲、A2,Xが記されています。X17の17は省略されています。
山道の途中で、地元の方10数人のグループに会いました。
車の通れそうな道幅ですが、歩行者専用道なのでこの道には車は通りま
せん。
丘陵の上に出て、牧草地や小さな集落を抜けます。車道でもありますが、
農作業の車以外は、ほとんど車に出会うことはありません。
向こうに見える集落には、ビールやワインなどが飲める店があり、ドイツ人の
グループの皆さんは入りました。地図上には、ワインマークが記されています。
針葉樹林の中の道。林の中も幅広い道になっています。
林を抜けて、牧草地の間を進みます。両側に咲くのはツリフネソウ。
牧草地のさくに沿って進みます。実はこれはコースではなく、この先で
林間に入って少し戻り、林の下を走る正規のルートに下ることになりました。
牧草地から、次の林間に入ろうとするあたり。
コースの後半、Rummenohlというところで鉄道と国道を横切り、X6
ルートに入りました。
X6は「Robert-Kolb-Weg」と呼ぶ、全長190㎞のコースです。
このように幾つかのトレイルを歩き継ぎながら、ゴールの宿に向かうコース
を設定します。これは、事前に地図を見て決めますが、複数のルートがある
ようなところでは、現地で、臨機応変に別ルートにすることも可能です。
斜面をトラバースするこのあたりは、細い山道です。
山道といっても日本のような急なアップダウンはなく、緩やかな傾斜なので、
比較的楽に通過できます。
住宅の横の、気持ちよい草道を下るX6ルート。
この日のゴールは、森に囲まれた池のほとりのユースホステルでした。
年国際野外旅行研究会(略称ワンデル)」の今年最後の集まりに出かけ
ました。
この日は、日本ウオーキング協会会長・村山友宏さんの、「日本トレイル
システム」構想の話が中心でした。
日本本土の中央部を横断する、歩く旅の道を7つ作ろうという構想で、そ
の1番目は、やまさんが春秋に実踏中で、私も途中から参加している「国
際ウオーキングトレイル」です。
国内の歩く道の多くは、自動車優先の道路を危険を感じながら歩かなく
てはなりませんが、車を気にすることなく安心して歩けて、適度に休憩でき
る施設や宿などがあって、外国人の方にもお勧めできるトレイルが出来る
のはいつのことでしょうか…。
それはそれとして、トレイルといえば、8月に出かけたドイツ・アルテナ周
辺の歩き旅について、「ドイツのウオーキング」というカテゴリーでアップしま
したが、ドイツの歩く道の状況はどんなものなのか、気になった方もおられ
るのではないでしょうか。
そこで、どんなところを歩いてきたのか、また、道標はどうなっているのか
といったことを、歩いたコースに従って順次紹介して参ります。
まず、歩き旅の初日、8月16日(日)、ユースホステル発祥の地・アルテ
ナ(Altena)からグレーアゼー(Glörsee)まで(25㎞)の道筋についてです。
スタートのアルテナ駅を出て、並行する国道の西の住宅地を上がるところ。
このすぐ先左手から、ユースホステル第1号となったアルテナ城が望まれます。
近くの道路右手の壁面には、コース標識がこんな具合に書かれています。
これは、A2、X17、□(四角)、▲(三角)の4つのコースがここを通っている
ことを示しています。
ちなみに、「X」のつくルートは比較的長距離のトレイルで、このX17は
「Harkortweg」と呼ばれ、全長は138キロです。
トレイル名の最後の「weg」は、「道」のことで、Aとか□、▲のコースは、2~
10㎞前後の短いコースのようです。
住宅地を過ぎて山道に入ります。右の柱にはこのような標識が。
▲、A2,Xが記されています。X17の17は省略されています。
山道の途中で、地元の方10数人のグループに会いました。
車の通れそうな道幅ですが、歩行者専用道なのでこの道には車は通りま
せん。
丘陵の上に出て、牧草地や小さな集落を抜けます。車道でもありますが、
農作業の車以外は、ほとんど車に出会うことはありません。
向こうに見える集落には、ビールやワインなどが飲める店があり、ドイツ人の
グループの皆さんは入りました。地図上には、ワインマークが記されています。
針葉樹林の中の道。林の中も幅広い道になっています。
林を抜けて、牧草地の間を進みます。両側に咲くのはツリフネソウ。
牧草地のさくに沿って進みます。実はこれはコースではなく、この先で
林間に入って少し戻り、林の下を走る正規のルートに下ることになりました。
牧草地から、次の林間に入ろうとするあたり。
コースの後半、Rummenohlというところで鉄道と国道を横切り、X6
ルートに入りました。
X6は「Robert-Kolb-Weg」と呼ぶ、全長190㎞のコースです。
このように幾つかのトレイルを歩き継ぎながら、ゴールの宿に向かうコース
を設定します。これは、事前に地図を見て決めますが、複数のルートがある
ようなところでは、現地で、臨機応変に別ルートにすることも可能です。
斜面をトラバースするこのあたりは、細い山道です。
山道といっても日本のような急なアップダウンはなく、緩やかな傾斜なので、
比較的楽に通過できます。
住宅の横の、気持ちよい草道を下るX6ルート。
この日のゴールは、森に囲まれた池のほとりのユースホステルでした。