あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

関東百駅巡礼歩行 東武伊勢崎線 堀切駅(東京)

2013-03-11 18:36:05 | 関東百駅巡礼歩行
 2013年3月9日(土)

 五月並みの暖かさとなったこの日、関東百駅巡礼歩行の第93番が開催された。

 集合は東武伊勢崎線の堀切駅。この駅は上り改札口と下り改札口が別。下り改札口前に
集合して記念撮影後、11時ちょうどに出発する。


 駅の東側は荒川右岸堤防、荒川をまたぐ首都高の新荒川橋が隅田川左岸に向かう道路下
に沿って少しで、隅田五丁目の狭い路地へ。


 古い民家も幾つか残っていて、民家の庭先にあるサクランボの実るという桜が、このと
ころの暖かさで見頃になっていた。


 南に抜けたところにカネボウ公園という小公園があり、「鐘淵紡績株式会社 発祥の地」
碑と、溶岩で積み上げた上に震災記念観世音像が祭られていた。


 碑文によると、この地は古くから沈鐘の伝説があり、江戸時代は徳川家専用の野菜畑だ
ったこと、明治20(1888)年に鐘紡の前身、東京綿商社が建設され、製品は欧米各
国に輸出されたこと、関東大震災で社員50余人が殉職したことなどが記されていた。

 鐘紡の工場跡だったグランドの横から細い路地を入り、隅田川七福神の毘沙門天を祭る
多門寺に行く。本尊の毘沙門天は、弘法大師の作と伝えられるとのこと。


 かやぶき屋根の山門は、江戸中期の享和3(1803)年までには再建されたもので、墨
田区最古の建造物だという。


 広い境内にはよく手入れされた松など庭木が多く、白梅の古木が見ごろ。


 山門を入ったところには、太平洋戦争中の1945年4月13日の空襲で焼かれた木と、
3月10日の大空襲で被災した浅草国際劇場の鉄骨↓が展示されていた。


 境内にはほかに、江戸時代前期製作の六地蔵や、近年に造られた円筒形の永代供養塔、
常楽塔や映画人の碑などもあった。

 寺に隣接した香取神社の横から、隅田五丁目を南に進む。通りには商店やそば屋など、
昭和年代を思わせる建物が残っている。


 東武伊勢崎線の鐘ヶ淵駅に向かう通りに面した円徳寺に寄る。


 境内に、阿弥陀像や三猿を刻み、寛文12(1671)年11月銘で、墨田区内でも
大きなものという、りっぱな庚申塔が立っていた。


 隅田二郵便局前を抜けて墨堤通りへ出た。通りの西側には、防災用に造られた13階
建ての建物が続いている。


 その間を抜けて都立東白髭(ひがししらひげ)公園に入り、ナノハナの咲く畑近くの
木陰で昼食をする。


 食事を終えて公園の南端に向かう。正面に東京スカイツリーが望まれるが、春霞かそ
れとも黄砂の到来なのか霞んでいる。


 公園のジンチョウゲがこのところの暖かさで開花し、芳香を漂わせていた。


 公園を出て白髭橋東詰交差点から都道306号・明治通りを少し進み、国指定名勝・
史跡になっている向島百花園に入園する。

 江戸の町人文化が花開いた文化、文政期(1804~30)に、花の咲く草花鑑賞を
中心とした花園として開園されたもの。

 園内の中心付近には紅梅、白梅が多く、ちょうど見ごろとなり、たくさんの観光客も
見える。




 ほかに、サンシュユ、ボケ、キブシなども花開き、ヒカンザクラではメジロが蜜を吸
っていた。下草のスイセンも見頃である。




 百花園の南側から東へ、東武伊勢崎線の東向島駅横を通過する。高架の駅下は東武博
物館になっていて、建物外には東武日光軌道線の市街電車などが展示されていた。



 国道6号・水戸街道や曳舟川通り、高架工事中の京成押上線を横断し、京成線の東側
に平行する通りを北へ、八広五丁目から六丁目を抜けて荒川右岸に出た。


 広々とした河川敷や、荒川の流れに浮かぶ遊覧船、上流側の京成押上線の鉄橋などを
眺めながら木根川(きねがわ)橋↑を渡る。


 荒川左岸に平行して綾瀬川が流れているが渡らず、荒川右岸堤内(堤防の流れ側)に
設けら非常災害用道路を上流に向かう。川向こうには、逆行で霞む東京スカイツリーが
望まれる。


 水戸街道の四つ木橋下を過ぎると河川敷に野球場があり、少年野球の練習場になって
いた。



 木根川橋から1.5㎞余り進んで、中川の逆流防止と綾瀬川の排水のための堀切菖蒲
水門際を渡り、綾瀬川左岸を下って堀切菖蒲園に入る。

 この地に花菖蒲が伝来したのは、一説には室町時代初めといわれ、江戸末期から明治
には五つの菖蒲園が開園して「江戸百景」に数えられ、鈴木春信や安藤広重などの浮世
絵にも描かれ、全盛期は明治中期から大正末頃だったという。

 堀切菖蒲園は、ただ一つ残った当時の堀切園の一部を都が入手して昭和35(1960)
年に都立公園として開園し、その後葛飾区に移管されたとのこと。

 菖蒲田には花菖蒲約200種、6千株があるようだが、今はご覧の通りで入園料も無
料。ほかに開花した紅梅や古木のフジなどがあるが、季節外れで閑散としていた。


 堀切二丁目の曲がりくねった道路を北に進み、十二支の干支(えと)の石像の並ぶと
ころを通過し、15時5分に京成本線の堀切菖蒲園駅にゴールした。

(参加 12人、天気 快晴、距離 9㎞、地図(1/2.5万) 東京首部、歩行地
 足立区、墨田区、葛飾区、歩数 16,200)




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東京スカイツリーからのテレビ電波受信確認テスト中

2013-03-04 21:49:15 | Weblog
 首都圏を中心とする関東地方の地上デジタルテレビ(地デジ)の電波は、現在は東京
タワーから発信されていますが、5月からは東京スカイツリーからの発射に切り替わる
予定です。

 ところが、一部の家庭では東京スカイツリーからの電波が、正しく受信できない可能
性があることがわかり、「受信確認テスト」が実施されています。

 今日、3月4日(月)からは、そのテストの日時が増え、今日は午後6時35分から5
分間実施され、明日以降も、以下の様に予定されています。

 3月 5日(火) 午後6時35分~午後6時40分

 3月 7日(木)      同   上

 3月13日(水) 午前8時35分~午前8時40分

 3月14日(木)      同   上

 3月15日(金)      同   上

 毎週土曜日    午前4時58分~午前5時00分

     

 わが家も今日、確認してみましたが、テストを実施したNHK、日本テレビ、テレビ
朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビのいずれも、東京タワーからの電波と同
様、きれいに受信できました。

 都心から離れた地域よりも、都心近くで東京タワーと東京スカイツリーへの方向が違
うところの方が、影響があるのではないかと思われますが、東京スカイツリーの方向に
高層ビルなどの妨害物があるところも、影響を確認する必要がありそうです。

 あなたのお宅は大丈夫でしょうか。一度確認されてはいかがでしょう。

 上と下のチラシは、先日、わが家に投函されたものです。もし正しく受信できない場
合は、スカイツリー受信相談コールセンターにご連絡すれば、無料で工事をしてもらえ
るようです。

     


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新しくなった東京駅と東京中央郵便局

2013-03-01 21:38:33 | Weblog
 2013年3月1日(金)

 3日前に6か月検診に行った品川駅東口の歯科医院で、右下奥歯に小さい虫歯が見つ
かり、午前中にその治療に行きました。治療は10分足らずで終わり、帰路の途中で東
京駅で下車し、昨年秋に復元された東京駅丸の内口と東京中央郵便局を見てきました。

 太平洋戦争の空襲で焼失した東京駅丸の内口の復元は、昨年(2012)10月1日
に完成していましたが、私は今日まで行く機会がありませんでした。

 まず、東京駅丸の内中央口を出て、少し離れた新丸の内ビル(新丸ビル)の近くから
眺めることにします。


 新丸ビル方面に向かう途中からの東京駅丸の内南口側。


 新丸ビル近くの横断歩道付近からの、丸の内中央部と南口(右)。

 全長は335mもあるので、全部を普通のデジタルカメラで撮ることは出来ません。

 東京駅に戻る前に、南側でやはり再建を終えた東京中央郵便局に向かいます。

 手前の5階建ての建物が、以前からあった東京中央郵便局の姿。取り壊すことになった
のを、伝統的建造物として保存するよう要望が多く、外観は取り壊しを免れたのです。

 新丸ビルと丸ビルとの間の御幸通り付近から見た東京駅の中央部。


 同じ辺りからの東京駅丸の内北口。


 新丸ビル付近からの東京中央郵便局。後方の高層部分が増築されたのです。


 東京中央郵便局の1階北西端付近に残っていた定礎の石碑。

 紀元二千五百九十一年となっているので、昭和6年(1931)になります。

 東京中央郵便局の中に入ってみました。新しくなっていますが、以前の窓口と同じよう
な感じです。


 大手町に職場があった1960~70年代の頃は、記念切手が発売されると、いつも昼
休みにここに買いに来ていたのでした。その後もよく利用し、私の半世紀以上にわたる記
念切手コレクションの大半は、東京中央郵便局で求めたものです。

 新装後は、記念切手のほかに、手紙や事務用品などに関連のグッズも販売していました。




 東京中央郵便局の真ん中の出入り口付近からの、東京駅丸の内南口。


 東京駅丸の内南口に入り、新装なったドームを見上げます。


 話題になった干支の飾りの一つ、牛。ドーム下にはネットが掛けられているようです。


 真下から見上げた南口ドームの天井部。


 丸の内南口改札口。


 南口から中央口の方に進みます。中央部付近にある東京ステーションホテルの玄関。


 中央部から北口付近の様子。


 南口を振り返る。


 中央にある正面玄関。この奥に貴賓室があるようです。玄関に入るスロープは「御車
寄せ(みくるまよせ)」と呼ばれ、天皇、皇后両陛下や国賓、公賓、皇族などが乗用車
を乗り入れるためのもののようです。 


 正面玄関前の駅名の標石。


 正面玄関前から北口に向かいました。


 振り返る南口側。


 北口に入りドームを見上げます。


 真下からのドーム中央部。


 東京ステーションギャラリーにも入って、展覧会を観覧しようとしましたが、現在は展
示替えの期間で閉館中。3月23日(土)からは、木村荘八展が開催されるようです。


 丸の内北口改札を入り、山手線内回り電車で池袋に向かいました。




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