1974年の公開ですから、もう50年ほど前の作品です。
山崎朋子さんによる「大宅壮一ノンフィクション賞」受賞作「サンダカン八番娼館―底辺女性史序章―」を原作にした映画とのことですが、確かにとても見応えのある素晴らしい作品だと思います。
テーマ自体すでに大いにメッセージ性のあるものなのですが、それを徒にセンセーショナルに扱うことなく訥々と物語を進めていきます。
キャスティングもよかったですね、栗原小巻さんをはじめとして高橋洋子さん、水の江滝子さん、小沢栄太郎さん・・・、
そして極め付きは田中絹代さん。ともかく素晴らしかったです。とても難しい役どころを微塵の厭らしさもなく見事に演じ切っていらっしゃいました。
久しぶりに揺さぶられました。
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