OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary Business People

〔映画〕アウト・オブ・デス

2025-01-31 16:11:32 | 映画

 

 2021年に公開されたアメリカ映画です。

 観る前から結果はわかっているのに、今回もつい観てしまいました。ブルース・ウィリス主演の “アクション” 作品(乱造版?)です。

 しかし、どういう狙いでこういったシナリオが採用されるのでしょうか?全く理解不能ですね。どこか一ヵ所でも観る価値があったというシーンがあればまだ諦めがつくのですが、これでは何とも救いのひと欠片もありません。

 ちょっと前なら、無意味な銃撃シーンぐらいはあって、少しは観客を楽しませようと意識しているところもあったのですが、それすら無くなっては、あとは、奇特なファンが「ブルース・ウィリス」を観るだけになってしまいましたね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〔映画〕ザ・クリエイター/創造者

2025-01-30 09:47:30 | 映画

 

 2023年に公開されたアメリカ映画です。


 AIと人間との闘いを描いたSF作品ですが、AIの形状が “完全なヒト型” のロボット形態なので“単なる近未来戦闘映画”にしか見えません。
 そのうえ、相手がAIであることに特段のメッセージ性があるわけでもなく、「ザ・クリエイター/創造者」というタイトルの意味も定かではありません。


 正直、まったく期待外れの作品でした。残念です。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京藝大で教わる西洋美術の見かた (基礎から身につく「大人の教養」) (佐藤 直樹)

2025-01-29 09:42:08 | 本と雑誌

 いつも利用している図書館の新着本リストで「東京藝大で教わる西洋美術の謎とき」というタイトルの本が目についたのですが、調べてみるとその本の前に同じ著者佐藤直樹さんが1冊上梓していました。

 私は “美術” 関係はまったくの素人なので、どうせなら “はじめの一歩” の本からトライしてみようと手に取ってみたのが本書です。

 入門書的な本だといっても「はじめに」によると、佐藤さん(准教授)が東京藝術大学で講義している「美術史概説」の授業をまとめたものとのこと。
 本書の冒頭、佐藤さんは “美術鑑賞への第一歩” としてその道筋をこう示しています。

(p2より引用) 時代順に作品を並べていく通史的な見方をとらない本書は、私の興味に「偏った」作品選択がなされています。バランスよく作品を知るより、個々の作品に対する具体的なアプローチを学んだほうが、実は美術鑑賞のコツを得るには手っ取り早いのです。通史を頭に入れるようなことはもうやめて、個別の作品鑑賞が全体を見通す力となることを感じてみてください。

 まずは、美的感覚に強いインパクトを与える “現物” にしっかり相対するということですね。

 ただ、このアプローチ方法は、私のような “本物のド素人” にはそれほど効果的でななかったようです。
 もちろん、それは “私自身の美術に向かう水準点” があまりに低すぎたことが原因で、本書の解説内容を徒に過小評価するものではありません。佐藤さんの指導内容を理解できたかといえばそんなに甘いものではありませんでしたが、それでも理解に至らずとも興味深く感じたところは多々ありました。
 そもそも本書は、東京藝術大学で実際に行われている講義に基づいて作られたものですから、ターゲットとなる対象者(読者)に、私はミスマッチだったということに尽きるのです。

 まあ、それでも正直な思いをいえば、超初心者も手にしうる入門編はやはり “誰でも知っている超ポピュラーな作品” を取り上げて、それを材料に専門的な知見を披瀝していただいたほうがありがたかったですね。

 そのあたりの期待もこめて、「東京藝大で教わる西洋美術の謎とき」にもトライしてみようと思います。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〔映画〕怪物

2025-01-28 10:36:21 | 映画

 

 2023年に公開された日本映画です。

 是枝裕和監督の作品で、主演は安藤サクラさん。国際的にも評価も高い話題作のようですが、正直、私にはそれほど響きませんでした。

 物語を複数の登場人物それぞれの視点でみせることにより真の姿や裏にある背景を描く構成は、別にオリジナリティのあるものではありませんし、ラストに至ってもこの作品が表現したいメッセージは受け取れませんでした。

 そのあたり、私の鑑賞眼の拙さによるところも大きいので、本作の評価を否定するものではありませんが、どうもこういったテイストの作品は私には合わないようですね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〔映画〕オッペンハイマー

2025-01-27 11:43:27 | 映画

 
 2023年に公開されたアメリカ映画です。
 
 「原爆の父」として知られる理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた伝記映画で、批評家からの評価も高く、第96回アカデミー賞では7部門で受賞しました。
 
 現代風の “大作” ですが、モチーフがセンシティブなものでもあり、私の感想は、モチーフによるハロー効果を捨象すると “まあ可もなく不可もなし” といったものでした。
 特に、原爆実験や広島への原爆投下の喝采を描いたシーンは、正直、気持ちが騒めきましたし、終戦後、オッペンハイマーとの会談でみせたトルーマン大統領の思想や態度はショッキングでした。
 
 ただ、このあたり、立場の違いで表現や感じるところが異なるというのは、日本が制作した作品でも見られるように、戦争を扱った映画に共通するものでしょう。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おもかげ (浅田 次郎)

2025-01-26 12:09:52 | 本と雑誌
 
 いつも行っている図書館の返却本の棚で目に止まった本です。

 毎日新聞で連載された小説が単行本化されたものとのことですが、浅田次郎さんの作品を(映画化されたものではなく)「本」として読むのは久しぶりですね。「帰郷」以来だと思います。

 表紙の帯をみると、物語の主人公は「定年退職したサラリーマン」。まさに私もその時期を目前にしているということもあり手に取ってみました。
 とはいえ、舞台となった時代も含め、私は主人公そのままのような境遇でありませんから、展開されるエピソードや通底する心情に重なるところがそれほどあったわけではありませんが、あれこれと自らの思いと対比しながら読み進めると、やはりところどころ心に刺さるシーンはありましたね。
 
 さて、読み終えての印象です。

 小説なのでネタバレにならないよう簡単に感想だけ書き留めておきますが、正直、読んでいて結構 “もどかしく” 感じました。
 主人公の夢か現かといった不安定な意識のなかで多彩な人物が絡んでくるのですが、そのせいもあって、各々のエピソードに流れる時間軸が一定しないんですね。ファンタジックなストーリー展開なので、ある程度の “混乱” は意図的なものだとは思いますし、ラストになると、それがパラっと解けて最終的には上手く収束していくのですが・・・。これも、ある程度、映像化を想定しているつくりなのかもしれませんね。

 ということで、期待値が大きかった分、ちょっと物足りなさは残りました。とはいえ、私の場合、手に取る小説と言えば、“ミステリー” に偏ってしまっている今日なので、今後ともこういったテイストの作品にも意識してトライしてみたいと思います。

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〔映画〕マイ・スパイ

2025-01-25 14:58:27 | 映画

 2020年に製作されたアメリカ映画です。

 アクション・コメディに分類されるようてすが、スリリングなシーンはほとんどありません。ホームコメディと言ってもいいほどです。

 マッチョ系アクションスターのデイヴ・バウティスタが演じた主人公と二人のパートナー(クロエ・コールマンとクリステン・シャール)のキャラクター設定が秀逸だったので、程よい爽やかさを感じさせる作品に仕上がっています。

 主役の見た目がドウェイン・ジョンソン的タイプですが、ドウェインだと結構コメディにも出演しているので、デイヴほど “ギャップ” の面白みはなかったかもしれません。

 ミッション・インポッシブルのパロディも楽しめました。こういう軽いノリもいいですね。
 続編もあるようなので、そちらにもトライしてみようと思います。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〔ドラマ〕横溝正史シリーズI・悪魔が来りて笛を吹く

2025-01-24 20:54:43 | 映画
 
 1977年に放映された5回連続ドラマです。
 
 横溝正史さんの作品の探偵といえば「金田一耕助」その耕助を演じた役者さんといえば、私の世代では、まず石坂浩二」さんを思い浮かべますが、テレビ版ではこの作品の古谷一行」さんですね。
 
 物語自体は、横溝作品でよく使われる「血族関係」がモチーフの月並みなもので、いきおい映像化にあたっての見せ場は、そのオドロオドロしい雰囲気をどうエンターテインメントとして魅せるかというところになります。
 
 その点では、登場人物のキャラクタに応じたキャスティングが重要なのですが、さてどうだったでしょう。もう50年近く前ですが、なかなかのラインナップでしたね。私としては、 中山麻里さん、児島美ゆきさんあたりに時代を感じました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昭和歌謡史 -古賀政男、東海林太郎から、美空ひばり、中森明菜まで (刑部 芳則)

2025-01-22 10:05:18 | 本と雑誌

 

 いつも利用している図書館の新着本リストを見ていて、何の工夫もないベタなタイトルですが、ちょっと気になって手に取った本です。

 歳をとるにつれて、自分の好みの音楽の原点は “歌謡曲” なんだと感じることが増えましたね。もちろん、昭和歌謡が生まれた当時は私の祖父母の時代ですが、私が幼いころは昭和真っただ中、テレビの “歌番組” の最盛期でしたから、本書で語られている時代感はよくわかります。

 その中から、特に印象に残ったところをいくつか覚えとして書き留めておきます。

 まずは、「第一章 昭和歌謡の夜明け―昭和三年~一三年(一九二八~三八)」、歌謡曲黎明期の代表的作詞家西條八十の気概を紹介したくだりです。
 芸術性を追及する詩を書いていた西條は関東大震災時の避難所で大衆に支持された歌の力に感じ入ります。
 芸術路線から大衆路線に舵を切った西條の代表曲のひとつが「東京行進曲」ですが、当時この曲が流行るにつれ非難の声が上がりました。

(p25より引用) それは昭和四年八月にJOAK(東京放送局)で伊庭孝が「民衆の趣味の堕落」だと痛罵したことにはじまる。詩人の室生犀星は「こうも詩を弄んでいるものもあるかと軽蔑した」と書き、白鳥省吾は「時代相の俗悪に帰した西條八十の押しの強さに呆れざるを得ない」という。
 しかし、西條の心は揺らがなかった。彼らと西條には、大衆から支持される作品を作るか、有識者から高評価される芸術作品を作るか、という意識の差があらわれていた。

 そして、戦時下、日本の流行歌も戦意高揚という国策に沿った泥流に文字通り流されていきます。
 「第三章 暗い戦争と明るい歌謡曲――昭和一六年~二〇年(一九四一~四五)」で紹介された、「露営の歌」「若鷲の歌」等で有名な当時の代表的作曲家古関裕而にまつわるエピソードです。

(p156より引用) しかし、内務省の検閲や軍部の意向があるため、古関も作曲をする上で工夫していた。古関は「あの時代はですね…大変でした。自分達の意志ではね、どうにもならない時代でした。検閲とか軍の掟が厳しかったですからね。歌手の方達もそうだったと思いますけれど。軍の命令は絶対でした」「自分の意志は捨てて、作曲していましたよ。僕も考えましてね、依頼されたものは勇ましい本筋である行進曲風と哀調を帯びた短音階物と、二種類作って出していましたけど」と語っている。

 こういった昭和初期の歌謡史の概観に続いて、私も同時代を経験した昭和中期以降の考察に刑部さんの論は進みます。

 その中で私が最も納得感を得たのが、「第七章 歌謡曲の栄光から斜陽―昭和五〇年~六三年(一九七五~八八)」において “昭和歌謡における編曲家の役割” に言及しているところでした。

(p316より引用) 昭和歌謡史を振り返ると、ともすれば忘れられてしまうのが編曲家の存在である。編曲家の大きな仕事は前奏、間奏、後奏など、歌唱メロディーではない部分を作曲することと、全体の楽曲に使う楽器編成のアレンジである。つまり、作曲された同じ曲であっても、編曲家の匙加減で、「演歌」、歌謡曲、フォークへと変幻自在にすることができる。

 “編曲” の二大巨頭として紹介されている萩田光雄さん、船山基紀さんが手がけた渡辺真知子さんの「迷い道」、久保田早紀さんの「異邦人」、あみんの「待つわ」とかの楽曲を思うに、編曲の影響の絶大さは、まさに得心がいきますね。

 あと、コラムで紹介された面白いエピソードの中で大いにウケたのが “国家的イベントにまつわる音頭の悲劇” です。

 昭和39年(1964年)の東京オリンピックに向けて作られ、三波春夫さんが歌って大ヒットした「東京五輪音頭」、その二匹目のドジョウを狙った “音頭モノ” が次々に登場しました。橋幸夫さん、三沢あけみさんによる「宇宙博音頭」(昭和53年(1978年))、川崎英世さん、小川真由美さんの「名古屋オリンピック音頭」(昭和56年(1981年))、五木ひろしさんの「科学万博音頭」(昭和59年(1984年))、さらには原田直之さん、菊池恵子さんの「ソウルオリンピック音頭」(昭和63年(1988年))???、すべて大失敗。
 真剣に企画した関係者の方々には失礼ではありますが、あまりにも安直!、この桁外れにズレまくったセンスは超絶でしたね。

 さて本書を読んでの感想です。

 刑部さんが「はじめに」で「本書は日本史の歴史研究者が書く初の昭和歌謡史本である」と宣言しているとおり、想像していたよりもずっと密度の濃い内容でした。まあ、正直なところ “歴史研究者ならでは” という驚きまでには至らないまでも、それぞれの歌とその当時の世相との連関といった歴史的意味づけの解説は、少々我田引水的なところも含めとても興味深いものがありました。

 ちょうどNHKで「第22回紅白歌合戦(1971年)」のデジタルリマスター版を録画していたので、今度ゆっくりと観直してみましょう。
 総合指揮は藤山一郎さん、トップバッターは、白組 “また逢う日まで” 尾崎紀世彦さん、紅組 “17才” 南沙織さん、お二人とも「初出場」です。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〔映画〕アルマゲドン2024

2025-01-21 10:36:46 | 映画

 
 2023年に公開されたアメリカ映画です。
 
 観る前から想像していたとおりの “スーパーB級” 作品ですね。ストーリーラインはともかく、台詞も演技も、鑑賞を前提に制作された映像作品とは到底思えないレベルの酷い出来栄えでした。
 
 もちろんSFですから非現実的な設定があるのは当然ですが、それでも、ここまで粗雑なつくりなのは珍しいですね。
 
 同じモチーフの “1998年版アルマゲドン” とは天と地ほどの差があります。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〔映画〕ミステリと言う勿れ

2025-01-20 09:07:45 | 映画

 
 2023年に公開された日本映画です。
 
 人気コミックが原作で、TVドラマとしてもヒットしたようですね。
 
 ストーリーはなるほどミステリーテイストではありますが、展開に緊迫感はなく軽めのエンターテインメント作品といった感じです。
 
 先に放映されたTVドラマを見ていれば、何人かの登場人物やいくつかのシーンは思い当たるところがあるのでしょうが、私の場合はTV版は観たことがないのでそのあたりは気づきようもありません。ただ、そういった予備知識がなくても全く問題なく楽しめます。
 
 主人公のキャラクタ設定は悪くないので、数作のシリーズものにしてもある程度はいけそうですね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

讃岐路殺人事件 (内田 康夫)

2025-01-19 13:06:45 | 本と雑誌

 かなり以前に読んでいた内田康夫さん“浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。

 ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “シリーズ全作品制覇” にトライしてみようと思い始めました。

 この作品は「第33作目」です。今回の舞台は “高松(香川)”

 勤務していた会社の四国での主要拠点は松山(愛媛)だったので、「高松」には出張では行ったことがありません。
 プライベートでは、私の出身が瀬戸内海を挟んで対岸の県だったこともあり、幼いころに祖父母と訪れた記憶があります。行先はお決まりの屋島と栗林公園だったと記憶しています。当時は、岡山の宇野から高松まで連絡船で1時間程度でしたね。いまから50年以上前ですから当然 “瀬戸大橋” はありません。
 瀬戸大橋ができてからは、福岡に行くとき飛行機の窓から何度か見ていますが、実際に列車に乗って渡ったのは、数年前に一度あるきりですね。

 さて、この作品、ミステリー小説なのでネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、シリーズの中ではちょっと変わった部類のテイストでした。光彦の身分のあかし方も初めてのパターンでしたし、謎解きのパートナーも “ヒロイン” ではありません。
 いくつかのお決まりの作法を封印したストーリー構成でしたが、読み終わった率直な感想をいえば、そういった新たなチャレンジは成功だったように思います。久しぶりに結構楽しめました。

 さて、取り掛かってみている “浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら”です。

 次は、34作目の「日蓮伝説殺人事件」ですね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〔映画〕PERFECT DAYS

2025-01-18 16:05:38 | 映画

 
 2023年に公開された日本・ドイツの合作映画です。
 
 第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたり、第96回アカデミー賞では日本代表作品として国際長編映画賞にノミネートされたりと国際的な舞台でも高く評価された作品とのこと
 
 抑揚のないとても単調なストーリーラインでありながら、どこか心に残る余韻を感じさせるのは、まさに“映画”という表現形式でないと成り立たない作品です。
 独特の世界観で、ともかく、物語の緩やかな進み具合とは裏腹に、頭をフル回転させて作品が発する何かを捕まえようとついつい急かされてしまいました。
 
 あと、あがた森魚さんのギターで「朝日のあたる家」を歌う石川さゆりさん、こんなママがいる小料理屋はありえないですね・・・。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〔映画〕クリーン ある殺し屋の献身

2025-01-17 10:26:37 | 映画

 
 2021年に公開されたアメリカ映画です。
 
 “アクション・スリラー” というジャンルの作品のようですが、“アクション” というのは暴力的シーンがあるからでしょうか。躍動感は全く感じられない、暗く沈み込んだ雰囲気ですね。
 
 ストーリーに面白みがあるのではなく、主人公のキャラクタをひたすら辿ったような展開です。とはいえ、主人公も“地味” で華があるわけではありません。
 
 強いて印象に残ったものといえば “音楽” ですかね、つなぎのシーンでのBGMははまっていました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今すぐ使えるかんたん いちばんやさしい ChatGPT 超入門 (リンクアップ)

2025-01-16 21:36:21 | 本と雑誌

 

 いつも利用している図書館の新着本リストで目につきました。

 今頃感はありますが、“「ChatGPT」の超素人用HowTo本” のようなのでザっと眺めておこうと手に取ったものです。

 私の現時点での “ChatGPT” の利用法は、検索ワードをいれて参考になりそうなサイトを探すかわりに、Geminiと併用しながら、知りたい内容を自然文で尋ねるといった程度です。

 本書では、その程度の使い方から「第3章 ChatGPTを使って仕事や創作の作業を効率化しよう」「第4章 ChatGPTを使って成果物や生活の質を向上させよう」といった章立てで、無料版で対応できるもう少し進んだ使い方を紹介してくれています。

 ともかく、実際に入力する「プロンプト」と、それにより出力される「回答」が具体的に示されているので、まずはすぐChatGPTを使ってみることができます。

 どうして、そういう回答が出力されるのかといったAIの原理や仕組みについては、私のような素人にとって、いくら分かりやすく?解説されたとしても絶対に理解できませんから、こういったちょっと物足りない程度の「How To本」が身の丈にあっているようです。

 この手のツールは、ともかく触ってみるのが一番なので、その点では即活用できる手ごろな入門書ですね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする