OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary Business People

〔映画〕ダーティファイター

2023-03-16 10:10:24 | 映画

 
 1978年公開のクリント・イーストウッドの主演映画です。
 
 彼には珍しいコメディタッチの作品ですが、これはこれで悪くないですね。
 
 もちろん、こういったテイストの作品が “本流” というわけではないでしょう。ちょうど「ダーティハリー・シリーズ」が並行して作られていたころでもありますから、あくまでも彼の “演技の幅広さ” の顕れだと捉えるべきだと思います。 
 
 ちなみに作品としては、軽いドタバタコメディといった趣きの中にちょっと “寅さん” 的シーンもあって、思いのほか楽しめましたよ。

 

 

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ユタが愛した探偵 (内田 康夫)

2023-03-15 11:08:05 | 本と雑誌

 

 かなり以前に読んだ内田康夫さんの“浅見光彦シリーズ”ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。

 今回は、“沖縄”です。

 沖縄に初めて行ったのは学生の時、もう40年以上前、大阪南港から船中2泊の旅でした。さらに石垣島までも船旅でしたから、当時は“元気”でしたね。離島では「車は左、人は右」と書かれた看板が、色褪せてはいましたが、まだ残っていたころでした。

 その後社会人になって出張で訪れたのは那覇が多いのですが、いくつかの部署では沖縄でイベントを開催することもあったので恩納や万座のあたりにも足を伸ばしたことがあります。その行き帰りでは、この物語の中で浅見光彦が行き来した沖縄自動車道も何度も通っています。

 さて、この作品、ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、いつもの浅見光彦の推理のキレは見られませんでしたね。こういったところを見落とすのかと、正直ちょっと拍子抜けでした。
 陽一郎からの警告めいた忠告も別に回収されることもなく捨て置かれたり、始めの方に登場する伏線が結構かなり核心に近くてミエミエだったりとミステリーとしての構成的にもかなり雑な印象です。

 シリーズの中では、BマイナスからCといったところでしょうか・・・。

 

 

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〔映画〕もらとりあむタマ子

2023-03-14 11:17:29 | 映画

 
 2013年公開の日本映画。
 主演は前年にAKB48を卒業したばかりの前田敦子さんです。
 
 当時の上映時の話題はもちろんその“前田敦子さん”だったのだと思いますが、いい意味で軽く裏切られました。
 単なる話題作りに止まることなく、なかなか面白いキャラクタの役どころを、いい味を出して演じていましたね。プロットもよかったですし、演出も当たっていたのでしょう。
 
 ストーリーの方はあってないようなもので、映像や音楽も併せて“邦画のホームコメディ” ならではの緩いテイストです。
 
 で、こういう作品でも抜群の存在感を発揮するのが “富田靖子”さん。
 あの何とも言えない暖かさ、柔らかさは、フレームに登場するだけで一気に作品を浄化して良質の出来に仕上げてくれます。

 

 

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〔映画〕津軽百年食堂

2023-03-13 10:16:15 | 映画

 
 2011年公開の日本映画です。
 
 オリエンタルラジオの藤森慎吾さんと中田敦彦さんが出演しています。
 
 監督は大森一樹さん。大森監督といえば、私の場合、「ゴジラvsビオランテ」「ゴジラvsキングギドラ」といった “平成ゴジラVSシリーズ” がいの一番に頭に浮かびますが、いろいろなテイストの作品を撮っていますね。
 
 この作品は、一言でいえば “ホームドラマ” といったテイストです。
 あくの強いキャラクタは登場しませんし、苛烈なエピソードも起こりません。また「弘前」を舞台にした “ご当地映画” でもありますから、無難にまとめたとの感じです。
 
 コアな映画ファンにとっては物足りないといった評価でしょうね。私の印象も “極々、並” でした。

 

 

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限りある時間の使い方 (オリバー・バークマン)

2023-03-12 12:23:06 | 本と雑誌

 通勤で利用しているJR駅のエキソトにある書店で平積みになっていました。気になっていたのですが、いつもの図書館にも所蔵されていたのでさっそく借りて読んでみました。

 「時間管理」をテーマにしたHowToモノはよく見かけますし、最近では「コスパ(コストパフォーマンス)」と並んで「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉も一部で使われているようです。

 紹介文を読む限りでは、本書はちょっと切り口がユニークそうですね。私の興味を惹いたところから、2、3覚えに書き留めておきましょう。

 まずは、著者の議論のスタートとなる「時間管理」についての基本スタンスです。

(p56より引用) どんなに効率的にやっても、忙しさは終わらない。その事実を理解していれば、いつか平穏な日々がやってくるのではないかという非現実的な期待を持たなくてすむ。理想的な未来を待ちわびるかわりに、今の生活に平穏を見いだすことができる。

 “ひとつのことをやり終えたと思っても、すぐその余白はすぐ次のことが埋めてしまう”、そしてそういった現実に加えて “自分ができることには限界がある”ということを理解するのです。

 限界を意識すると、「将来」に期待する無意味さと「今」の大切さに気づきますね。

(p156より引用) 実際、人生のあらゆる瞬間はある意味で「最後の瞬間」だ。時は訪れては去っていき、僕たちの残り時間はどんどん少なくなる。この貴重な瞬間を、いつか先の時点のための踏み台としてぞんざいに扱うなんて、あまりにも愚かな行為ではないか。

(p159より引用) 人生の「本当の意味」が未来にあると信じることで、今この時を生きることから逃げているわけだ。

 “未来を夢見る”ことが全く無意味だとは思いませんが、それがために“今”を軽んじるのはある種“無責任”ですし、確かに目の前の現実からの“逃げ”であり、その“言い訳”とも言えます。

 本書を通じて説かれている著者の主張は、
「時間を効率的に使って、やるべきだと思うことを全てやろうとしても無理。目の前にある『次にすべきこと』『それしかできない』ことをやろう、すなわち“今、やれることをやろう”
ということのようです。

 そのアドバイスは直截的で首肯できるものです。ただ、そのことを伝えるのに本書の説明はあまりにも冗長です。ページを繰るごとに立論が深まっていくのではなく、同じところをぐるぐる回っているだけのような説明ぶりです。

 それこそ “タイパ(タイムパフォーマンス)”が悪い本でしたね・・・。

 

 

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〔映画〕六月燈の三姉妹

2023-03-11 08:16:47 | 映画

 
 2014年公開の日本映画です。タイトルはいい感じですね。
 
 中身は “ホンワカ系” のホームドラマで、物語にドラマチックなエピソードがあるわけではなく、それなりの波風程度で進んでいきます。
 
 こういう郷土色が強い作品の場合、キャスティングが難しいですね。
 
 今回も個々の役者の方々はみなさん魅力的なのですが、“鹿児島” という土地を舞台とした本作には、吹石一恵さんはちょっと都会的過ぎたようです。
 そのあたり物語のなかで「三姉妹」のキャラクタ説明がほとんどなかったので、仕方ないところもあったように思います・・・(あえてギャップを出していたのかもしれませんが、そのあたりの背景が描かれていなかったので)。
 
 あと、勿体なかったのが吉田羊さん。彼女の役にも何かエピソードを絡ませて欲しかった気がします。
 ちょっと残念です。

 

 

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〔映画〕ナイトホークス

2023-03-10 10:51:14 | 映画

 
 1981年制作のアメリカのアクション映画です。
 
 主演はシルヴェスター・スタローン、40年以上前なのですが、ともかく“不変”です。
 
 観たところで結果は分かっているので、もう観るのはやめようと思うのですが、「ひょっとすると・・・」と期待しては、やはりず~っと裏切られ続けています。ともかく “究極のワンパターン・キャラ” ですね。
 
 もちろん、それは彼だけのせいではなく、モチーフ、脚本、演出・・・それぞれが揃いも揃ってこういうテイストだということでしょう。
 
 リンゼイ・ワグナーも、テレビシリーズ「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」で人気を博していた直後の出演なのですが、登場シーンも少なく、今ひとつ存在感のない役どころでしたね。
 こちらも、なんとも残念です・・・。

 

 

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見立て日本 (松岡 正剛)

2023-03-09 09:44:21 | 本と雑誌

 いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。

 松岡正剛さんの著作は久しぶりです。
 もともとは10年ほど前の週刊誌への連載記事の再録ですが、それをベースに現在までの小文を大幅に追加したものとのことです。正剛さんが切り出したキーワードと写真(撮影:太田真三さん)とのシナジーが楽しみで手に取ってみました。

 さっそく、その中身ですが、冒頭記したように「週刊ポスト」の連載なので“文章”は軽めのエッセイ・テイストで、いつもの “編集をコンセプトにした論考” とはかなり趣きは異なっていましたね。とはいえ、その中でも、ちょっと“正剛”色の出ていると感じたところをいくつか書き留めておきます。

 まずは、「苗代」がテーマの小文から。

(p222より引用) ここには独特の日本流の方式がある。グローバル・スタンダードなシーズ(材料)やコード(方法)を海外から取り入れても、それをいったん日本の風土や仕組みの中で選別編集し、そのうえで優秀な農産物や工業製品にしていくという方式だ。そこには「育む」という方法が生きている。

  このあたりの言いぶりは、妙に心地よく響いてしまいます。

 もうひとつ、「纏う」と題する一文から。

(p403より引用) 半纏が男の意気地だとすると、女の意気地はイキジと読んで、襦袢や半襟や染め柄で勝負した。これが「粋」である。男女を問わず、こうした意気地にピンとくる者たちは「通」、わからんちんは「野暮」だった。
 何にせよ、江戸っ子では逃げ腰やわからんちんが嫌われる。二ツ返事で正念場を引く受けるのが「勇」(いさみ)だったのである。

 こういった「語句(コンセプトワード?)」の出自をテンポよく語るくだりも “セイゴオ節” ですね。

 ただ、読み終わってみて、どうでしょう。この本、ちょっと私には合いませんでした。
 チャレンジングな企画だとは思いますが、「日めくりカレンダー」のようなパラパラと乾いた感じがして、一枚一枚の写真を受け止めてそれに呼応する正剛さんの感性を味わうだけの力量が私にはなかったようです。残念。

 

 

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〔映画〕ザ・ローリング・ストーンズ/レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー

2023-03-08 11:25:41 | 映画

 
 1983年公開のアメリカ映画です。
 
 「ローリング・ストーンズ」による1981年のアメリカ・ツアーの様子を収録した“音楽ドキュメンタリー”とのことですが、正直なところ、単なる「ミュージック・ビデオ」といった印象でした。
 
 ツアーに至るまでの様子やコンサートの舞台裏、ミック・ジャガーやキース・リチャーズ等メンバーの素顔等々、ステージでは見えないところを描いたシーンが含まれているものと期待していたのですが、そういったコンテンツは全くありませんでした。
 
 これでは、ミュージックビデオを劇場の大画面で写しただけの作品だと言わざるを得ないでしょう。とにかく残念です。

 

 

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〔映画〕「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択

2023-03-07 10:04:06 | 映画

 
 「宇宙戦艦ヤマト2199 & 2202」をもとにリビルドした2021年公開の作品です。
 
 私にとっての “宇宙戦艦ヤマト” は、1974年に始まるテレビアニメにはじまり、1978年に公開された劇場映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」までなので、このリメイク版にはそれほどの思い入れはありません。
 
 ただ、そうはいっても “宇宙戦艦ヤマト” という傑作に対しては特別の思いは抱いています。
 正直、個々のキャラクタやその人間関係、あるいはそれぞれの信ずるところ、それらに表われる製作者の方々の思想や信念等々については、首肯できるものもあれば、どうにも受け入れ難いと感じるところもあるというのが事実ですが・・・。
 
 とはいえ、この “宇宙戦艦ヤマト” という強烈なモチーフと雄大な作品構成そのものの魅力、そしてその後のアニメーションに及ぼした影響には計り知れないものがありますね。
 
 先日、松本零士さんがお亡くなりになりました。ひとつの大きな時代を築かれた方でした。
 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

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化生の海 (内田 康夫)

2023-03-06 10:21:30 | 本と雑誌

 かなり以前に読んだ内田康夫さん“浅見光彦シリーズ”ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。

 今回は、都道府県レベルですが、ひとつの作品で3ヵ所をカバーしています。“北海道” “石川・福井” “福岡”  です。

 いずれの地も都道府県としては出張で何度も訪れていますが、残念ながら作品の具体的な舞台はピンポイントで私が訪れた所ではありませんでした。余市の「ニッカウヰスキー余市工場」はプライベートで何度か見学に行ったことがあるくらいですね。

(p21より引用) ウイスキーの工場は広大な敷地の中に蒸留棟や貯蔵庫などの建物が十数棟建っている。正門を入ると左手に受付があり、あらかじめ見学を申し入れておくと、ここから先をガイドの女性が案内する。

 さて、この作品ですが、ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、久しぶりに “オーソドックスなしっかりした出来映え” だったように思いました。
 “旅情ミステリー” に相応しく舞台となった場所の描写も精緻で内田さんの拘りが伝わってきますし、登場人物もそれぞれにメリハリがあって魅力的でした。そして、ラストもお決まりの “浅見光彦の黙認パターン” 。

 この作品は“浅見光彦シリーズ”の中でも結構最後に近いものですが、“一本芯の通ったワンパターン” の存在感を誇示しているように思いました。

 

 

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〔映画〕クーリエ:最高機密の運び屋

2023-03-05 14:48:59 | 映画

 
 2020年公開のイギリスのサスペンス映画です。
 
 モチーフが米ソ冷戦期の諜報戦ですから、スリリングな展開であるのは当然です。なので、特徴を出していくにはどういった切り口を使って魅せるかがポイントになります。
 
 本作では、主人公二人の間に築かれる “信頼関係の描写” がそれにあたるのでしょう。
 
 その点では、その二人を演じたベネディクト・カンバーバッチとメラーブ・ニニッゼが見事だったと思います。それに加え、ウィンを操るCIA職員を演じたレイチェル・ブロズナハンとウィンの妻役のジェシー・バックリーのコントラストも見せ場でしたね。
 
 期待どおりの出来映えで見応えのある作品でした。

 

 

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〔映画〕ペイン・アンド・グローリー

2023-03-04 18:34:19 | 映画

 
 2019年公開のスペイン映画です。
 
 アントニオ・バンデラスとペネロペ・クルスという “如何にもスペイン” という分かりやすいキャスティングです。
 
 とはいえ、この映画でのアントニオ・バンデラスはとても抑制された演技で、かえってそれが印象的でした。ペネロペ・クルスもよかったですが、彼女の場合は役柄のわりにはやはり一抹の艶やかさが残りますね。
 
 物語は、監督・脚本のペドロ・アルモドバルの自伝的なものとのこと、回想と現在とを交錯させるシーン構成が巧みで、とても見応えのある出来栄えだったと思います。
 
 ラスト近くの “水彩画” のシーンは特に心に響きました。

 

 

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誰が国家を殺すのか 日本人へV (塩野 七生)

2023-03-03 15:35:11 | 本と雑誌

 いつも利用している図書館の新着本リストで目に付いた本です。

 塩野七生さんの著作は、代表作「ローマ人の物語」をはじめ、この「日本人へ」と副題がつけられているシリーズも「リーダー篇」「国家と歴史篇」「危機からの脱出篇」「逆襲される文明」と読み続けています。

 ということで当然のごとく本書も手に取ったというわけです。タイトルは編集者のセンスでもあるのでかなり刺激的なものですが、内容は塩野さんの感性で綴ったエッセイです。

 予想どおり興味を惹いたところは数多くありましたが、その中から特に印象に残ったところをひとつ書き留めておきます。

 “衆愚政”に陥りつつある今日の政治。これはイタリアもそうですし日本もそうですが、この状況に対し「女性や若者を制度的に一定割合登用せよ」という処方箋を示している塩野さんが、とはいえこの点には注意せよと指摘しているくだりです。

(p81より引用) ただし、次の二つは忘れないでもらいたい。
 第一は、全員のためを考えていては一人のためにもならないという、人間性の真実
 第二は、全員平等という立派な理念を守りたい一心こそがかえって、民主政の危機という名で、民主政からポピュリズムに堕す主因になっているという歴史の真実である。

 このあたりの言い回しは、いかにも“塩野さん流”ですね。

 さて、本書を読んでの感想ですが、エッセイで扱っている材料のかなりの部分が「現在のイタリアの政治状況」であることもあり、今ひとつ馴染めないところがありました。

 「誰が国家を殺すのか」という本書のタイトルからすると、確かに相応しい内容なのだとは思いますが、私としては、正直なところかなりの物足りなさが残りましたね。塩野さんの本にしては珍しいことです・・・。

 

 

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〔映画〕恋するモテない小説家

2023-03-02 08:19:15 | 映画

 
 2017年公開のアメリカのロマンティック・コメディ映画です。
 
 変わったタイトルですが、原題は “We Love You, Sally Carmichael!” 。これも実際、作品を見てみないとピンときません。
 
 で、作品の方ですが、野次馬やお騒がせ屋の賑やかしといったお飾りのアクシデントを織り込みつつ、ラブコメお決まりの “起・承・転・結” に忠実なストーリー展開で “可もなく不可もなし”という無難な出来栄えに仕上げています。
 
 主人公カップルを演じた役者さんもビッグネームではありませんでしたが、とても好感の持てるキャラクタで良かったですね。
 
 こういったあっさりとした「ライト・コメディ?」は、私は結構好きなのです。

 

 

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