おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

甲府であの鳥もつ煮を堪能

2010年11月05日 | 和食


 2010年B-1グランプリで優勝した事をきっかけに、一躍脚光を浴びた山梨県甲府市に到着。せっかく甲府に来たのだから、あのB-1グランプリに輝いた鳥もつ煮を食べてみることにしました。そもそも鳥もつ煮は、甲府お蕎麦屋さんが考案したらしい。となれば是非お蕎麦屋鳥もつ煮を食べたてみたい。
  甲府駅南口周辺を歩いて、お蕎麦屋を探しました。さすがブームということもあり、「鳥もつ煮あります」の貼り紙を目にしますが、お蕎麦屋ではなく居酒屋が多いですね。でもやっぱりお蕎麦屋さんの鳥もつ煮が食べたいので、もう少し足をのばして探してみることにします。
  山梨県庁の近くに、錦町通りという路地があります。その突き当たりに、老舗風のお蕎麦屋の灯りが見えます。お店の名前はそば処奥義さん。大々的に幟はありませんが、表には「鳥もつ煮」の文字がありました。やっとお店みつけた喜びと、早く鳥もつ煮を食べたい気持ちで、躊躇なしに入り口の暖簾をくぐりました。中は座敷があるこじんまりとしたお店ですで、高い所にテレビが置いてあり、お客さんみんながそれに注目している、そんな昔ながらのお蕎麦屋さんです。
  さて注文は何にしようか?勿論鳥もつ煮を食べるわけですが、それだけ単品というのも申し訳なく思います。そこでメインとなるものを何か注文することにします。メニューにそば定食という物があり、それに鳥もつ煮が付きますが、1700円はちょっと予算オーバーです。だって本当の目的は鳥もつ煮ですから・・・。ともあれ夕食も兼ねて、無難に親子丼を注文しました。たぶんお蕎麦屋さんの親子丼は美味しはず。それにしても親子丼を食べるのは何年ぶりでしょう?僕にとって丼物といったら、いつもカツ丼を真っ先に頼んでしまいます。ちなみに通常の大きさの500円ではなく、ミニ鳥もつ煮300円を注文しました。
  ボーとテレビで流れている山梨県のニュースを観ていると、来ましたよ親子丼鳥もつ煮の鳥ずくしメニューが。照りのある鳥もつ煮も美味しそうだし、親子丼も凄く美味しそう。では早速たべてみましょう。まずはたくあんから・・おいおい。演出でなくマジてたくあんを食べる僕!つい箸でつまんでしまいました。そして親子丼に箸を入れ、やわらかいたまごごはんを口の中に入れました。作りたての為いい具合に熱く、口の中でたまごごはんが右往左往してます。うん!お蕎麦屋さんの親子丼は、出汁がきいた薄味で凄く美味。
 お待たせしました。続いて待望の鳥もつ煮です。親子丼を頼むということで、あえてミニにしましたが、このくらいの料で丁度良かったかも。それを箸で一つつまみ口の中に入れると、甘じょっぱいタレが鳥もつにからみ、砂肝のコリッとした食感も手伝い、凄くいい味でおいしい。決して斬新ではなく、食べた事のあるような味なんだけど、これはいけますね。それに親子丼が薄味なので、鳥もつ煮の味がより引き立ちます。鳥もつ自体も砂肝レバーがゴチャゴチャに入っていて、個々に違う食感が楽しめます。そして産み出される前の卵のきんかんをパクり。味も濃くないので、まだまだ食べられますが、ご飯にはこのくらいで丁度よかったです。
  こちらのそば処奥義さんには鳥もつ煮の丼はありませんが、鳥もつ煮丼にすると凄くおいしいかも。



 

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