ご当地グルメで町を活性化しようと始まったB級グルメブーム。そのB級グルメの最優秀を競う、B級ご当地グルメの祭典!Bー1グランプリが開催されています。今年で第4回になるB-1グランプリですが、その大会で秋田県の横手焼きそばが見事優勝しまた。折角秋田県に来たのだから、グランプリに輝いた横手焼きそばを食べないわけにはいきません。
という事で、横手焼きそばの生地、横手市に来ました。駅の構内に横手焼きそばマップがあり、そこには横手焼きそばのお店が40店くらい載ってました。これだけ町が一致団結して盛り上げているので、B-1グランプリ優勝するだけの事はあります。そこでどこの店にするかを決める訳ですが、お店が広い範囲にあり、沢山のお店に行くのは困難です。そこで横手駅から一番近いお店に行くことにしました。
駅のロータリーのすぐ側に、「食い道楽 横手駅前支店」というお店が有ります。お店の間口が小さく、一見居酒屋さんのようですが、近くに行くとまさしく居酒屋さんでした。町を活性化する為の横手焼きそばは、レストランやホテル・喫茶店・焼肉屋さんなど、横手市の多くの飲食店が基本を忠実にその店独特の焼きそばを作っています。だから居酒屋さんに横手焼きそばが有っても、なんの不思議はないのです。
外から店内が見えないので、お店の扉を開けるのにちょっと勇気が要ります。そこは無の気持ちで扉をガラガラ・・・すると僕の目の前にもう一枚扉が!今の僕の状況は、食い道楽 横手駅前支店さんの入り口の扉と扉の間にはさまった状態です。進むも戻るも、もう一度扉を開ける必要があります。ここまで来たら、前に進むのみです。店内の入ると、カウンターと奥に座敷があるこじんまりとしたお店です。僕はカウンターに座り、横手焼きそばを注文。店内では数人の女性スタッフが働いており、秋田弁がにぎやかに飛び交っていました。すぐ目の前にある厨房では、僕の横手焼きそばがジュ―ジュ―と音をたてて焼かれています。何でしょうね、この待っている間の期待感は。
いつしかジュ―ジュ―音が消え、奥をぐるりと回って横手焼きそばが運ばれて来ました。目も前に置かれた横手焼きそばを、撮影許可をもらい一枚カシャ。そして待望の横手焼きそばに箸を入れると、僕がいつも食べている焼きそばの麺とは違います。細い縮れた中華麺とは違い、若干太めのまっすぐな麺ですが、これは何の麺なのでしょうね?その麺とキャベツと挽肉が一緒に焼かれています。そして横手焼きそばの特徴でもある目玉焼きが、熱々の焼きそばの上にのってます。そして焼きそばといえば紅ショウガが定番ですが、横手焼きそばは福神漬けが添えられていました。
最初は麺のみ食べてみました。若干太めの麺は意外に食べやすく、味もそれ程しょっぱくなくて美味しい。上にのっている目玉焼きの黄みを割り、流れ落ちた黄みと一緒に食べると、これまた黄みのとろみと麺がからまって美味。合間合間で口にする福神漬けが、焼きそばの新たな美味しさを感じさせてくれます。
横手市内にある数多くの横手焼きそばのお店の中で、ここ食い道楽 横手駅前支店さんは、2008年・2009年横手焼きそば四天王に選ばれています。その横手焼きそばが500円は安いと思います。
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