たい焼きを探しに、茨城県笠間市 に来ました。
茨城県笠間市は、県庁所在地のある水戸市の西隣に位置しています。「日本三大稲荷は何か」と問われると、伏見稲荷大社を筆頭に、豊川稲荷・笠間稲荷神社の名前があげられます。ただこれも定説ではなく、伏見稲荷大社以外の2つの稲荷は、自ら日本三大稲荷と名乗っていないようです。その笠間稲荷神社がある笠間市は、最近は栗の産地としても名前があげられています。
今回はその笠間市のたい焼き屋さんです。
常磐自動車道の岩間インターチェンジを左に出て、国道6号線方向に進みます。そして左角にローソンがある交差点を左折します。この通りは会社や工場が多く、お店があるような感じではありません。しばらく進むと、通りの右に木造風の建物が現れます。ココが目的のたい焼き屋です。
お店の名前は おぬまや さんといい、2021年11月にオープンしたので、今月で2周年になります。駐車場は広いし、車で訪店がベストですね。僕が訪れたのは平日の午後だったので、来客者の車は3台ほどでした。
お店の中に入ると、外観と同様に木材が使われていて、あたたかい雰囲気があります。そして窓際に置かれた1枚板の長椅子が、何かしらのこだわりを感じました。
ではたい焼きを注文しましょう。まずはカウンターに置かれた用紙に、名前とたい焼きの数を記入します。僕は1匹ですが、まとめ買いをする方が結構いるのでしょうね?
用紙に記入して待っていると、カタ・カタという音が! そうココ おぬまやさんは、一丁焼きの天然物のたい焼きです。おじさんが入り口の所で焼いていて、焼きコテを返す音が高い天井に反響していました。お店造りもそうですが、たい焼きにもこだわりを感じます。
しばらくすると、僕のたい焼きが出来上がりました。お品だしはお姉さま方が担当です。その間もおじさんが、せっせと焼きコテを転がしていました。その音を耳にしながら、お店を出ました。
駐車場に戻り、 おぬまやさんの一丁焼きのたい焼きを食べる事に。やはり焼き立ては熱い。そのたい焼きの頭をがぶりとかじると、パリッとした生地はまさしく天然物。そして薄い生地の中に、あんこがたっぷり入っています。この粒あんのあんこも熱くて、ちびちび食べるしかありません。そのおかげで、あんこをじっくり味わえる事ができます。
そしてたい焼きの尻尾の所に「央」の文字がありますが、写真ではちょっとわかりにくいので、青いペイントで補正しました。これも おぬまやさん のこだわりですね?
おぬまやさんのあんこは自家製のようで、お店のカウンターに、パック詰めの「安居のあんこ」として売られていました。安居(あご)って、このお店の住所が笠間市安居という事から、この商品名になったのでしょうか?
おぬまやさんのあんこを食べて感じた事は、甘く小豆の味わいは勿論ですが、舌元というか喉(のど)に「ううっ」とくる物?があります。時々このようなあんこに出会いますが、昔ながらの作り方のあんこによくあります。でも味覚って舌先で感じるので、違うものでしょうね。僕はこの感覚を、「あんこの甘さが重い」と表現しています。
おぬまやさんの自家製あんこは、水分が少なく甘くておいしいですね。確かに安居のあんこを、購入する理由がわかります。
おぬまやさんの駐車場の横に、栗の木がありました。他の農家さんの物ですが、やはり笠間市は栗の産地ですね。記念に写真を撮ってみました。
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