3時半頃に高尾山口に到着する。今年は同じチーム内でもスタート時刻がバラバラという奇妙なスタート編成となっており、4時45分スタートの私とオガさんは出走準備に追われる。スタートも他のチームのチームの人たちと一緒。逆に慌ただしすぎて画像を撮ったり、緊張を楽しむ余裕もなかった。気温は16度ぐらいか、やや肌寒いという感じ。それでも服装は夏仕様、クールアンダー、UV防止アームカバー等のを身につける。そしてバイクはANCHOR・RHM9に79DURAパーツ、クランクは急遽取り寄せた50T-34TのFC7950を装着。ホイールはもう何年も使っているWH7800を使う事にした。さてスタートの4時45分。日の出が早い時期ではあるが、まだ薄暗い。係の人が「早朝なので静かに行きましょう。では皆さん行ってください」という「案内」でスタートとなり、何となく戸惑い気味な感覚で走り出したのであった。
高尾山口の駅を右に曲がると大弛峠。登りが始まる。同時スタートの人たちと1列集団で行くが、それも5分もしないで崩れる。ここではあまり頑張らない。マイペースで行く。80回転キープ。中盤でフロントをインナーに入れる。序盤からあまり重いギヤを踏まないことを心がけた。相模湖を過ぎたあたりでだいぶ明るくなる。早朝なので車も少なく走りやすい。あとは松本まで国道20号を淡々と走るコース。藤野→上野原→大月といつの間にか神奈川も過ぎて山梨県に入っている。藤野の市内付近から、脚の合う人3人ぐらいの小集団が出来る。牽いたり牽かれたりしながら走る。しかし笹子CPまでの第一区間は細かなUPダウンが多いのだ。上り坂ではフロントをインナーにして回転を上げる。見栄を張らずにインナーギヤ、ローギヤを遠慮無く使う。アウター縛りで走っていた昨年までの走りと大きく違うところだ。でも良いペースで走れているぞ。先にスタートした人たちをずいぶん追いこした。1時間59分で笹子CP到着。おっ、過去最高のタイムじゃないか?。(画像は笹子CPで。アンカーS籐さん撮影)。
笹子CPではバナナ1本、ポカリをコップ2杯、梅干し3個、チョコなどの補給を頂き、約5分ほどで出発。笹子トンネルを抜けて山梨の勝沼をめがけダウンヒル。最高速57キロで降下。車が少ないので良い感じ。石和の20号バイパスも42キロぐらいで走れる。ここでもまた脚の合う何人かと暗黙了解の小集団が出来る。幸いにも強い人が多かったようでガンガン引っ張ってくれる。助かった。甲府市内で少し車が多くなるが、大渋滞をしている感じもなかった。20人ぐらいまでの大集団まで追いこして行く。天候は曇り~晴れのまだ暑くもなく寒くなくと言った感じだ。アルプスや八ヶ岳にまだ雪がかぶっているのが見える。ここらはまだ無風状態で脚が良く回る。「今日は最高だね!」と信号で止まったとき他の参加者と雑談しながら楽しく走れた。笹子から1時間40分で第2CPの韮崎到着。
韮崎CPではおにぎり2個、いなり1個、バナナ、チョコなど補給。ここでも5分ぐらい過ごして出発。少し先にコンビニがあるので、そこで飲み物の注ぎ足しとトイレ。そして再び走行開始。ここから先は富士見峠を目指し徐々に登って行くコースだ。しかし今までの平穏な状況から少し様相が変わって来た。風が出てきたぞ。しかも結構強い。しかも向かい風だ。信州の山から下りてきた、やや冷たい北西の風だ。登りと向かい風、今までの快調ペースから一転、苦しい走りがここから始まった。しかもここからは単独走となった。とにかく軽いギヤを惜しみなく使い80回転を極力維持。心拍は上がるが脚への負担は少なくて済む。陽も高くなり気温も少し上がる。何人かの参加者を追いこすが皆苦しんでいる。韮崎からわずか20キロ、そこを1時間がかりでようやく富士見峠の山頂に着いた。あとは茅野まで下り、コースは平地の諏訪湖の周りを走る。この辺もまだ向かい風。でも意外と脚が回り32キロ位をキープ出来た。(画像は山梨県白州のサントリーウイスキーの工場前)
岡谷から塩尻峠の登りをやり過ごし、第3CP塩尻の小坂田公園に到着。全体的にスタートが早かったせいか、まだあまり人がいなかった。補給のおにぎり2、お稲荷さん2個補給、チーム「ねこばば」さんが用意してくれたコーラも頂き、約5分ほどでスタート。松本市内で国道20号線は終点となり、次は19号線を北に向かって走る。国道の終点の標識、ちゃんと終点と明記されている。日本で一箇所しかない標識ですね。松本市内は流石に車は多い。気を付けながら車の脇を走り抜ける。前を走っていたトライアスリートらしき人に追いつき二人で先頭を替わりながら走る。この辺ではまだ30キロ位出せていたが、豊科市で県道51号線を左折してからはもろに強い向かい風。速度はさらに低下、坂を走っているのと同じ状態。途中の池田町で道の駅を発見。ボトルの水分補充のため牽いてくれた走者に礼を言い、ここで約10分休憩する。
この道の駅を出て、すぐ前を1人で走っていた「なるしま」の選手と合流する。相変わらずの強い向かい風、この選手もかなりばてていた。「なるしま」にはかってARAIで走っていたO西君がいるので、彼のことを聞いてみた所良くご存じとのことだった。彼の噂をしながら二人で共闘してこの向かい風を乗り切る。速度はさらに低下し20キロ出るかでないか…。道路標識はそろそろ糸魚川までの距離表示も出てくる。大町19キロ、白馬30キロ、糸魚川92キロとか…、この風なかでは気が遠くなる。大町を過ぎると白馬に向けて再び上り坂がある。木崎湖、青木湖と左手にはアルプスの山々の良い景色が見えるのだが、楽しんでいるゆとり無く淡々と走る。ギヤを目一杯軽くして回転を上げたらまだ少し加速出来た。白馬村に入ると高原地帯でやや平らな部分が出てくる。白馬CPまで10キロ切った。頑張って脚を回した。白馬駅前のAコープに設置されたCPに到着。でもここもそれほど人はいなかった。お稲荷さんをひとつ頂き、約2分ほどの停車で始発。特に知り合いもいなく話し相手もいなかったので、長居してもしょうがない。さっさと行こう。
しかしまだ風は強い、画像の旗を見て頂ければわかるように元気になびいている。白馬CPを出てしばらくすると1人の女子選手に追いつく。なんとかの有名なマリアローザのM.T女史選手。同時刻のスタートだったのですね。流石に速いです。なんとこの方と共闘して走ることになるとは…。「なんとか11時間は切りましょうね」と励ましていただきました。栂池の辺りから下りになります。でも風のおかげで踏んでいかないと押し戻されそうな状態。ここから先はいくつかのトンネルの中を走る。暗くて怖いけど、なんとか飛ばす。アウタートップを目一杯踏む。多分50キロぐらい出ていたかな?。このスチュエーションだとフロントアウターは52Tが欲しい!。道の駅小谷通過。もう必死になって踏む踏む踏む。下りでもゲロ吐きそうなぐらい踏む。RHM9は本当に下りの安定性がいい。
新潟県に突入したのは15時10分ぐらいか?。ゴールのホテル糸魚川まで20キロぐらい。頑張って踏んでいこう。最後のスノーシェルターを出ると景色も開け平地となる。しかしまだ風が強い。平地になると一気に速度低下。下ハン持って無我夢中で脚回す。もう300キロ近く走っているのにまだ脚元気だ。40キロは出なかったけど35キロは出ていた。お疲れ様!ホテル糸魚川到着15時38分でした。走行時間は10時間53分でした。この時点で到着した選手は40名ぐらいで、ホテル前の広場はまだ閑散としてました。サポートのS籐さんにTELで到着の報告。他のARAIのメンバーは、現在大町~白馬を走行中とのことだった。
ARAIのメンバーの到着までまだ時間が有りそうなので、お先に部屋に入り温泉に先に浸かりくつろがせて頂きました。その後外に出て他の選手を出迎えです。17時頃には皆さん到着です。どうもお疲れ様でした。他の選手も強い向かい風にやられヘロヘロです。流石に韮崎からの向かい風区間は長かった。(画像は糸魚川到着直後のS籐選手、S田選手)
さて公式リザルトが手元に届きビックリです。走行時間は10時間53分、Ave26.76キロ。総合順位は30位でした(完走397名)。昨年が87位だったので大きくジャンプUP。この強い向かい風の影響で多くの選手が走行に難儀した模様です。また各区間の平均速度も出ていまして笹子までAve29キロ、笹子→韮崎間も29キロでした。そして白馬→糸魚川間は33キロも出てました。まあこれは休憩時間が短かったので正確な走行Aveではないですが。やはり休憩を短めにするとずいぶん違いが出るようですね。
残念ながら今年はスタート時間が別々だったので、他のARAIの皆さんと走ることが出来ませんでした。でも皆さんお疲れ様でした。また応援してくれた皆さん、ありがとうございました。
高尾山口の駅を右に曲がると大弛峠。登りが始まる。同時スタートの人たちと1列集団で行くが、それも5分もしないで崩れる。ここではあまり頑張らない。マイペースで行く。80回転キープ。中盤でフロントをインナーに入れる。序盤からあまり重いギヤを踏まないことを心がけた。相模湖を過ぎたあたりでだいぶ明るくなる。早朝なので車も少なく走りやすい。あとは松本まで国道20号を淡々と走るコース。藤野→上野原→大月といつの間にか神奈川も過ぎて山梨県に入っている。藤野の市内付近から、脚の合う人3人ぐらいの小集団が出来る。牽いたり牽かれたりしながら走る。しかし笹子CPまでの第一区間は細かなUPダウンが多いのだ。上り坂ではフロントをインナーにして回転を上げる。見栄を張らずにインナーギヤ、ローギヤを遠慮無く使う。アウター縛りで走っていた昨年までの走りと大きく違うところだ。でも良いペースで走れているぞ。先にスタートした人たちをずいぶん追いこした。1時間59分で笹子CP到着。おっ、過去最高のタイムじゃないか?。(画像は笹子CPで。アンカーS籐さん撮影)。
笹子CPではバナナ1本、ポカリをコップ2杯、梅干し3個、チョコなどの補給を頂き、約5分ほどで出発。笹子トンネルを抜けて山梨の勝沼をめがけダウンヒル。最高速57キロで降下。車が少ないので良い感じ。石和の20号バイパスも42キロぐらいで走れる。ここでもまた脚の合う何人かと暗黙了解の小集団が出来る。幸いにも強い人が多かったようでガンガン引っ張ってくれる。助かった。甲府市内で少し車が多くなるが、大渋滞をしている感じもなかった。20人ぐらいまでの大集団まで追いこして行く。天候は曇り~晴れのまだ暑くもなく寒くなくと言った感じだ。アルプスや八ヶ岳にまだ雪がかぶっているのが見える。ここらはまだ無風状態で脚が良く回る。「今日は最高だね!」と信号で止まったとき他の参加者と雑談しながら楽しく走れた。笹子から1時間40分で第2CPの韮崎到着。
韮崎CPではおにぎり2個、いなり1個、バナナ、チョコなど補給。ここでも5分ぐらい過ごして出発。少し先にコンビニがあるので、そこで飲み物の注ぎ足しとトイレ。そして再び走行開始。ここから先は富士見峠を目指し徐々に登って行くコースだ。しかし今までの平穏な状況から少し様相が変わって来た。風が出てきたぞ。しかも結構強い。しかも向かい風だ。信州の山から下りてきた、やや冷たい北西の風だ。登りと向かい風、今までの快調ペースから一転、苦しい走りがここから始まった。しかもここからは単独走となった。とにかく軽いギヤを惜しみなく使い80回転を極力維持。心拍は上がるが脚への負担は少なくて済む。陽も高くなり気温も少し上がる。何人かの参加者を追いこすが皆苦しんでいる。韮崎からわずか20キロ、そこを1時間がかりでようやく富士見峠の山頂に着いた。あとは茅野まで下り、コースは平地の諏訪湖の周りを走る。この辺もまだ向かい風。でも意外と脚が回り32キロ位をキープ出来た。(画像は山梨県白州のサントリーウイスキーの工場前)
岡谷から塩尻峠の登りをやり過ごし、第3CP塩尻の小坂田公園に到着。全体的にスタートが早かったせいか、まだあまり人がいなかった。補給のおにぎり2、お稲荷さん2個補給、チーム「ねこばば」さんが用意してくれたコーラも頂き、約5分ほどでスタート。松本市内で国道20号線は終点となり、次は19号線を北に向かって走る。国道の終点の標識、ちゃんと終点と明記されている。日本で一箇所しかない標識ですね。松本市内は流石に車は多い。気を付けながら車の脇を走り抜ける。前を走っていたトライアスリートらしき人に追いつき二人で先頭を替わりながら走る。この辺ではまだ30キロ位出せていたが、豊科市で県道51号線を左折してからはもろに強い向かい風。速度はさらに低下、坂を走っているのと同じ状態。途中の池田町で道の駅を発見。ボトルの水分補充のため牽いてくれた走者に礼を言い、ここで約10分休憩する。
この道の駅を出て、すぐ前を1人で走っていた「なるしま」の選手と合流する。相変わらずの強い向かい風、この選手もかなりばてていた。「なるしま」にはかってARAIで走っていたO西君がいるので、彼のことを聞いてみた所良くご存じとのことだった。彼の噂をしながら二人で共闘してこの向かい風を乗り切る。速度はさらに低下し20キロ出るかでないか…。道路標識はそろそろ糸魚川までの距離表示も出てくる。大町19キロ、白馬30キロ、糸魚川92キロとか…、この風なかでは気が遠くなる。大町を過ぎると白馬に向けて再び上り坂がある。木崎湖、青木湖と左手にはアルプスの山々の良い景色が見えるのだが、楽しんでいるゆとり無く淡々と走る。ギヤを目一杯軽くして回転を上げたらまだ少し加速出来た。白馬村に入ると高原地帯でやや平らな部分が出てくる。白馬CPまで10キロ切った。頑張って脚を回した。白馬駅前のAコープに設置されたCPに到着。でもここもそれほど人はいなかった。お稲荷さんをひとつ頂き、約2分ほどの停車で始発。特に知り合いもいなく話し相手もいなかったので、長居してもしょうがない。さっさと行こう。
しかしまだ風は強い、画像の旗を見て頂ければわかるように元気になびいている。白馬CPを出てしばらくすると1人の女子選手に追いつく。なんとかの有名なマリアローザのM.T女史選手。同時刻のスタートだったのですね。流石に速いです。なんとこの方と共闘して走ることになるとは…。「なんとか11時間は切りましょうね」と励ましていただきました。栂池の辺りから下りになります。でも風のおかげで踏んでいかないと押し戻されそうな状態。ここから先はいくつかのトンネルの中を走る。暗くて怖いけど、なんとか飛ばす。アウタートップを目一杯踏む。多分50キロぐらい出ていたかな?。このスチュエーションだとフロントアウターは52Tが欲しい!。道の駅小谷通過。もう必死になって踏む踏む踏む。下りでもゲロ吐きそうなぐらい踏む。RHM9は本当に下りの安定性がいい。
新潟県に突入したのは15時10分ぐらいか?。ゴールのホテル糸魚川まで20キロぐらい。頑張って踏んでいこう。最後のスノーシェルターを出ると景色も開け平地となる。しかしまだ風が強い。平地になると一気に速度低下。下ハン持って無我夢中で脚回す。もう300キロ近く走っているのにまだ脚元気だ。40キロは出なかったけど35キロは出ていた。お疲れ様!ホテル糸魚川到着15時38分でした。走行時間は10時間53分でした。この時点で到着した選手は40名ぐらいで、ホテル前の広場はまだ閑散としてました。サポートのS籐さんにTELで到着の報告。他のARAIのメンバーは、現在大町~白馬を走行中とのことだった。
ARAIのメンバーの到着までまだ時間が有りそうなので、お先に部屋に入り温泉に先に浸かりくつろがせて頂きました。その後外に出て他の選手を出迎えです。17時頃には皆さん到着です。どうもお疲れ様でした。他の選手も強い向かい風にやられヘロヘロです。流石に韮崎からの向かい風区間は長かった。(画像は糸魚川到着直後のS籐選手、S田選手)
さて公式リザルトが手元に届きビックリです。走行時間は10時間53分、Ave26.76キロ。総合順位は30位でした(完走397名)。昨年が87位だったので大きくジャンプUP。この強い向かい風の影響で多くの選手が走行に難儀した模様です。また各区間の平均速度も出ていまして笹子までAve29キロ、笹子→韮崎間も29キロでした。そして白馬→糸魚川間は33キロも出てました。まあこれは休憩時間が短かったので正確な走行Aveではないですが。やはり休憩を短めにするとずいぶん違いが出るようですね。
残念ながら今年はスタート時間が別々だったので、他のARAIの皆さんと走ることが出来ませんでした。でも皆さんお疲れ様でした。また応援してくれた皆さん、ありがとうございました。