今日は、大好きな金物の新作発表会。
金物のカタログは、私に取ってヨダレもの(←表現が美しくなくてごめんなさい)
次々とアイデァが湧く宝庫でもある。
これを使ったら面白い家具が出来そう。とか、建具のディテールを考えるのにも多いに役立つ。
が、しかし、いかんせんお値段も高い。
実現しなかったディテールも数しれず。
でもね。考えている時が幸せなので良しとしよう。次に活かそう。と開き直っています。
10年越しで欲しい金物があり、今日はモーションデザインの新作なので多いに期待していたのだが、やっぱり実用にはまだ足りない。(10年前は、しかたなく同社のダンパーなしを採用)
でも、私がやりたいことが世の中のニーズと言うかウォンツであることは確認できた。(←ニーズとウォンツの表現は今日のセミナーを引用)
営業担当の話では、開発した金物が出ている先が、医療機器だそう。理由は女性が重くて開けられないふたを軽くするため。
そうなのよ~。そういう重いものを軽くして、人に優しくしたいのよ~。
女性の社会進出が、金物のデザインと需要も変えて来る訳ね。後一押しだわ。
実験してみたオリジナル製作キッチンは、一般には普及出来ない部分があり。ある重さがネックに。
見た人は、これ良い!欲しいと評価してくれても、安全が補償出来ないので、残念ながら提案出来ない(設計出来ない)とお断りしているのです。
以前は、「外国にはそういう金物あるんですけどねぇ」という営業担当の話が、今日は「組み合わせと、まち場の金物屋さんに部品を一部つくってもらうなどしたら、可能かもしれない」の言葉。
あきらめずに、取り組みますかねぇ・・・。
カタログを眺めながら、ヨダレと溜め息が混ざる今日この頃。