せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

熊本地震から半年_満月に感謝

2016年10月17日 | 熊本便り


毎日、十数回と続いてきた余震が、数回と減り
秋になり、
本当に思い出せないくらいの回数に減ってきたところ。
安心していたのもつかの間。

ちょうど6ヶ月経過するという
先週の水曜日と土曜日には、震度3。

久しぶりにガタガタと揺れ。
ドンという直下の突然の押し上げるような振動が再び起きました。

あの時の恐怖感を思い出させるような。
まだまだ忘れるな!
油断するな!とも言っているかのような熊本の大地です。

それでも、少しづつ、復旧復興に向かい、
日曜日の満月には感謝の気持ちでいっぱいでした。

1.地震後も日常生活が支障なく送れていることへの感謝!

2.住宅相談に伺っていた方の修復工事の設計監理の仕事を
いよいよ引き受けることになったことへの感謝!

3.そして、森と樹と暮らしを繋ぐプロジェクトの仲間が、
今度の「よこはマルシェ!」出展に向けて
協力してくれていることへの感謝!

地域の方や、子どもの学校、そして、家族。
友人知人の様々な私への心の支えや、労わり、
新しい出会いなど
山ほどある感謝の中から、大きく3つを
今日は夜になってしまったブログに記したいと思います。

写真は月曜日の月です。
日曜日は雨となり、撮影しそびれた満月。
今日は特別に夜間、
子どもの家庭訪問があり、先生が帰られてからの撮影。

まだまだ先先に不安を抱いておられる被災された方々に
明るく前向きな気持ちになれるよう、
行動できるような満月の灯りとなりますように。。。

亡くなった命。恐怖に凍りついた幼心。
壊れた建物。
傾いたり落ちたりした橋や土木、インフラ、、、
全ての傷ついたヒト、モノ、コトへ
癒しのパワーが届きますように。

追伸:
睡眠薬がないと眠れないと、地震後食欲も意欲も落ちていた父が、
食欲の秋となり、俳句教室など新しい老後の楽しみも始め、
ちょっとホッとしている娘です。

病気の母よりも老けたんじゃないかって心配していた親戚でしたが
もう一安心です。やはり、余震が減って、夜眠れるということが
こんなにも大事だったのですね。

身体をいたわりながら、心も少し緩めて
そして、困難にも立ち向かって、進んで参りましょう。