せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

杉の外壁も仕上がってきて、出来るところは住み手、自ら参加して

2018年11月07日 | くまもと型復興住宅02



月曜更新予定のブログが水曜日に持ち越しました。(ごめんなさい)
読者の皆様には、アクセス下さりありがとうございます。

現場に、相談会にと出かけていおり、
PCにじっくりと向かう時間が遅くなりました。

くまもと型復興住宅も、いよいよ仕上げ工事に入ってきました。
杉板張りの外壁も、塗装が施され、印象が一変しました。

塗装前の様子はこちら、HPにアップしています。
http://www.mk-ds.jp/newworks/2018/10/201810-02.html

ご近所から、「この色にしたとね?」と珍しがられるほど
個性的な色です。

工務店さんには、何色か見本を作ってもらい、

日光に当てたり、

日陰で見てみたり、

雨の日の色の濡れ具合など、

設計段階から様ざまなシチュエーションで検討してきました。

今回採用する色は、最終的にこの3色に絞られました。
部分によって塗り分け予定です。

家族での意見交換も何回も。。。。
そして、とうとう外壁が塗られた感じは、木目が残るグレーです。

木は経年変化で、亜麻色になります。
そしてやがて、銀鼠色になってきます。

グレーとは、最初からその経年変化を経たような色。
なかなかに、シックです。

良い色をお選びになったと思います。

そして、先週末には、軒天の杉板をご家族で塗られました。

塗装前の様子




塗装後の様子




杉の木目が綺麗な軒天は、クリア塗装。
より艶が出ました。

「首が痛くなった〜」と笑って、おっしゃっる建主さま。
大変さの中にも、どこか嬉しそうで、こちらもほっとします。

減額する意味もありますが、
できるところは自分たちで参加して
という心意気が嬉しいです。

愛着もひとしおかと存じます。

次は、内部の漆喰塗りに挑戦予定。
楽しみですね!

ここまで、安全かつ順調に施工くださっている大工さんはじめ
設備担当やメーカーの担当の方
皆様に、感謝致します。