せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

新年度特集_こども環境01 〜理想の教育環境とは?〜(前段)

2021年04月05日 | 子ども・環境


新年度が始まりました。桜も葉桜になりつつあります。

4月1日には、フレッシュマンと
お見受けする方々に、街中でお会いしました。

着ているスーツがまだ、身体に馴染んでいなかったり、
社会人としては、まだ、あどけなさが残る、お顔つきだったり。

不思議と、分かるものですねぇ。

そして、お昼時には、上司や諸先輩方に連れられて
昼食へ出かけると思われる集団にも出くわします。

自分自身の上京時も思い出しながら。。。

昼食を何処で取るか、というのも、
最初は大問題に感じたものです。

知らない街での、戸惑いゆえ。

どのお店が安くて美味しいとか
何時頃が空いているとか、

少しづつ、スタッフの先輩に聞きながら
街中を散策しました。

あの頃の緊張感が懐かしい。。。

新人さんかな?と思う方に出くわすと
みんな、頑張ってね===
スグに慣れるよ〜と
心の中で、エールを送っています。

そして、新学期。
我が子も本日から登校です。

今月は、こども環境アドバイザー×建築士として
こども達を取り巻く環境について、綴ります。

 (本日は前段です。)

新学期について、我が子に尋ねたら、
ショッキングなことに、
これまでも学校に来ていない生徒がおり
(中には保健室登校の生徒もいるとのこと)
高校2年生になり、クラスから数人が抜けたとのこと。

クラスに問題があるというより
個人の問題だと思うと話していましたが

我が子も布団から出たくない症候群!?
リモート授業での理解不足、学習の遅れなどから
テスト受けたくない症候群?!

長期連続休んでしまった経験からか
少しでも、気が緩むと、それはもう、
学校へは行きたくなくなるのだろうとの談。

誰しも、一度は通る道かと思うのですが、、、
(私もあった)
そこをどう乗り越えるか。。。なのですが

勉強がつまらない=分からない、
やらされている感
閉塞感、、、、などなど

結局、学校が、面白くないからなのですよね。

ネガティブな感情 ≦ 面白い学び

にならないと、動けないですよね
まともな感覚であれば。

学校の勉強って、どうして面白くないのでしょう。
 (決めつけもいけませんが)

仲が良い友達と話したいから、
好きな先生や気になる彼、彼女がいるから、、
部活が楽しい、、、などなど、
(私の場合は、楽しみは体育と図工と、給食でしたが、笑)

学校へ通う意味を
勉強以外で、何とか楽しみを見出しているような
そんな気がいたしますが、皆さんはどうでしたか?

(大学は自分の意思なので、ちょっと違いますが
課題が出来ない、研究テーマが自分と合わないなど
乗り越えないといけないタイミングはあります。)

新人さんも、同じように、
まだ仕事の面白みが分からず
上司に指示されてばかり、
叱られてばかりという期間が必ず存在します。

何事も、乗り越える瞬間=自立する瞬間

というものが、必ず訪れます。

心の中の状態は

辛い、難しい ≦ ワクワク感、充足感

になる瞬間でしょうか。

それまでは、人生の中の時間でいけば
本当に短い間だと思うのですが、

そこがなかなか
長いトンネルに感じるものです。

特に多感で、生活環境が限られている
小学校から高校生までは、
特にそうではないでしょうか。

今のこどもたちは、
いろいろな大人の理想を押し付けられて
大変だなぁ。。。と、
ときどき思ってしまいます。

情報や手段が多すぎないほうが、迷いは生じないものです。

英語に、プログラミングに、、、
どんどん増えるカリキュラム。
ITC活用。
時代のスピードに、ついていくしかないのでしょうか。

では、どうすれば良いのでしょうか。

4月の4回のブログで、
私なりの理想の環境を提言していきます。

本日は、はじめに、
こどもを取り巻く環境の課題を提示し、

そして、次回より、
自身の子育ての経験、
自分自身の学びから考察していきます。

昨今の課題は、

こどもの自己肯定感の低さ(世界統計)
引きこもり人口増と、
学歴格差(学習環境格差)増と、
指導者不足と、、、
虐待、育児放棄、

あげたら、キリがありません。

こども環境アドバイザー×建築士として
独断で、それらについて、考えていきます。

切り口としては、
「小学校の35人学級」について、です。
いろいろと思うところあり。

本日は、それに関しての国の情報提供をし
来週につなぎます。

興味のある方は、チェックしてみてください。

文科省の
『令和の日本型学校教育』を担う教師の人材確保・質向上プラン」
はこちら


文科省は、「教師のバトン」というツイッターを
3月29日に開設し、先生方の投稿内容が意図したものと
そうでないものとあるようで
炎上」との声も上がっているようです。

ツイッターはやっていないので、
その関連ニュースで知りました。

もはや、先生方の職業を「聖職」と読んで
過剰労働を強いてはなりませんね。

そして、与党内に「子ども庁」創設の動きがあります。
総理も言及されたので、もうご紹介しても良さそうですね。

所属するこども環境学会より、
ご紹介いただいていたのですが
政治に絡む話なので、
各自判断して関わって下さいとのお達しでした。

長くなりました。続きは、次回に続けます。

前段にお付き合いくださり、ありがとうございました。