せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

ー20歳で生きる!

2012年06月18日 | ワーク・ライフ・バランス

化粧品の宣伝などに最近使われている言葉「マイナス5歳肌」とか「実年齢より若く見える」というものがありますね。

多いに結構なこと、と思います。

が、そんなことでは納まりません。

どうせなら、「ー20歳」で生きようと思います。

ぶっ飛んで考えます。子どもには笑われます。

ー20歳ということは、そう、輝かしい未来をイメージしていたあの頃です。

建築への憧れ、何も分からないからこそ、きらきらしたものを追い求めていた年代。

先週、キャンパスを訪ねました。

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都市部なのに、樹々が大きく育ち森のよう。

うん、やっぱりここに通いたいな。

若い男子学生さんにわざと道を訪ねたりして。うふふ。

女子大生はショートパンツに生足スタイルなんですよね。

私も今年はショートパンツ履いてみましょうか?(昔は好きでしたよ、動きやすいから)

↑見たくないっって(笑)ははは。

余談

産婦人科の検査で子宮がきれいと言われて喜ぶ。
冗談で「まだ産めますか?」と聞けば
若い男性医師が「いけますよ」ですって!?
それに気を良くして。

あ、でも女性の看護士さんに
「産んだ後がね。体力がね・・・」

と、たしなめられたことは、追記しておきます。

更に50歳での出産ニュースも聞き。

うん。年齢は関係なし!と心に誓うのでした。


親子でクッキング体験

2012年06月17日 | ものづくり

横浜の食育フェスティバルなるものに初めて参加。

友人ママが出展!!とお誘いあって、心動かされました。

すごい賑わいで、驚き。

食への関心の強さか、業界関係者が多いのか。

小学校からも案内がある程、子どもも楽しめるイベントとあって、親子連れにはもってこいの場でした。

食べるのも作るのも、情報収集も好きな私たちには、面白かったですね。

仕事上の建材展などでも、普段は知らない九州や関西などのメーカーさんと出会う楽しみがあります。

今回はプライベートですが、新しい出会いがありました。兵庫から来られた鰹節メーカーさんのブースで、親子クッキング体験をやってみました。

缶詰めやお粥など非常食を賞味期限が切れる前に活用して、普段の食事に取り込もうというレシピ。

阪神大震災を経験なさった知恵も入っているのでしょうね。

その他に、佃煮セットは、日本の食材と昔ながらの味を手軽につくれて美味しい!以前使って断念した魚の粉末(←様々な料理に活用、カルシウム補えます)も椎茸だしとミックスになっており、マイルドで美味。これなら再挑戦したいですね。

両商品とも、関東ではまだ販売がないそう。ぜひ、広げていって欲しいですね。Y社さん、応援しています。

お昼時で帰ろうと思いきや、食には人一倍興味の強い我が子が、どのブースもチェックすると張り切り、最後は屋外のイベント(牛、ペンギンなど動物との触れ合い、歌や芸)もひと通り満喫。立ちっぱなしがぐっと堪えた一日でした(笑)

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とは、言え、陽射しもさほど強くないこの季節で有り難い。子どもも大満足な一日となり、お誘い頂いたM子さんには大感謝!

会場でのM子さん、素敵でした。働くママの輝きを垣間見せてもらいました。

ありがとう。来年も楽しみですね!


子どもが考える復興プランに学ぶ

2012年06月15日 | まちづくり

こども環境学会の国際設計競技として、こどもから大人まで、復興プランのコンペが昨年行われ、その内容が一冊の本となっている。

その中から「12歳以下の部門の案」を、見て、読んで、の感想と学び。

オープンデスク中のNさんの感想から、共通点として浮かび上がったこと。

「こどもでもよりリアル(具体的)な案である」
「まち全体をどうしたいかのビジョンがある」
「自分たちのまちが好き、守ろう、自分たちがつくろうという気持ちが強いと感じる」
「この記憶を忘れない、メモリアルをつくろうという発想が多い」

そして何より「様々な世代のことを考えている点がすごい!」でした。

12歳以下で、しかも中には低学年という案もあり、素晴らしすぎて、唸りました。

ここで見えて来た真理は、

●「好き(愛着)」→「発想を生む」

まちへの、ひとへの愛が、より豊かな発想へと繋がるということ。

そして、『建築の課題』が浮き彫りに。

●「木造よりコンクリート造の提案になっている」
木造は流されるというイメージが、子ども達に定着してしまったのかもしれない。

大きな台風や地震で残っている伝統工法の木造も多く世にはあるのですが。

私たちの課題ですね。

更に深く掘り下げて、

Nさんは「住んでいるまちにこだわりたい」と卒業設計に取り組まれたとか。
「まちを自分たちがつくる意識を若い人に(←あなたも十分若いわよ)機会を与える必要があると思っている。危機感がある」とのこと。

素晴らしい!!

きっと、Nさんの社会参加、社会貢献の原点となるでしょう。

MKの考察を追加。

住んでいるまちの「足元を見直す」このことは、まちづくりの根っこの部分です。
防災訓練、震災対策も必要ですが、まずは、ここの部分でしょう。

まちへの「好き」をまずは沢山増やすことですね。都市部ではなかなか実践しにくいですが、まずは小学校区域など小さなエリアから考えていきたいですね。

そのためには、こどもがリラックスできるまち(挨拶しない子どもは、子どもが悪いのではなく、挨拶しにくい雰囲気を作っている大人の問題と思います)を大人がどうつくっていくか。

今回のワークは、そんな学びがありました。


共に学ぶ&大事なこと

2012年06月15日 | オープンデスク、設計演習、共に学ぶ

オープンデスクの方には少し宿題を出して(といっても読書だったりするのですが)30分~1時間程度それについて、毎日ディスカッションすることにしました。

そこで得た学びや気づき、そして「きらめき」を、このブログでシェアして行きたいと思います。

*キーワードとして「シェアする」

この言葉は、ワークライフバランスの実現者であり、起業家としての生き方が、私の目標とする佐々木かをりさんから教えて頂いたものです。

*「ひらめき」ではなく「きらめき」

この言葉は、西堀栄三郎さんの言葉。
どんなに良いアイデァが思い浮かんでも、自分がひらめいたと思ってうまく行ったら人は天狗になる。きらめきは神様が教えてくれたことだから感謝出来る。
という意味だそうです。

ものづくりの人間として、重く受け止めたい言葉。

更に私の信条を追加するとすれば、出来上がったものは設計力ではなく、関わった職人さん一人一人の力。

現場に出る時、これを胆に銘じます。

スタッフには「現場で一番偉いのは誰?」と尋ねます。

「監理者?」
「監督さん?」

本当は「職人さん」です。

だから挨拶は感謝の気持ちを込めてしっかりとすること!

自分自身もなかなか全ての方に声かけは出来ませんが、心がけています。

シェアの内容は、次ページで。


オープンデスク始る

2012年06月14日 | オープンデスク、設計演習、共に学ぶ

当事務所は、余力がある方ではありません。

しかし、若い人を育てたい情熱や想いは大です。

所属する日本建築家協会では、学生のインターンシップへの登録を呼びかけても居ます。

ところが手続きもなかなか大変で、やはり学習の場の提供ですから、こちらの提出書類が多いわけです。

登録締め切りには、手が回らず居たところ・・・

オープンデスクに個人的な応募があり、これはこれは、想いが通じたようです。

面談で話しながら、経験が似ていたり価値観を共有出来そうで、より嬉しいですね。

組織におられる方に、以前「新卒採用のポイントは?」と伺ったとき、「のびしろなんて、面接で分からない。明るくて素直かでしょう。」の答え。

「なるほどねぇ。基本だな。」と思ったもの。その割り切りが良いですよね。

今の立場もそうですが、務めている時も年上や年下まで様々な方を面接しました。

私が見るのは更に「この人、本気?」「覚悟あるかな?」という点。

設計事務所は、社会的責任は大きく、更にきめ細やかな対応と常に学習が求められ、エンドレスな業務であり、更に収入はそれほど多くないという職場。

それでも、やりがいや面白さや喜びは、何ものにも変えがたい。

ですから、「好き、やりたい」「しがみつきたい」気持ちが無いと、続かないですよね。逆に言えば、それがあれば続けていけますよね。

一緒にやる方には、楽しく明るく、苦労も苦労と思わないそんな人間像を求めます。

オープンデスクでは、一緒に勉強をしていこうと思っています。

「シェア」したいので、そこでの気づきや学びをブログにも掲載して行こうと考えています。