この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

漢字テスト。

2005-06-10 23:41:57 | 蘊蓄・雑学
まずは次の漢字の読み方を答えてください。
Q1.誘う
Q2.抱く
Q3.汚れる
Q4.被る
Q5.過ぎる
Q6.辛い
まだありますが、とりあえずこれぐらいにしておきましょう。
さて、何問わかりましたか?
え、これぐらいの漢字なら全部わかる、ですって?
それはすごい。
では質問を変えます。
上述の六つの漢字の、共通点は何かわかりますか?
これがあっさりとわかった方は相当な漢字博士か、普段から漢字に触れる機会が多い方でしょうね。
シンキング・ターイム!
5、
4、
3、
2、
1、
はい、終了♪
答えは、「同じ漢字、同じ送り仮名でありながら、読み方が二通りある」です。
つまり、
『誘う』は「さそう」or「いざなう」、
『抱く』は「だく」or「いだく」
『汚れる』は「よごれる」or「けがれる」、
『被る』は「かぶる」or「こうむる」、
『過ぎる』は「すぎる」or「よぎる」、
『辛い』は「からい」or「つらい」、と読めます。
まぁ『辛い』だったら、「からい」と読むか、「つらい」と読むかは状況によってだいたいわかります。
『辛い料理』と書いてあれば、普通は「からいりょうり」と読むわけで、これは比較的無問題ですよね。
(「つらいりょうり」と読む状況が考えられないわけではないですけど・・・。笑。)
でも「さそう」か「いざなう」か、となると、意味的に似通っているので、どう読むかはニュアンスの問題になってきます。
つまりその文章の作者が「ここでの『誘う』は「いざなう」と読ませたい!」と思ったら、読み仮名が必要になってくるのです。
大して難読ってわけでもないのに、読み仮名がないと正確には読めない漢字って、一体何なんでしょうね?
その漢字の存在意義って?
そういうことを考えると、漢字って不完全だなぁって思うわけです。

では最後にもう一題、漢字の問題を。
Q1.戦う
Q2.戦く
Q3.戦ぐ
さてさて、この三つの漢字は何と読むのでしょう。
Q3をあっさり読めた人は結構すごいと思います。
答えがわかった人はコメントに「わかった!」とだけ書いてください。
ちなみにそれぞれ「せんう」、「せんく」、「せんぐ」ではありません。
解答は気が向いたときってことで・・・。笑。
コメント (8)
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