この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

これぞファンタジー!と思う、、、『魔法使いの弟子』。

2011-10-14 23:31:07 | 漫画・アニメ
 廉価版のDVDが出たら買おうと思ってる映画が二作あります。

 一つはニコラス・ケイジ主演の魔法ファンタジー『魔法使いの弟子』。
 世間的にはさほど評価の高くない作品ですが、自分はすごく好きです。
 まず、何といってもファンタジー映画なのにオリジナル、というのがいい。
 ファンタジー映画って、『ハリー・ポッター』を始めとして、『ナルニア物語』、『ライラの冒険』、『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』、『エラゴン』、『ロード・オブ・ザ・リング』など、そのほとんどが原作付きなんですよね(オリジナルのファンタジー映画ってないことはないと思うんですが、パッとは思い浮かばないなぁ。近作では『パンズ・ラビリンス』ぐらい?)。
 原作付きのファンタジーが悪いといってるのではないですが、それら著名なファンタジー小説に対抗して、映画オリジナルのファンタジー世界を構築してやろうという心意気が天晴れだと思います。

 もちろん映画オリジナルだからといって世界観が薄っぺらいということもないし、設定が単純ってこともない。どちらかというとかなり捻ってある。
 そして何よりキャラがいい。
 偉大なる魔法使いマーリンの後継者として選ばれたデイヴの、十歳の時に魔法使い同士の戦闘に巻き込まれ(しかもその際、初恋の女の子に勇気を持って告白するも、お漏らししていると誤解され、振られる)、精神病院のカウンセラーに通い詰めだった、という過去は悲惨すぎて笑えます。

 チャイナタウンで暴れまわるドラゴン、ディズニーの名作『ファンタジア』にオマージュを捧げたモップや箒たちのダンス、鏡を秀逸に使った魔法カー同士のカーチェイス、どのシーン、どのシークエンスも工夫が凝らされ、自分としてはこれぞファンタジー!と言いたくなるぐらい気に入ってるんですが、前述の通り、世間的な評価はすごく低いんですよね。アマゾンのレビューではボロクソに叩かれています。
 う~~~ん、なぜだろう?
 単純に、やっぱり自分がマイナー嗜好ってだけのことでしょうか?

 まぁ世間的な評価なんて最終的には気にする必要もないことなんですが、、、自分は小市民なので気になってしまうのです。笑。
 ともかく、本作の廉価版のDVDが出たら買うつもりでした。

 が、先日ふと立ち寄ったブックオフで、本作の通常版の中古が¥1250で販売されてました。
 廉価版は¥1000ですから、¥1250の中古でも全然問題がないので、迷わず購入。

 欲しかったDVDが安く入手できたのですから、素直に喜べばいいんでしょうけれど、中古市場でこうまで安いとは、やっぱり『魔法使いの弟子』は人気がないんだなぁ…。
 何だか複雑な思いです。。。

 廉価版DVDが出たら買うつもりだったもう一作についてはまた後日。
コメント (4)
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