この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『ランゴ』、正統派の西部劇。でもキャラクターは…。

2011-10-25 22:30:11 | 新作映画
 ゴア・ヴァービンスキー監督、ジョニー・デップ主演、『ランゴ』、10/23、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2011年36本目。


 この日二本目の映画鑑賞にて、二本目も西部劇。
 一本目の『カウボーイ&エイリアン』が、キャラクターに感情移入できないわ、設定は意味不明だわ、ストーリーはテキトーだわで、まっっったく面白くなかったのですが、こちらは素直に楽しめました。
 ストーリーはめちゃめちゃ王道です。

 とある砂漠の町に一人の男が辿りつく。
 男は詐欺師なのだが、デタラメの武勇伝を並べ立てて、まんまと保安官になりおおせてしまう。
 やがて、男の正体がばれて、町から放逐される。
 だが真の勇気に目覚めた男は、町へ舞い戻り、悪事を目論む黒幕と対決するのだった…。

 ね、シンプルでわかりやすいでしょ?
 西部劇はこれぐらい捻りがない方がいいと思います。
 ただ、この作品はシンプルなんですが、キャラクターがかなり捻ってあります。
 主役のランゴは人間ではなく、カメレオンなんですよ。しかもそれなりにリアルな。

 ランゴを始めとするキャラクターたちの造形が、自分的にはアリだな、と思ったのですが、爬虫類が苦手という方はキャラクターたちのヴィジュアルが受け入れがたいかもしれませんね。
 でも作品は、細部にまで工夫が凝らされ、そこに作り手のこだわりが感じられ、自分は非常に好感が持てました。

 とてもよく出来た作品だと思いましたが、だからこそ気になる点もありました。
 先ほども述べましたが、ランゴはカメレオンなのですが、言葉も話すし、服も着ています。つまり、擬人化されたカメレオンなのです。
 でも動物たちの中には擬人化されていないものもいるんですよね。
 物語の序盤でランゴを襲う鷹のレッドテールホーク。
 この鷹は名前こそついていますが、言葉は解さないし、当然服も着ていない。我々がイメージする鷹のまんまです。
 擬人化されている動物とそうでない動物が一つの世界の中で混在しているんです。
 これはちょっといただけないかな。
 カメレオンが言葉を解するのであれば、鷹も同じように言葉を解さないとね。
 この点においては、すべてのおもちゃが実はある程度の知能を有し、心を持っているという設定の『トイ・ストーリー』には及ばないな、と思いました。
 
 まぁでも今挙げた欠点も強いて挙げれば、という程度であり、この世界ではそういうもの!と言われれば納得できないことはないです。

 いい作品だと思うんですけど、一般的な受けはたぶん悪いだろうなぁ。
 下手すると自分が「最低」の烙印を押した『カウボーイ&エイリアン』よりも興行収入は下かもしれないなぁ。
 そういったことはよくあるので、気にしませんけどね、、、って気にするけど。笑。


 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (2)
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