昨日の続きでもう少し今年の『このミス!』を予想してみましょうかね(以下敬称略)。
深町秋生の『アウトバーン』は国内編第三位。もしかしたら二位かも。
東野圭吾の『マスカレード・ホテル』が国内編第五位。。東野圭吾は作家別得票数も一位。
海外編ではトム・ロブ・スミスの『エージェント6』が十位以内にランクインせず。十六位か、十七位ぐらい。
ちなみに今挙げた三作は未読。笑。
親愛なるディーン・クーンツの『フランケンシュタイン 対決』は二十位以内にも入らないでしょう。たぶん名前は見ないね。
そしてリチャード・ドイッチの『13時間前の未来』が十二位あたりかな。
八十点というのは案外微妙な点数ですよね。
百点を期待して八十点だと、うわ、低っ!と思うし、逆に五十点ぐらいかなと期待しないで八十点だと、すごく得した気分になりますからね。
リチャード・ドイッチの『13時間前の未来』はまさにそんな出来の作品です。
タイトルからもわかるように、タイムトラベルものです。もう少し詳しく言えばタイムトラベル・サスペンス・ミステリーでしょうか。
主人公のニックが妻殺しの容疑で警察に尋問されているところから物語は始まります。
そしてニックは謎の男から渡された懐中時計の力を使って、過去に戻り、自らの嫌疑を晴らすために、いや、嫌疑を晴らすだけでなく、妻殺しそのものを阻止するために奔走するのです。
過去へ戻る際のルールがユニーク、かな。
2時間戻って、1時間過ごし、さらに2時間戻って、1時間過ごし、それを11回繰り返せる、って設定で、つまり同じ時間を繰り返すわけではないというのがミソ。
言葉にするとわかりづらく、また主人公側にずいぶん都合の良い設定のように思えるけど、読んでる間は気にならない。
タイムトラベルもののお決まりで、一つの惨劇を防いだつもりが主人公のその行動のせいで別の惨劇が起きて、といった具合でよく出来ています。
よっぽど、『フランケンシュタイン 対決』よりも面白いですし、お薦め出来ます。
ただ、タイムトラベルものは一種のSFでもあると言えると思うのですが、そういったSF的考証は潔いぐらい一切なし。
冷静に考えると、これだと主人公の行動は最悪のパラレル・ワールドを生み出し続けてるだけでは?と思えたりもしますが、ま、そういった野暮なことは言いっこなしなんでしょうね。
ちなみに本作は『ソーシャル・ネットワーク』を製作した映画会社により来年の夏に映画化されるとのこと。
映画向けの素材ではあるので、今から劇場で観るのが楽しみです、といいたいところですが、、、映画化決定!!という謳い文句の小説が映画化されないまま終わるのはハリウッドではよくあることなので、あまり期待せずに待つことにしましょう。
それこそ本当に映画化されるかどうかは、タイムマシンで未来に行って確かめないとわかりませんよね!
深町秋生の『アウトバーン』は国内編第三位。もしかしたら二位かも。
東野圭吾の『マスカレード・ホテル』が国内編第五位。。東野圭吾は作家別得票数も一位。
海外編ではトム・ロブ・スミスの『エージェント6』が十位以内にランクインせず。十六位か、十七位ぐらい。
ちなみに今挙げた三作は未読。笑。
親愛なるディーン・クーンツの『フランケンシュタイン 対決』は二十位以内にも入らないでしょう。たぶん名前は見ないね。
そしてリチャード・ドイッチの『13時間前の未来』が十二位あたりかな。
八十点というのは案外微妙な点数ですよね。
百点を期待して八十点だと、うわ、低っ!と思うし、逆に五十点ぐらいかなと期待しないで八十点だと、すごく得した気分になりますからね。
リチャード・ドイッチの『13時間前の未来』はまさにそんな出来の作品です。
タイトルからもわかるように、タイムトラベルものです。もう少し詳しく言えばタイムトラベル・サスペンス・ミステリーでしょうか。
主人公のニックが妻殺しの容疑で警察に尋問されているところから物語は始まります。
そしてニックは謎の男から渡された懐中時計の力を使って、過去に戻り、自らの嫌疑を晴らすために、いや、嫌疑を晴らすだけでなく、妻殺しそのものを阻止するために奔走するのです。
過去へ戻る際のルールがユニーク、かな。
2時間戻って、1時間過ごし、さらに2時間戻って、1時間過ごし、それを11回繰り返せる、って設定で、つまり同じ時間を繰り返すわけではないというのがミソ。
言葉にするとわかりづらく、また主人公側にずいぶん都合の良い設定のように思えるけど、読んでる間は気にならない。
タイムトラベルもののお決まりで、一つの惨劇を防いだつもりが主人公のその行動のせいで別の惨劇が起きて、といった具合でよく出来ています。
よっぽど、『フランケンシュタイン 対決』よりも面白いですし、お薦め出来ます。
ただ、タイムトラベルものは一種のSFでもあると言えると思うのですが、そういったSF的考証は潔いぐらい一切なし。
冷静に考えると、これだと主人公の行動は最悪のパラレル・ワールドを生み出し続けてるだけでは?と思えたりもしますが、ま、そういった野暮なことは言いっこなしなんでしょうね。
ちなみに本作は『ソーシャル・ネットワーク』を製作した映画会社により来年の夏に映画化されるとのこと。
映画向けの素材ではあるので、今から劇場で観るのが楽しみです、といいたいところですが、、、映画化決定!!という謳い文句の小説が映画化されないまま終わるのはハリウッドではよくあることなので、あまり期待せずに待つことにしましょう。
それこそ本当に映画化されるかどうかは、タイムマシンで未来に行って確かめないとわかりませんよね!