この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

どーしてこうなった?としか思えない『インサイド』。

2018-07-25 22:27:01 | 新作映画
 ミゲル・アンヘル・ビバス監督、レイチェル・ニコルズ主演、『インサイド』、7/21、中洲大洋劇場にて鑑賞。2018年26本目。


 絶対に見てはいけない、としか言えないホラー映画があります。
 その筆頭が何といっても『マーターズ』ですね。自分は『マーターズ』こそホラー映画の到達点であると高く評価していますが(こちら)、ホラー映画に耐性がない人は到底鑑賞出来ないでしょう。

 『マーターズ』ほどではないですが、やはり見ない方がいい、と思うホラー映画の一つに『屋敷女』という作品があります。
 まさに見る激痛と言えるホラー映画なのですが、特筆すべきはその結末のアンモラルさ。よくこんな結末を思いついたなと感心するぐらいです。

 その『屋敷女』がこのたび『インサイド』というタイトルでリメイクされました。
 何でかわからないのですが、ホラー映画はよくリメイクされます。
 もしかしたら自分がホラー映画をよく見るからそう思うだけなのかもしれませんが、ちょっと思いついたものを挙げていくと、前述の『マーターズ』もハリウッドでリメイクされましたし、『キャリー』、『ぼくのエリ 200歳の少女』、『IT』などもそうですね。
 この中で唯一鑑賞に値するリメイク作品は『IT』ぐらいで(といってもオリジナル版の方は未見)、あとはどうしようもない駄作か、もしくはなぜリメイクしたのかさっぱりわからない作品ばかりです。
 リメイク作品はつまらない、というのが自分の基本的な考えです。

 にもかかわらずなぜ『インサイド』を観に行くことにしたかというと、製作スタッフがそこそこ信用出来そうなメンバーだったのと、ヒロインが難聴であるという追加設定が映画的に面白そうだと思ったからです。

 そして実際観ての感想はというと、、、う~~~ん、どーしてこうなった、って感じですね。
 オリジナルの『屋敷女』はまさに劇薬みたいな作品だったのですが、『インサイド』は毒にも薬にもならない作品で、人に薦めようとは思わないけど、人が観に行くのを止めようとも思わないですね。

 というか、オリジナルを知らなければそこそこ楽しめるサスペンス映画かもしれません、、、知っていたら思えないですけどね。笑。


 お気に入り度★☆、お薦め度★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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