この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

何が何でも2021年にオリンピックを!!

2020-12-15 22:01:29 | 戯言
 GoToトラベルキャンペーンの全国一時停止が決定したようですね。
 あれ、数日前の会見ではキャンペーンの中止は考えていないって言ってなかったっけ?とか、一時停止は年末年始だけなの?とか、いろいろと疑問はありますが、まずはその判断は正しいと言っておきます。

 それにしても不思議ですよね。
 何が不思議なのかというと、コロナウイルスの感染者数、重症者数、死者数、すべて過去最多の勢いであるのに、それはつまり緊急事態宣言が発令された時よりも事態が深刻であるはずなのに、緊急非常事態宣言が再発令される気配がない、ということです。
 結局緊急事態宣言って何だったんだ?って話になりますよね。
 4月16日から5月25日まで全国で緊急事態宣言が出ていたことが間違いなのか、現在緊急事態宣言が出ていないことが間違いなのか、どちらかだと思うのですが、どうでしょうか?

 とはいえ、緊急事態宣言が再発令されることはないだろうということは早い段階で予想していました。
 早い段階で予想していただって?どうせ心の中でそう思っていたって言うんだろう、と仰る方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
 8月2日の記事で緊急事態宣言の再発令について自分はこう書いています。
>100%間違いなく、とまでは言えませんが、おそらくありません。
 なぜそう予想したのか?
 理由はいくつかありますが、一番の理由は、お役所(政府、政治家を含む)は自らの過ちを認めたがらないから、ですね。
 緊急事態宣言を再発令するということは緊急事態宣言を解除したこと、それにGoToキャンペーンを展開したことが過ちであったことを認めることに繋がりかねないので、再発令はないだろう、そう読んだのです。
 今のところ自分の読みは当たっていますが、読みを当てた自分の目にも現状はかなり不可解に映ります。

 さて、過ちを認めたがらない人といえば、未だに2021年にオリンピック開催を目論んでいる人たちですね。
 ワクチンの開発によってようやく一筋の光明は見えたものの、未だにコロナがいつ収束するのか、見通しは一切立っていません。
 常識的に考えて2020年の12月の段階で全く見通しが立っていないものが、2021年の7月までにすべて問題が解決され、オリンピックが開催出来る、そんなわけがありません。
 無理なものは無理です(ちなみに2021年にオリンピックが開催されることがないということは4月3日の記事に書いています)。
 
 未だにオリンピック開催を目論む人たちは何が何でも2021年にオリンピックを開催したいのでしょうね、例え第三次世界大戦が起こったとしても。
 その執念には狂気すら感じます。

 一日も早いオリンピックの中止決定が最善手であるはずですが、、、現実的にはなかなか難しいでしょうね。
 ネットで、オリンピックの中止要請を日本側からしたら、日本がそれまでにかかった費用を全面的に負担しなければならなくなるので、中止はIOC側から決めさせなければならない、というような意見を目にしましたが、何をアホなことを、と思わずにはいられません。
 それじゃまるでIOCが中止を決定したらIOCが費用を負担してくれるみたいじゃないですか。
 IOCはそんなお人好しな組織でも、資金が潤沢な組織でもないと思います。
 オリンピック開催に向けてかかった費用はオリンピックが開催されずとも日本が負担しなければならないでしょう(そういった事態が喜ばしいと言っているのではないです)。
 だとしても一日も早いオリンピックの中止決定が最善手であるはずなのですが、過ちを認められない人はそのことが受け入れられないのでしょうね、きっと。
コメント
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