この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

この10年で一番怖かった『FALL/フォール』。

2023-02-05 09:57:01 | 新作映画
 スコット・マン監督、グレイス・フルトン主演、『FALL/フォール』、2/4、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(2ポイント消費にて鑑賞料金1000円)。2023年5本目。

 ホラー映画を好んで観ます。
 ただ最近はホラー映画を観ても怖いと思うことも無くなりました。
 まぁそりゃ悪魔や不死身の殺人鬼が予想外のところから現れたらビックリしますよ。
 でも「ビックリする」というのは「怖い」というのとは別の感情ですよね。
 どういうホラー映画を観ても大して怖いとは思わなくなったので、この先どんな映画を観ても怖いと思うことはないのでは、なんて傲慢なことを思ったりもしました。
 この『FALL/フォール』を観るまでは。
 めちゃめちゃ怖かったです。
 冒頭の断崖絶壁のクライミングシーンだけで観に来たことを激しく後悔しました。
 キン〇マが文字通り縮み上がりましたよ。
 しかし断崖絶壁のクライミングシーンは序の口にすぎなかったのです。
 本番は高さ600メートルの(古びた)鉄塔登り!
 怖ぇーよ、マジ怖ぇー、正視しきらず、何度スクリーンから目をそらしたことか。
 登っていくだけでも充分お釣りがくるほど怖かったのですが、天辺に登り切った主人公たちを待ち構えていたのは梯子の崩落によって下りられなくなるという、絶望的な状況でした。
 怖すぎるじゃろ!!

 ただ、状況は絶望的なのですが、怖さのレベルは段々と下降していきました。
 だって、様々な手段で救助を要請しようとする二人なのですが、手元にドローンがあって、携帯電話があるなら、ドローンに携帯電話をくくり付けて飛ばせばいいだけなのでは、と思ってしまったんですよね。
 最適解があるのに敢えてそれを外して行動する二人には正直イラッとしてしまいました。

 ラスト10分の展開も感心しなかったかなぁ。
 前述の通り最適解はあるんですよ。
 敢えてそれを外して行動し、その結果最悪な事態を招いたとしても、それで主人公に同情出来るかというと出来ないんですよね。
 アホやなぁとしか思えない…。
 
 辛口のコメントになったかもしれませんが、それでも途中まではめちゃめちゃ怖いので、シンプルに怖いものが観たいという方は観に行って損はないかと思います。
 ただし、くれぐれも高所恐怖症の方は観に行ってはいけません。
 観たら激しく後悔することになると思いますよ…。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。

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