この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

歴史に残る傑作漫画だと思う『チェンソーマン』(第一部公安編)。

2020-12-14 20:31:11 | 漫画・アニメ
 今週発売の週刊少年ジャンプ1月8日号で藤本タツキの『チェンソーマン』が最終回を迎えました(正確には第一部公安編の最終回)。
 漫画なんて所詮読み捨てられていくものですが、『チェンソーマン』は歴史に残る傑作漫画だと思います。

 『チェンソーマン』の何がすごいのか?
 一つは展開の読めなさですね。
 『チェンソーマン』は次の週にどう話が展開していくのか、本当に読めませんでした。
 ただ、展開の読めない漫画ならいくらでもあるとは思います。
 適当に話が進んでいくだけなら、そりゃ展開は読めないですよね。
 『チェンソーマン』のすごいところは、きちんと伏線を回収し、さらに読者が納得出来る形で話が進むにもかかわらず、その展開が読めないのです。
 本当に毎週驚きの連続でした。

 また画力の高さにも驚かされっぱなしでしたね。
 作者曰く、「僕はアクションシーンが下手」らしいのですが、「あんたのレベルで下手だったら世の中アクションシーンが上手い漫画家はいなくなるよ!」と言いたくなるぐらい、戦闘シーンは鳥肌ものの素晴らしさでした。

 展開の読めなさ、画力の高さに加えて、さらに感情を直接揺さぶられるような心理描写には何度泣かされたことか。
 あの「クソは流さない」発言で顰蹙を喰らっていたパワーに泣かされることになるとは思ってもみませんでした。

 そして『チェンソーマン』は次のステージに進みます。
 第二部がジャンプ+で連載開始となり、さらにテレビアニメ化もされるそうです。
 最初その報を聞いた時、「え?」と思いましたよ。
 『チェンソーマン』は歴史に残る傑作漫画だとは思いますが、テレビアニメ向きな作品かというと必ずしもそうは思わないので。
 だってねぇ、グロくて、ゲロくて、最後カニバっちゃうんだもんな。
 アニメ制作会社もあの決着を知った上でアニメ制作を引き受けたわけではないと思うので、今ごろは「やべー仕事、引き受けちまった!」とブルってるんじゃないじゃないでしょうか。笑。
 まぁでも今さら引き返せないですよね。

 ともかく、テレビアニメ向きな作品だとは思いませんが、それでも放映はとても楽しみです。
 後は九州で放映されることを願うばかりです。

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