この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

車中泊の誓い。

2011-10-21 20:36:07 | 旅行
 金曜日の夜から大分の玖珠というところに行ってきます。
 土曜日のお昼から豊後森円形機関車庫で不思議子ちゃんの撮影会があるんですよね。
 あるんですよね、と紹介してますが、自分も初参加なので、海の物とも山の物ともよーわからんのですが。
 あ、ちなみに猥雑な撮影会ではないそうです(ま、館長はリクエストしたら脱いでくれるかもしれんけどね)。

 前日から乗り込むなんて気合入ってる!!
 と思われるかもしれませんが、そんなことは全然なくて(何しろカメラすら持ってない)、どーせ大分に行くなら、撮影会の前にいっちょ温泉にでも入ってくるか、と思っただけです(撮影会は午後2時から)。

 あと、久しぶりに車中泊をしてみたいな!というのもありました。
 前回車中泊をしたのはいつだったか、、、7月に佐世保に行って以来だから3か月ぶりになるのかな。
 ・・・・・。
 久しぶりって言うほど間が開いてないじゃん!!(誰も突っ込んでくれそうにないから自分でとりあえず突っ込んでみる。)
 まぁでも今年最後の車中泊になるのは間違いないでしょうね。
 真冬に車中泊なんてできるものじゃないですから。
 っていうか、今の時期でも相当厳しいに違いないです。
 いつだったか、確か、5月に熊本の小国の道の駅で車中泊をしたことがあって、そのときは寒くて目が覚めましたからね。
 そのとき誓ったんです。
 いつか、春先か、秋の終わりに車中泊をして、ぐっすり眠ってやるぞ、と。
 我ながらアホとしか言いようのない誓いですが。
 でも近い8回なのです。誤変換。誓いは誓いなのです。
 そして明日は誓いを果たすいいチャンスだと思います。

 小国で車中泊をしたときも、これで完璧!!というぐらい防寒対策をしたつもりだったのですが、完敗でした。
 今度こそ、ぐっすり眠ってやるからな!!
 待ってろよ、冬将軍!!(まだ秋だけどな!)
 
 
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バケツ二杯分の風船ガム。

2011-10-20 22:19:21 | UFOキャッチャー
 映画を観た帰り、またまた性懲りもなくゲーセンへ。
 この日の収穫はバケツ(型容器)入りの風船ガム。


   


 このプライズは何度かチャレンジして、まったく取れる気配がなかったので、ゲットできたときはめっちゃ嬉しかったです。
 取れるときはなぜかあっさり取れるもので、二個も取れました。
 よし、これでバケツ二杯分の風船ガム、ゲットだぜ!!と思ったのですが、いざふたを開けてみるとそこまで中身は詰まってませんでした。


   


 といってもバケツ一個に四粒入りの風船ガムが小箱で40個入ってるんですけどね。
 
 一つ問題があるとすれば、自分は風船ガムがそんなに好きじゃないってことでしょうか。だって虫歯になりやすいんだもんな…。
 この大量の風船ガム、どーやって処分しよ。。。
 
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『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』、感動で涙が、、、

2011-10-19 23:57:55 | 新作映画
 ジョー・ジョンストン監督、クリス・エヴァンズ主演、『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』10/16、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2011年34本目。


 
 感動で涙が止まらない!!涙でスクリーンが見えない!!

 という書き出しは『猿の惑星:創世記』と同じですが、あの時は内容にそぐわない宣伝に対する皮肉の意味で書いたのに対し、今回はマジで感動しました。
 今年あといったい何本劇場で観るのかわかりませんが、2011年のマイ・ベスト・ムービーはこの『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』に決まりだと思います。
 それぐらい個人的に非常によかったです。
 ラストの、キャプテン・アメリカことスティーブが想い人であるペギーに「(自分は不慣れだから)ダンスはスローな曲にしてくれないか」と語りかけるシーンは本当に涙が止まりませんでした。
 めちゃめちゃベタなんですけど、自分にはツボでした。

 なのですが、、、世間一般的にはあまり受けがよくないみたいです。
 ミクシィのレビューを読むと、内容が薄いとか、可もなく不可もなくとか、物足りないとか、クソ映画だったとか、『アベンジャーズ』へのただの繋ぎとか、いや、もう散々でした。

 まぁそれもわからないではないんですよね。
 何といってもキャプテン・アメリカはヒーローといっても特殊能力は何一つ有せず、ただ、常人よりも五割増し、運動神経が良くて、体力がある、ってだけで、空を飛べるわけでも、掌からビームを発射するわけでも、ましてや神の肉体を持っているわけでもないので、必然的にアクションシーンは地味にならざるを得ないんです。
 脚本も、言われてみれば確かに、、、と思える矛盾がありますしね。

 ともかく、自分が気に入った映画だから、酷評をする奴は許せん!!とかそういうことはまったくありません。
 逆に誰かが気に入った映画を自分がボロクソに叩くときもあるでしょうからね。

 ただ、それでも受け入れられないレビューもあって、例えば、
>アメリカ人の愛国心を全開に煽る米右翼的作品。とかね。
 この映画のどこに愛国心をくすぐられるのか、まったくわかりません。
 タイトルは『キャプテン・アメリカ』なんだけど、別にアメリカ万歳!!っていう映画ではないんですよね。勧善懲悪ものではあっても。
 ましてや、無用な殺生を嫌い、武器一つ帯同しないヒーローを描いた作品が、右翼的だと言われる筋合いはまったくないはずです。
 自分は、この映画を徹頭徹尾“自己犠牲”がテーマの作品だと思いました。
 それをテーマにした作品が好きなので、だからこそこれほど感動したんですよ。
 この映画を観て、アメリカって素晴らしい国だと思うとか、逆に戦争を賛美しているから嫌いとか言ってる人は映画の見方がおかしい、と言わざるを得ません。

 このように、本作を絶賛している自分ですが、本作の3D上映の必然性は、、、ほとんど感じられませんでしたね。2D上映でも充分楽しめた、と思います。
 そこが残念といえば残念でした。


 お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。

 
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遠隔ロックの謎、解決編。

2011-10-18 21:19:40 | 日常
 遠隔ロックの謎、解決編です。
 まぁほとんど記事にするほどのことではないんですけどね。
 っていうか、昨日の記事を読んだ人のほとんどは真相が読めてたのではないでしょうか。
 でも自分は記事を書いた時点ではほんとにわからなかったんですよぅ、うわぁああああん!!涙。

 昨日、所定の場所に携帯電話がなかった自分は、もしかしたら車の中かも?って思ったんですよね。
 車内灯だけでは暗くてよくわからなかったので、着信音を元に探そうと思って、お袋に家の固定電話から携帯電話に電話をかけてもらったんです。
 そしたら、馴染みの着信音が聞こえる!!よかった、車の中にある!!でも暗くてよくわからん!!で、立て続けに何回か電話をしてもらったら、遠隔ロックがかかってしまった次第です。

 まっっっっっったく覚えていなかったのですが、っていうか知らなかった、といっても過言ではないぐらいなのですが、どうも購入時にそういう設定をしてもらったみたいです(特定の電話から短時間に数度の電話をかけて、応答がない場合自動でロックがかかる仕組み。無論紛失時のためのもの。)。

 いや~、てっきり誰かの嫌がらせか、もしくは呪いなのかと思ってしまいましたよ。あっはっはっははは、、、はは、は、はぁ、、、ふぅ。
 どうも毎度毎度お騒がせします(byみぽりん)って感じですね。すみません。
 でもおかげで少しだけ携帯電話のことについて詳しくなれましたよ。
 こうして人は少しずつ大人の階段を上っていくのですね!!(もっと早く上っとけ!!)
 
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遠隔ロックの謎。

2011-10-17 22:20:37 | 日常
 会社に着いて、家に携帯電話を忘れたことに気づきました。
 取りに帰る、ということは出来なかったので、携帯電話にかけてきそうなお客さんに会社の電話で「すみません、携帯電話を忘れました~」とこちらから連絡を入れました。

 携帯電話のないまま一日過ごし、家に帰ってからいつも置いてあるところに見に行くと、そこにあるはずの携帯電話がない!!
 やべっ、携帯電話、無くした!!(しかも気づくのが一日遅れた!!)
 と超焦ったのですが、何のことはない、車の助手席のシートの下にありました。何らかの拍子にバッグから転げ落ちたみたいです。

 まぁここまでだったら、「せぷさんって案外お茶目なんだから♪」で済む話なんですが(済むのかよ!)、ここからが謎なんですよ。

 着信履歴を確認しようと思って、画面を開こうとしたんですが、開かないんです。遠隔ロック中、と表示されて、操作が一切出来ない。
 前述の通り、自分は携帯電話を家に忘れていたと思っていたので、コールセンターに利用停止をお願いしたわけではありません。もちろん家の者、ってお袋しかいないけど、でもない。
 いったい誰がいつ、どうやって遠隔ロック状態にしたのか、まったくわかりません。
 赤の他人が、誰かの携帯電話を勝手に遠隔ロックできるんだとしたら、問題になると思うんだけどなぁ。

 とりあえず、明日auショップに行ってきます。
 身分を証明するものを持っていったら、つまり運転免許証、ロックを解除してくれるという話なので。
 そのとき、誰が遠隔ロックをしたのか、わかればいいんだけど…。

 どなたか、誰が、どのようにして遠隔ロックをしたのか、この謎がわかる人、います?
 
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アメコミ初体験♪『キック・アス』。

2011-10-16 21:03:10 | 漫画・アニメ
 廉価版が出たら買おうと思っているもう一枚のDVD、それは『キック・アス』です。

 廉価版が出たら買おうと思ってる?じゃ、大して好きでもないんだろう、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
 現在、五十枚以上のDVDを所有していますが、新作のDVDを発売日当日に買ったことは過去に一度しかなく、それ以外はすべて廉価版か、もしくはヤフオクやブックオフで買った中古のDVDばかりを少ない小遣いの中でちまちまと買い続けてきました(ちなみに唯一買った新作DVDは『ボーン・アルティメイタム』)。
 ま、一言でいえば貧乏は男も女もつらいよ、ってことです。

 自分の勘だとそろそろ発売される時期なんじゃないかと思うのですが、、、う~ん、ツタヤの独占レンタルだから、そこら辺の事情で通常の作品より廉価版の発売が遅いのかな?

 ともかく、廉価版とはいえDVDが欲しいぐらいなので、『キック・アス』は好きな映画であり、当然原作にも興味がありました。

 とはいえ、原作はマーク・ミラーによるアメコミですから、おいそれと読める代物ではありません。
 という言い方は大袈裟かもしれませんが、でもアメコミの価格が決して安くはないというのは本当ですし(『キック・アス』の定価は¥2200。漫画と違って気軽には買えない。)、ツタヤのレンタルコーナーやブックオフでは在庫を見たことがありません。
 自分が読むことはないのかな、と思っていたのですが、このたびachiさんから貸してもらえました。
 『キック・アス』の原作を(というかアメコミそのものを)読む機会を与えてくれたachiさんに感謝です。

 さて、『キック・アス』の原作を読んだ感想ですが、、、改めて映画はよく出来ていたな、ってことでした。
 基本的に映画は原作のストーリーをそのまま踏襲しているのですが、いくつか改変点があって、それらが一々納得できるものでした。

 例えば映画では主人公のデイヴは、同じクラスのケイトからホモだと誤解されるのだが、自らがキック・アスであることを打ち明けることで誤解を解き、そして結ばれます。普通だったらリア充になったことで満足してヒーロー活動なんて止めてしまうものですが、デイヴは仲間の危機に再びキック・アスへと変身するのです。
 これは無条件にカッコいいですよね。
 
 一方原作のデイヴは、どうにかホモだという誤解は解くのですが、最終的にケイトからは変態扱いされて終わるんです。
 主人公をそこまで悲惨な目に合わせなくても、と思いましたよ。

 また、映画ではビッグ・ダディは(演じるはニコラス・ケイジ!!日本の大家族ではないよ!)、実の娘であるミンディと妻の仇であるギャングに復讐を果たそうとする元警官なのですが、原作では他人の子をさらってきて殺人者に仕立て上げる、アメコミオタクのキ○ガイなんです。
 原作のままだったら全然感情移入できなかったでしょうね。

 あと、何といっても絵柄が苦手でした。
 原作のミンディには萌え要素がまったくないんだもんな。笑。

 といった具合で、原作は自分には合わなかったんですけど、合わないということがわかっただけでも収穫でした。
 合わないかどうかは、最終的に実際読んでみるまでわからないですからね。

 それにしても、原作の設定を生かし、キャラクターや世界観を再現し、ストーリーを踏襲してきちんと実写化してしまう、アメリカのハリウッドはやっぱりスゴイなぁ。
 日本でも漫画原作の映画はあるけど、単に原作が漫画ってだけで、全くの別物か、もしくは悲惨な出来のものが多いですからね(『どろろ』や『MW』など。それにしても日本では手塚治虫のことを漫画の神様なんて崇めているけど、その割には実写化作品からは原作者への敬意がまったく感じられない。)。
 まぁもちろんハリウッドの実写化されたものの中にも『ドラゴンボール・レボリューション』みたいな作品もありますけどね。笑。
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愛車をリコール♪

2011-10-15 21:36:01 | 日常
 今日は愛車のフィットのリコールで、ホンダの販売店まで行ってきました。
 しかし、八年間も乗っていて、パワーウィンドウが動かなくなる恐れがあります、って言われても、え?今さらですか?としか思えないですよね。
 自動車メーカーって律儀といえば律儀だよ。

 とはいうものの、忙しい中、呼び出しやがって!!(嘘。全然忙しくない。)と不満そうにしていたら、帰りにみかんを一袋もらえました。
 あっさり機嫌がよくなる現金な自分(まぁもらえるものはもらわんとね。。。)。

 ところで、今回知ったのは、「リコール」ってマスコミ用語なんですね。
 ホンダから送られてきたお知らせには「リコール」という一言はなく、「無償修理のサービスキャンペーン」って書いてありました。
 そりゃそっか、「リコール」っていうと人聞きが悪いもんね。
 でも、パワーウィンドウの不具合だから「無償修理のキャンペーン」でいいかもしれないけど、人命に関わる事故を起こす可能性がある場合でも、同じスタンスなんかいな?
 それとも危険の度合いで違うのかな?

 
 ついでってわけではないですが、タイヤも換えてきました(これはホンダの販売店ではなく、某カー用品店で、ですけどね)。
 ガソリンスタンドで給油してたら、「お客さ~~~ん、そろそろタイヤを換えた方がいいっすよ~」と店員から何度となく呪いの言葉のように繰り返されてたんですよね。来年の車検のときでいいだろって思ってたんですけど、この前大分に行った時、冷や汗が出るようなことがあったので(タイヤではなく、エンジンが不調になった)、メンテナンスはやっぱり大事だな、タイヤも早めに換えとくか、と思ったわけです。
 
 そのカー用品店のチラシには、フィット用のタイヤ一個が¥4200って書いてありました。車に乗らない人にはわからないかもしれませんが、これは相当安い。
 それどころか、ミラなどの軽自動車に取り付けるタイヤなんて¥910なんてものもあって、どんだけ安いんやねん!と思ったんですけど、店に行って実際店員さんと話したら、そういった激安タイヤは韓国製のわけがわからんものらしくて、お薦めはしないらしいです。
 そういうものを堂々とチラシに載せんなよ、、、そういや、メーカー名やブランドは一切書いてなかったっけ。。。

 結局韓国製のわけわからんタイヤではなく、それよりもワンランク上のものにしました(といっても最上級品には程遠い)。
 韓国製品も以前に比べたら何でも品質は良くなったとは思いますが、さすがに命を預けるものだからね…。

 というわけで、今日一日で愛車のフィットはパワーウィンドウが修理され、タイヤも新品になりました!!
 これで心置きなく、どこまでも行けるぞ!!
 といってもそんな予定はないけどな!! 
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これぞファンタジー!と思う、、、『魔法使いの弟子』。

2011-10-14 23:31:07 | 漫画・アニメ
 廉価版のDVDが出たら買おうと思ってる映画が二作あります。

 一つはニコラス・ケイジ主演の魔法ファンタジー『魔法使いの弟子』。
 世間的にはさほど評価の高くない作品ですが、自分はすごく好きです。
 まず、何といってもファンタジー映画なのにオリジナル、というのがいい。
 ファンタジー映画って、『ハリー・ポッター』を始めとして、『ナルニア物語』、『ライラの冒険』、『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』、『エラゴン』、『ロード・オブ・ザ・リング』など、そのほとんどが原作付きなんですよね(オリジナルのファンタジー映画ってないことはないと思うんですが、パッとは思い浮かばないなぁ。近作では『パンズ・ラビリンス』ぐらい?)。
 原作付きのファンタジーが悪いといってるのではないですが、それら著名なファンタジー小説に対抗して、映画オリジナルのファンタジー世界を構築してやろうという心意気が天晴れだと思います。

 もちろん映画オリジナルだからといって世界観が薄っぺらいということもないし、設定が単純ってこともない。どちらかというとかなり捻ってある。
 そして何よりキャラがいい。
 偉大なる魔法使いマーリンの後継者として選ばれたデイヴの、十歳の時に魔法使い同士の戦闘に巻き込まれ(しかもその際、初恋の女の子に勇気を持って告白するも、お漏らししていると誤解され、振られる)、精神病院のカウンセラーに通い詰めだった、という過去は悲惨すぎて笑えます。

 チャイナタウンで暴れまわるドラゴン、ディズニーの名作『ファンタジア』にオマージュを捧げたモップや箒たちのダンス、鏡を秀逸に使った魔法カー同士のカーチェイス、どのシーン、どのシークエンスも工夫が凝らされ、自分としてはこれぞファンタジー!と言いたくなるぐらい気に入ってるんですが、前述の通り、世間的な評価はすごく低いんですよね。アマゾンのレビューではボロクソに叩かれています。
 う~~~ん、なぜだろう?
 単純に、やっぱり自分がマイナー嗜好ってだけのことでしょうか?

 まぁ世間的な評価なんて最終的には気にする必要もないことなんですが、、、自分は小市民なので気になってしまうのです。笑。
 ともかく、本作の廉価版のDVDが出たら買うつもりでした。

 が、先日ふと立ち寄ったブックオフで、本作の通常版の中古が¥1250で販売されてました。
 廉価版は¥1000ですから、¥1250の中古でも全然問題がないので、迷わず購入。

 欲しかったDVDが安く入手できたのですから、素直に喜べばいいんでしょうけれど、中古市場でこうまで安いとは、やっぱり『魔法使いの弟子』は人気がないんだなぁ…。
 何だか複雑な思いです。。。

 廉価版DVDが出たら買うつもりだったもう一作についてはまた後日。
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誰が読んでも八十点の出来、『13時間前の未来』。

2011-10-13 22:18:52 | 読書
 昨日の続きでもう少し今年の『このミス!』を予想してみましょうかね(以下敬称略)。
 深町秋生の『アウトバーン』は国内編第三位。もしかしたら二位かも。
 東野圭吾の『マスカレード・ホテル』が国内編第五位。。東野圭吾は作家別得票数も一位。
 海外編ではトム・ロブ・スミスの『エージェント6』が十位以内にランクインせず。十六位か、十七位ぐらい。
 ちなみに今挙げた三作は未読。笑。
 親愛なるディーン・クーンツの『フランケンシュタイン 対決』は二十位以内にも入らないでしょう。たぶん名前は見ないね。
 そしてリチャード・ドイッチの『13時間前の未来』が十二位あたりかな。

 八十点というのは案外微妙な点数ですよね。
 百点を期待して八十点だと、うわ、低っ!と思うし、逆に五十点ぐらいかなと期待しないで八十点だと、すごく得した気分になりますからね。
 リチャード・ドイッチの『13時間前の未来』はまさにそんな出来の作品です。

 タイトルからもわかるように、タイムトラベルものです。もう少し詳しく言えばタイムトラベル・サスペンス・ミステリーでしょうか。
 主人公のニックが妻殺しの容疑で警察に尋問されているところから物語は始まります。
 そしてニックは謎の男から渡された懐中時計の力を使って、過去に戻り、自らの嫌疑を晴らすために、いや、嫌疑を晴らすだけでなく、妻殺しそのものを阻止するために奔走するのです。

 過去へ戻る際のルールがユニーク、かな。
 2時間戻って、1時間過ごし、さらに2時間戻って、1時間過ごし、それを11回繰り返せる、って設定で、つまり同じ時間を繰り返すわけではないというのがミソ。
 言葉にするとわかりづらく、また主人公側にずいぶん都合の良い設定のように思えるけど、読んでる間は気にならない。
 タイムトラベルもののお決まりで、一つの惨劇を防いだつもりが主人公のその行動のせいで別の惨劇が起きて、といった具合でよく出来ています。
 よっぽど、『フランケンシュタイン 対決』よりも面白いですし、お薦め出来ます。

 ただ、タイムトラベルものは一種のSFでもあると言えると思うのですが、そういったSF的考証は潔いぐらい一切なし。
 冷静に考えると、これだと主人公の行動は最悪のパラレル・ワールドを生み出し続けてるだけでは?と思えたりもしますが、ま、そういった野暮なことは言いっこなしなんでしょうね。

 ちなみに本作は『ソーシャル・ネットワーク』を製作した映画会社により来年の夏に映画化されるとのこと。
 映画向けの素材ではあるので、今から劇場で観るのが楽しみです、といいたいところですが、、、映画化決定!!という謳い文句の小説が映画化されないまま終わるのはハリウッドではよくあることなので、あまり期待せずに待つことにしましょう。
 それこそ本当に映画化されるかどうかは、タイムマシンで未来に行って確かめないとわかりませんよね!
 
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全然まったくお薦めではないけど、個人的には結構好きなクーンツ新作『フランケンシュタイン 対決』。

2011-10-12 21:24:39 | 読書
 自分ぐらいの本読みになると、その年の『このミステリーがすごい!』、通称『このミス』で、どの作品が一位になるのか、だいたいわかるようになるものです。
 断言しましょう、『このミステリーがすごい!2012年版』で一位を取るのは、国内編は『ジェノサイド』(高野和明著)で、海外編は『アンダー・ザ・ドーム』(スティーブン・キング著)でしょう。たぶん間違いない(『アンダー~』の方は値段の点で若干厳しいかもしれない。何しろ上下巻合わせて¥5800するからね。)。

 へぇ、そんなに自信を持って薦められるぐらい面白いんだぁ、と思った方がいたら、ちょっと申し訳ない。
 なぜかというと、自分は両作品とも未読だから(読んでないんかい!!)。
 でもほんと、自分ぐらいの本読みになるとだいたい読む前にその本がどれぐらい面白いか、わかるものなんです。
 と、偉そうなことを言ってますが、もちろん書評を参考にしてますけどね。

 ではなぜ面白い(と予想できる)本を優先して読まないのか?
 それにも一応の理由があって、必ずしも面白い(であろう)本が購入予定本リストの上位ではないからです。
 もう少し詳しく説明すると、上でも触れましたが、どんなに面白さが鉄板で保証されていても、上下巻で五千円以上もする本はおいそれとは買えないわけです。

 それに作家との付き合いというものもあります(もちろん実生活で付き合いがあるというわけではないです)。
 贔屓の作家の新作は、やっぱり本屋で見かけたら、よし、俺が買ってやろう、俺が読まねば誰が読む、と思うわけです。
 例えそれが七十点ぐらいの作品だろうな、ということが事前にわかっていたとしても!!(なぜ七十点ぐらいしかつけられない作家が贔屓なのかについては長くなるので割礼、もとい割愛。)

 さて、先日読み終わったばかりのディーン・クーンツの新作『フランケンシュタイン 対決』なのですが、やっぱり予想通り七十点でした(贔屓目に見てその点数なので、贔屓じゃなければたぶんもっと低い)。
 現代に甦ったヴィクター・フランケンシュタインと彼が生み出した怪物(現代名はデュカリオン。まるで宇宙刑事みたいな名前。)が対決するというお話。はっきりいって設定はちちんぷいぷい陳腐もいいところです。
 
 ま、一言でいうと作品として瑕疵がありすぎ。
 この作品、『フランケンシュタイン 野望』、『フランケンシュタイン 支配』、『フランケンシュタイン 対決』の全三巻に分かれています。
 第一巻に当たる『~ 野望』に、ヴィクターが生み出した、ランドル6っていう名前の新人種が出てきます。
 コイツは殺人能力には秀でてるんだけど、広場恐怖症でまともにまっすぐ道も歩けないっていう困ったチャンという設定なんですけど、『野望』の終わりで、艱難辛苦いろいろあった末に、どうにかこうにかカースンという刑事の家の床下に潜り込むわけ。この、床下に潜り込むまでの過程が、あまりにもランドル6が苦労するので泣けるんですよ。ノリはほとんど新人種版『はじめてのお使い』。

 で、当然二巻である『~ 支配』で彼がどんな活躍(or殺戮)を見せるのかと思ったら、再登場したと思った途端、カースンに撃たれて死亡。享年0歳。短い一生を終えるのです。
 そりゃねーよ、クーンツ!!と思わずにはいられませんでしたよ。

 まだまだあります。
 三巻である『~ 対決』では、私は何でもお見通しよ!みたいな《救世主》ってキャラが突然出てくるんです。いや、本当に唐突に。
 当然、この《救世主》の正体が知りたいわけじゃないですか。
 でも、コイツが結局正体が明かされぬまま、舞台から消えちゃうのです。
 ときどき(というかしょっちゅう)平気でクーンツはこういうことをやっちゃいますからね。
 そういや『オッド・トーマス』シリーズもわけがわからん終わり方でした。

 何だか、くそみそに叩いているようですが、じゃあ読んで満足しなかったのかというと、そういうわけでもないのです。
 ここら辺は説明が難しいのですが、クーンツの作品には独特の安定感があるのです。読んでいて、心が落ち着くというか…。

 そんなわけで、(脳内にある)購入予定本リストの上位にクーンツの新刊が占めるのです。
 たぶん、次作も買うだろうな、と思います。
 でもクーンツにはもう少しわけがわかる作品を書いてほしいです。
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