今日の新聞コラムに「安心の子育て」と題して
学童保育の今、が出ていた。
保育所同様に学童保育も不足しており、
待機児童問題が深刻化している。子供の
預け先がなく親が仕事を辞めざるを得ない
20数年前、私が学童保育指導員をやり始めた頃は
学童保育は少人数でした。15名ほどの児童数で、
同じ市内のT学童は30名ほどいて
「30名も児童がいると指導員も大変ね」と
思いました。
あの池田小事件が起こった後、仕事持つ親は
子供を学童保育に預ける事が多くなり、
学童保育の人数がどんどん増えていき、
私が定年退職前には70人を超える学童保育に
回され名前を覚えるのも大変でした。
おまけに指導員報酬が安いため、若い人は
生活していけない。子育てが終わった指導員が
入ってきても(指導員同士気が合わないと)
辞めてしまう。人手不足は年がら年中で
「指導員になってくれるのなら誰でもいい」と
市の方は誰でも受け入れ、私のいた学童にも
とんでもないオヤジ(男)が来たりで保育
どころか指導員が指導員(オヤジ)を指導
しなければならず、それがオヤジは気に入らず
数ヶ月で辞めていった。指導員としては
迷惑この上ない事で、指導員の頭数を揃えれば
いいという市の考えに憤慨したものです。
とはいえ指導員時代は楽しかった。
子供を巻き込んで映画、サーカス、プール
スキー、船で横浜まで遠出したり、手作りおやつや
ゲームなどで指導員も子供達も楽しみました。
これも人数が少ないからできた事で、未だ指導員を
やっているSさんに今の学童を聞いたら
「今の学童は昔と変わった、遊びにも行けないし
手作りおやつなんてもってのほか」
「なんでなの」
「親がうるさい、手作りおやつは中毒の
原因になるからダメだって。バカみたい
指導員も随分やりづらくなった」と嘆く。
先日、スーパーで昔の指導員仲間と会ったので
「未だ指導員やっているの?」と聞いたら
「7年間やって、定年前にやめました」
「あら、勿体無い、なんで?」
「指導員同士の人間関係が悪く、ストレスが
溜まって身体壊しそうになった」とWさん
確かに学童保育の指導員はちょっと特殊の
世界なので指導員同士ウマが合わないと
「合えば天国、合わなきゃ地獄」と言われる。
Wさんは地獄を味わった。私は15年近くの
指導員生活でそのような事には合わなかったので
ラッキーという事です。
学童保育の指導員は家でいう父親、母親代わり
なので学童数の多いところは、目が行き届かない。
「あの子と今日話したっけ?」となる。
「120人にスタッフ8人」こんなんじゃ
いい学童保育出来っこありません。
学童保育の今、が出ていた。
保育所同様に学童保育も不足しており、
待機児童問題が深刻化している。子供の
預け先がなく親が仕事を辞めざるを得ない
20数年前、私が学童保育指導員をやり始めた頃は
学童保育は少人数でした。15名ほどの児童数で、
同じ市内のT学童は30名ほどいて
「30名も児童がいると指導員も大変ね」と
思いました。
あの池田小事件が起こった後、仕事持つ親は
子供を学童保育に預ける事が多くなり、
学童保育の人数がどんどん増えていき、
私が定年退職前には70人を超える学童保育に
回され名前を覚えるのも大変でした。
おまけに指導員報酬が安いため、若い人は
生活していけない。子育てが終わった指導員が
入ってきても(指導員同士気が合わないと)
辞めてしまう。人手不足は年がら年中で
「指導員になってくれるのなら誰でもいい」と
市の方は誰でも受け入れ、私のいた学童にも
とんでもないオヤジ(男)が来たりで保育
どころか指導員が指導員(オヤジ)を指導
しなければならず、それがオヤジは気に入らず
数ヶ月で辞めていった。指導員としては
迷惑この上ない事で、指導員の頭数を揃えれば
いいという市の考えに憤慨したものです。
とはいえ指導員時代は楽しかった。
子供を巻き込んで映画、サーカス、プール
スキー、船で横浜まで遠出したり、手作りおやつや
ゲームなどで指導員も子供達も楽しみました。
これも人数が少ないからできた事で、未だ指導員を
やっているSさんに今の学童を聞いたら
「今の学童は昔と変わった、遊びにも行けないし
手作りおやつなんてもってのほか」
「なんでなの」
「親がうるさい、手作りおやつは中毒の
原因になるからダメだって。バカみたい
指導員も随分やりづらくなった」と嘆く。
先日、スーパーで昔の指導員仲間と会ったので
「未だ指導員やっているの?」と聞いたら
「7年間やって、定年前にやめました」
「あら、勿体無い、なんで?」
「指導員同士の人間関係が悪く、ストレスが
溜まって身体壊しそうになった」とWさん
確かに学童保育の指導員はちょっと特殊の
世界なので指導員同士ウマが合わないと
「合えば天国、合わなきゃ地獄」と言われる。
Wさんは地獄を味わった。私は15年近くの
指導員生活でそのような事には合わなかったので
ラッキーという事です。
学童保育の指導員は家でいう父親、母親代わり
なので学童数の多いところは、目が行き届かない。
「あの子と今日話したっけ?」となる。
「120人にスタッフ8人」こんなんじゃ
いい学童保育出来っこありません。