今日は篆刻サークルの勉強会でした。
会員全員集合です。
4月の課題の講評をしました。4月の課題は
自由課題で印の大きさも自由です。
以下先生の講評
感謝(雑形印)
ハートの形から「感謝」の心が表出している気がする。
「感」の字は誤字であろうか?左からの感謝の方が良
あちゃ〜、感の字が間違っていた。横棒が抜けていた。
これは作り直しです。最近は文字を書く事が少なくなり
文章を書くのもついついパソコンで打ち込む。勢い
文字を忘れると言う事です。
Thank you(英字印)
英文の筆意及び流動感十分である。楕円形の印を
横にしての刻がよく似合っている。
清水(認印)
流動豊かな朱文印にて「清水」と刻す。「青」が
やや固いか「水」と風趣を揃えた方が良かったか。
「水」「氵」はただの点だけでも良いと言う事で辞典には
いろいろ出ている。私の持っている篆書辞典にはない。
参考になりました。
龍吟虎嘯(りゅうぎんこしょう 肖形印)
四字の配置としては常道から外れるも
図案的に見ると楽しめる印である。
右側が龍で左側が虎となっている。面白い。
幽玄(引首印)
楕円形縦に二字、変形印に刻すのは難しいが
左右対称の字を選文したことにより、スッキリと
刻されている。
磊落(らいらく)
文字通りの気心十分の作で力感にあふれて
見応えあり。朱の重みが印面を活性化させている。
片刀で刻したような感じで、いい味が出ている。
自用雅号印八顆
一見して一印中に数個の印を押した集成印である。
押印も一苦労であろう。他山の石としたい。
四海皆兄弟
楕円変形印に可不足なく文字を配置し
技術の高さが見てとれる。
添え書きに「プーチンに告ぐ」と書いてある。
「お互いに相手を尊敬して、失礼のないように
交際すれば世界中は皆兄弟になる」と言う事です。
この印をプーチンに送ってやったらいい。
康孝(雅号印)
大印の大きさに負けず名の二字がゆったりと
刻されている小篆印である。辺縁も良い。
上品な作品に似合う。
以心伝心(廽文)
回文の工夫によりバランス良く落ち着く。
白文で粘筆性の刻が個性的なり。
百花繚亂(廽文)
字画や字形を考えての回文印であろう。
「亂」の字の右部の作り、太さ一考すべきか。
「亂の右部は無理に太くする必要はない」とみなさん思った。
亀(竹根印)
釈文には「亀」とあるが判読不能。象形の印と
みるべきか。
竹根は刻しづらい。Ksさんはいつも面白い印を刻します。
先生の刻 「清心」呉譲之印(模刻印)
「模刻印はなんて書いてあるのかしらね」難しい文字は
殆どわからない。
「模刻だから文字が分からなくてもいい」とNtさん。
それにしても細く刻してある。
「1mmは細いうちに入らない」と言う事です。
先生の評価だけでなく作品を見て
「みなさんでワイワイ言えるのがいいですね」と先生。
そう、篆刻サークルは言いたいことがいえるサークルです。
勉強会が終わって帰途に着いたらバレンタイン通りの
マロニエが咲き始めていた。
赤いマロニエの半です。
会員全員集合です。
4月の課題の講評をしました。4月の課題は
自由課題で印の大きさも自由です。
以下先生の講評
感謝(雑形印)
ハートの形から「感謝」の心が表出している気がする。
「感」の字は誤字であろうか?左からの感謝の方が良
あちゃ〜、感の字が間違っていた。横棒が抜けていた。
これは作り直しです。最近は文字を書く事が少なくなり
文章を書くのもついついパソコンで打ち込む。勢い
文字を忘れると言う事です。
Thank you(英字印)
英文の筆意及び流動感十分である。楕円形の印を
横にしての刻がよく似合っている。
清水(認印)
流動豊かな朱文印にて「清水」と刻す。「青」が
やや固いか「水」と風趣を揃えた方が良かったか。
「水」「氵」はただの点だけでも良いと言う事で辞典には
いろいろ出ている。私の持っている篆書辞典にはない。
参考になりました。
龍吟虎嘯(りゅうぎんこしょう 肖形印)
四字の配置としては常道から外れるも
図案的に見ると楽しめる印である。
右側が龍で左側が虎となっている。面白い。
幽玄(引首印)
楕円形縦に二字、変形印に刻すのは難しいが
左右対称の字を選文したことにより、スッキリと
刻されている。
磊落(らいらく)
文字通りの気心十分の作で力感にあふれて
見応えあり。朱の重みが印面を活性化させている。
片刀で刻したような感じで、いい味が出ている。
自用雅号印八顆
一見して一印中に数個の印を押した集成印である。
押印も一苦労であろう。他山の石としたい。
四海皆兄弟
楕円変形印に可不足なく文字を配置し
技術の高さが見てとれる。
添え書きに「プーチンに告ぐ」と書いてある。
「お互いに相手を尊敬して、失礼のないように
交際すれば世界中は皆兄弟になる」と言う事です。
この印をプーチンに送ってやったらいい。
康孝(雅号印)
大印の大きさに負けず名の二字がゆったりと
刻されている小篆印である。辺縁も良い。
上品な作品に似合う。
以心伝心(廽文)
回文の工夫によりバランス良く落ち着く。
白文で粘筆性の刻が個性的なり。
百花繚亂(廽文)
字画や字形を考えての回文印であろう。
「亂」の字の右部の作り、太さ一考すべきか。
「亂の右部は無理に太くする必要はない」とみなさん思った。
亀(竹根印)
釈文には「亀」とあるが判読不能。象形の印と
みるべきか。
竹根は刻しづらい。Ksさんはいつも面白い印を刻します。
先生の刻 「清心」呉譲之印(模刻印)
「模刻印はなんて書いてあるのかしらね」難しい文字は
殆どわからない。
「模刻だから文字が分からなくてもいい」とNtさん。
それにしても細く刻してある。
「1mmは細いうちに入らない」と言う事です。
先生の評価だけでなく作品を見て
「みなさんでワイワイ言えるのがいいですね」と先生。
そう、篆刻サークルは言いたいことがいえるサークルです。
勉強会が終わって帰途に着いたらバレンタイン通りの
マロニエが咲き始めていた。
赤いマロニエの半です。