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篆刻(てんこく)11月の課題講評が届く

2022年12月06日 | 篆刻
篆刻11月の月例競刻作品の講評が届きました。
作品を年賀状印といして使うにあたり「補刀」
するところがあれば直すように。との先生の伝え。
石の大きさ一寸(約3cm)朱文で刻す。
以下、先生の講評です。

春廻旭日鮮(はるかえりきょくじつあざやかなり)
天地は春となって、朝日が美しく差し上った。

五文字印なれど左に三文字を配し「日」を
圧縮することで左右との重みを考慮している。
辺縁は変化を少なくして構成可。


寿福 (じゅふく)
命長くしあわせなこと。長命で幸福なこと。

左右に借辺を取り入れて横への伸展がみられる。
中央下部の空間が少し気になる。点画の位置変化を
一考されたし。


春酒介寿(しゅんしゅ じゅをたすく)
春に酒を飲むと、寿命を長くします

落ち着いた印篆の四文字である。左上「介」は
筆画少なく上に縮小して空間のバランスを
取りたい。刀法は上出来なり。


笑門来福(しょうもんらいふく)
笑いの絶えない家庭には自然と幸福が訪れる。

一見にぎやかな刻で楽しめる印である。
辺縁を平均に打刻しているためやりすぎ感あり。
印中の十字界線は不用に思う。


新春万福(しんしゅんばんぷく)
新春にたくさんの幸せがありますように。

文字は小篆で柔和な流動感ある好印である。
辺縁は太めに文字を支えたり。欠けの変化は
少々多すぎたか。ここぞに集中すればよい。


新春万福

四文字の小篆と太めの辺縁は安定した刻風である。
辺縁は賀状印なので変化を求めにくかったか。
「福」の字、田の内側を看直し。


逢吉(おうきち?あいきち?)
おめでたい吉に出会うことか?

二文字それぞれに縦の長線を入れて個性的印を
成している。さっぱりとして明解作なり。辺縁の
重厚さが大印たらしめている。


万家太平春(ばんかたいへいのはる)
全ての家々が同じように平和で穏やかな春を迎える
 
古印の風格たらしめる印で辺縁変化に古色十分なり。
文字は鋭味を欠くも中央に凝集する力を感じる。


先生の参考印 恵風和暢(けいふうわちょう)
心地よい風が吹いて、穏やかでなごやかにすること。


年取ると年賀状を出す知人もだんだん少なくなってきました。

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