今日は篆刻サークルの勉強会でした。
父ちゃんに送ってもらい、打瀬の公民館へ。
全員集合で、まずは10月の月例競刻の講評を受けます。
10月の課題は「卿雲」(けいうん 太平の世に現れる
めでたい雲)
印の大きさ八分(約2、5cm)印、以下先生の講評です
小篆の細線が左右に程よく収まって清澄感がある。
辺縁は太く印を安定させており好印である。
印篆の白文印である。太めの刀線が安定して
ゆるぎがない。やや固さがみられるので刀線に
雅味を加え柔和さを演出するのもよい。
丁寧な刻で清涼感あり。右字の直線構成に対して
左字は斜線構成で少し違和感あり。調和を考慮要。
辺縁を思い切って太くしザックリと変化の趣を
出しているも、素晴らしい。比して文字はやや
細身で丁寧な刻で感心するが、細太をもう少し
入れたら良。
二字共に左右対称にして安定す。「雨」冠の
斜線が目立ち過ぎたきらいがある。工夫の余地を
感ずる。白文印としての辺縁変化がよくできている。
印篆二字の力強い刻に好感。下部に朱の空間を
広めに置いた工夫も一つの見識なり。
二字共に上部に重心を置き下部にゆったりと
刀線を伸展させている好感なり。「雲」下部
ややぎこちなさ残る。補刀の修正も可。
右字に対して左字「雨」冠が狭く感じるので
左右伸展がよろしい。更に下部の丸みが
強いすぎるか。「雲」下部の形に補刀可なりや?
縦と横の線が印の効果を生んでいるが、どこを
どう細太の変化をつけるか十分研究されたし。
刀線に変化をつけて芸術味高めるのもよし。
右字の構成に比して左字は左右の伸展が不足し
細身である。目いっぱい広げたらよろしい。
「Sさんは印の角(四隅)を打撃して丸みを
出した方がいい」とNtさんいうも
「私はかっちりしたほうがいいと思っている」とSさん。
「雅味を出すためには丸みをつけたほうがいい。
印は使っているうちに角が丸くなり、落としたり
すると欠けができる。それがいいのです」とYさん。
皆さんいろいろな意見が出た。
「雲」字に屈曲の法をとり入れて二字の重みの
バランスをとっておりさすがである。辺縁も
力強い。文字に打撃も一考されては?
右字上部、左右伸展のため左字下部に寄せたか。
金文の意欲作であるが今少し工夫の余地あるやも。
古印の封泥印の趣きありて撃辺変化も大胆なり良。
比して文字は軽さを感ずるがいかがか。
二字共に印面にバランスよく配置して篆刻の常道
ともいえる。以前の氏の刻し方がなつかしいけれど・・・
「そういえばKsさんの昔の作品は大胆に
辺縁の欠けを作っていた。最近の作品は
ずいぶん大人しくなったね」とみんな。
講評の後、先生が作品の裏打ち方法を教えてくれました。
12月1日から打瀬公民館で篆刻作品を展示します。
父ちゃんに送ってもらい、打瀬の公民館へ。
全員集合で、まずは10月の月例競刻の講評を受けます。
10月の課題は「卿雲」(けいうん 太平の世に現れる
めでたい雲)
印の大きさ八分(約2、5cm)印、以下先生の講評です
小篆の細線が左右に程よく収まって清澄感がある。
辺縁は太く印を安定させており好印である。
印篆の白文印である。太めの刀線が安定して
ゆるぎがない。やや固さがみられるので刀線に
雅味を加え柔和さを演出するのもよい。
丁寧な刻で清涼感あり。右字の直線構成に対して
左字は斜線構成で少し違和感あり。調和を考慮要。
辺縁を思い切って太くしザックリと変化の趣を
出しているも、素晴らしい。比して文字はやや
細身で丁寧な刻で感心するが、細太をもう少し
入れたら良。
二字共に左右対称にして安定す。「雨」冠の
斜線が目立ち過ぎたきらいがある。工夫の余地を
感ずる。白文印としての辺縁変化がよくできている。
印篆二字の力強い刻に好感。下部に朱の空間を
広めに置いた工夫も一つの見識なり。
二字共に上部に重心を置き下部にゆったりと
刀線を伸展させている好感なり。「雲」下部
ややぎこちなさ残る。補刀の修正も可。
右字に対して左字「雨」冠が狭く感じるので
左右伸展がよろしい。更に下部の丸みが
強いすぎるか。「雲」下部の形に補刀可なりや?
縦と横の線が印の効果を生んでいるが、どこを
どう細太の変化をつけるか十分研究されたし。
刀線に変化をつけて芸術味高めるのもよし。
右字の構成に比して左字は左右の伸展が不足し
細身である。目いっぱい広げたらよろしい。
「Sさんは印の角(四隅)を打撃して丸みを
出した方がいい」とNtさんいうも
「私はかっちりしたほうがいいと思っている」とSさん。
「雅味を出すためには丸みをつけたほうがいい。
印は使っているうちに角が丸くなり、落としたり
すると欠けができる。それがいいのです」とYさん。
皆さんいろいろな意見が出た。
「雲」字に屈曲の法をとり入れて二字の重みの
バランスをとっておりさすがである。辺縁も
力強い。文字に打撃も一考されては?
右字上部、左右伸展のため左字下部に寄せたか。
金文の意欲作であるが今少し工夫の余地あるやも。
古印の封泥印の趣きありて撃辺変化も大胆なり良。
比して文字は軽さを感ずるがいかがか。
二字共に印面にバランスよく配置して篆刻の常道
ともいえる。以前の氏の刻し方がなつかしいけれど・・・
「そういえばKsさんの昔の作品は大胆に
辺縁の欠けを作っていた。最近の作品は
ずいぶん大人しくなったね」とみんな。
講評の後、先生が作品の裏打ち方法を教えてくれました。
12月1日から打瀬公民館で篆刻作品を展示します。
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