夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

悲しい知らせ

2025年01月21日 | 闘病
今日は悲しい知らせがありました。
昨年1月までお掃除ボランティアでお世話していた
Wさんが亡くなっていたのです。
今日はWさんの家の近くまで用事があり、
「Wさん、元気になったかな?」と思い久々に
訪問。チャイムを押すとご主人が出て
「やあやあ」となりました。
「Wさん元気になりましたか?」と聞いたら
「亡くなりました」とご主人。私は絶句した。
「まあ、上がってください」という事で話を聞いた。
「昨年2月に腹痛で救急車で入院。検査したら
 ここでは『手に負えない』と言われ
 高度医療のできる病院に転院、手術。
 腸が壊死する病気で、6mもある腸を
 切って、残ったのは30cm、良くなると
 思っていたのに術後の処置で細菌感染して
 あっという間に死んでしまった」と、ご主人
私とは手術後に電話で
「腸が30cmしか残っていないから食べ物
 制限があって困る」と言っていた。

お掃除ボランティアに行くと大抵
「具合が悪い」と言ってベッドに横になっていた。
時々背中を摩ってあげると
「気持ちがいい楽になった」と笑顔で話していた。
ご主人思いで、仕事に行くご主人のお弁当を
早朝から作っていて、
「偉いな〜」と言ったら
「これだけは何がなんでもやるの」と言っていた。

昨年の今頃、体調が良さそうだったので
「お天気もいいし、梅林公園まで行って、
 たまには日光浴しない?」と誘ったら
「そうだね」と言って近くの梅林公園まで歩き
蕾の膨らんだ梅の木を見ながら日光浴と世間話の
おしゃべりして30分。
「今日は気分がよかった。ありがとね」と
別れたのが最後でした。
大きな手術したものの元気になっているだろうと
思って訪問したのにショックでした。
「娘も息子も世帯を持って離れて暮らして
 いるので、一人になってしまい、まだ傍に
 いるような感じで『風呂入るぞ』なんて
 言ってしまう。寂しいですよ」とご主人。
いつも横になっていたベッドはそのまま。
見たら涙が出てきた。
「でも、あいつが先に逝ってくれてホッと
 してます。体の悪いあいつを残して私が
 先にいけない。今はこいつ(アメショー猫
 が寂しさを癒してくれます。こいつ(猫)は
 『婆さんどこ行った』と思ってるでしょう」と
猫を撫でながらご主人が言った。

悲しい気持ちでWさんの家を後にして帰り道
今度は元気になったUさんに出会った。
Uさんは以前、病院付き添いとお掃除ボランティアで
お世話した方で元気に歩っていた。
「私ね〜高級老人ホームに入ろうと思ったけど
 辞めたの。よくよく調べたら外出も買い物も
 『自由に出来ない』という事が分かったの
 買い物や散歩なんて自由にしたいじゃない?
 そんな事が出来ないなんて、楽しみがない
 じゃない。だから今の所(アパート)で
 頑張ろうと思ってる」とUさん
「それが良い、それがいい」と私
「だから時々おしゃべりしに寄ってちょうだい」と
Uさん。元気になったUさんを見て、悲しい
思いで歩いていた私の心が少しは晴れた。
 

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