入院しているといろいろな人(病友)にあう。
62歳の男性(Aさん)は数日前、腹痛で
救急搬送されてきた。
夜8時頃、私が談話室へお茶をもらいに行ったら
談話室のTVを一人でみていた男性がAさんでした。
TVを消して去ろうとしていたAさんに
「夜は眠れますか?」と私が聞いたら
「なかなか眠れません。」と点滴カートを引いたAさん。
「夜は長くて眠れないですよね」といったら
Aさんソファに座り直して
「私は腹痛で救急車で運ばれた。もう5日間も
何も食べていない。食事がしたいですよ
今は何の病気か今検査中です」
「それは辛いですね」と座り込んで9時の
消灯まで話し込む。
話し好きのAさんとは、よく談話室で
会うとお喋り。自分の職業のことから
家族のことまで面白おかしく話す。
私はもっぱら聞き役。
Aさんは調理師であちこちの有名食堂や
ホテルなどを廻ったもののアルコール
中毒になり早期に退社。
「何でアル中になったの」と聞いたら
1日にビール(500ml)缶4本に焼酎
日本酒を飲んでいたそうな。
「アル中になると調理師にとって致命的
手が震えて包丁がうまく使えなくなる」
「で、今はどうしているの?」
「レストランのメニューを頼まれて
書いている。ところで売店(館内)に
タバコとビール売ってるかね?」
「売ってこないでしょ。病院内は禁煙と
禁酒に決まってる」
「そうか、売ってないか。今(酒とタバコ)の
禁断症状で辛いです」
「この際酒もタバコも止めたら」
「できるかな〜以前、酒を止めるため
精神科の病院行ったら、
『酒は覚醒剤と同じで止めることが
なかなか難しい飲み物です』と先生が
言っていた」そうな。
「もう一週間酒タバコを飲んでいない
辛いですよ〜」
とあくまでも酒とタバコが欲しいらしい。
まあ食事も食べられていないし、点滴で
栄養補給という事は、かなりのストレスに
なるようです。
Aさん家族の見舞いがない。
奥さまを亡くし、娘さんは只今妊娠中とのこと
なので談話室での話し相手はもっぱら私となる。
なかなか面白いAさんです。
62歳の男性(Aさん)は数日前、腹痛で
救急搬送されてきた。
夜8時頃、私が談話室へお茶をもらいに行ったら
談話室のTVを一人でみていた男性がAさんでした。
TVを消して去ろうとしていたAさんに
「夜は眠れますか?」と私が聞いたら
「なかなか眠れません。」と点滴カートを引いたAさん。
「夜は長くて眠れないですよね」といったら
Aさんソファに座り直して
「私は腹痛で救急車で運ばれた。もう5日間も
何も食べていない。食事がしたいですよ
今は何の病気か今検査中です」
「それは辛いですね」と座り込んで9時の
消灯まで話し込む。
話し好きのAさんとは、よく談話室で
会うとお喋り。自分の職業のことから
家族のことまで面白おかしく話す。
私はもっぱら聞き役。
Aさんは調理師であちこちの有名食堂や
ホテルなどを廻ったもののアルコール
中毒になり早期に退社。
「何でアル中になったの」と聞いたら
1日にビール(500ml)缶4本に焼酎
日本酒を飲んでいたそうな。
「アル中になると調理師にとって致命的
手が震えて包丁がうまく使えなくなる」
「で、今はどうしているの?」
「レストランのメニューを頼まれて
書いている。ところで売店(館内)に
タバコとビール売ってるかね?」
「売ってこないでしょ。病院内は禁煙と
禁酒に決まってる」
「そうか、売ってないか。今(酒とタバコ)の
禁断症状で辛いです」
「この際酒もタバコも止めたら」
「できるかな〜以前、酒を止めるため
精神科の病院行ったら、
『酒は覚醒剤と同じで止めることが
なかなか難しい飲み物です』と先生が
言っていた」そうな。
「もう一週間酒タバコを飲んでいない
辛いですよ〜」
とあくまでも酒とタバコが欲しいらしい。
まあ食事も食べられていないし、点滴で
栄養補給という事は、かなりのストレスに
なるようです。
Aさん家族の見舞いがない。
奥さまを亡くし、娘さんは只今妊娠中とのこと
なので談話室での話し相手はもっぱら私となる。
なかなか面白いAさんです。
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