夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

篆刻(てんこく)月例競刻の講評が届く

2020年05月08日 | 篆刻
篆刻サークルも3月から公民館が休止中なので
サークル活動も行っていない。
先生から出されている年間の月例競刻も提出が
出来ないでいたら市原支部の皆さんが作品を
先生に送ったらしい。それが届きました。
印の大きさ八分(約2,5cm)印
以下、先生の講評です。

まずは3月の課題「寒梅着花」(かんばいはなをつく)
 梅に花が一、二輪ついた早春の情景


今少し太い線で満白印 にしてもよいかと思う。
補刀されてはいかが。字形は丁寧に刻しており
集中心が高い。辺縁の変化はこれくらいでよい。


左辺の様に縁に接する線の刻は欠け易く難しい。
そこを異和なくするのがベテランの技である。
印篆の力強さが心地よい。


陽刻で丁寧な刻はさすがである。異体字を
とり入れて重厚さを演出して可。朱文の刻の
集中心に感服する。辺縁太く。


氏の個性をよく表出した独創の刻といえよう。
子細にみると疑問に思う字画がみられる。
今一度字書にあたってほしい。正確さを欲す。


4月の課題「君子林」(くんしりん)
 徳の高い立派な人の集まりををいう。


辺縁の力強さが圧倒的である。秦漢印の特徴を
よく表して好印たり。文字のバランスを考慮
したのはよい。「林」弱し。


辺縁の上下の働きを重視しての満白印(空間が
埋まる位文字が太く刻されていて細い篆書体に
見える)といえよう。「子・林」下部を圧縮
しているのも個性的といえよう。
今までない構成である。


右辺の上下角の朱がやや大きく思うがいかが。
「林」一字が間のびした感あり。長い刀線に
力感を与えることが大切なり。


「君」字を多画にして印面のバランスをとり秀逸なり。
「君」の「口」が大きく感じる。その工夫が必要か。
刀味は十分出ており、さすがベテランである。

先生からの挨拶文です。

コロナ騒ぎが早く収まることを切に願う。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 天気の良い日は草刈りをする | トップ | 消防自動車が来た »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

篆刻」カテゴリの最新記事