丁度2週間前の話。
1 初日
11時に入院。指定された時刻が中途半端な時間なので出発まで暇を持て余すかと思ったが、時間潰しにと始めた普段しないPCの中をごぞごぞと整理しているうちにギリギリになる。
目指す場所までは電車と徒歩で1時間かからない。荷物が多いのでランでは移動せず(朝、6キロ走って7月終了の計622キロ)。
時間ぴったりに入りそのまま11階へ。
一通り説明が終わり、その後いきなり昼食が出る。そのまま昼寝。
午後は、入れ代わり立ち代わり担当の方々がベッドにやって来て、明日の手術の説明をする。
明日はできないから今日は必ずと指示されシャワーをする。
みきゃん大活躍。
夕食後、ヨメさんとムスメが来る。
就寝時までに「火花(又吉直樹)」「猫を抱いて象と泳ぐ(小川洋子)」を読み切る。こういう時だから活字と戯れることにする。それにしても又吉作品、儂の半分斜め読み(英文長文読解読み)ではいかん。後何回か読んだらもう少し近付けるだろうか。
長いようで短い1日。
2 2日目
早朝、トイレに起きる。
手術の4時間前までにと指定された水分(スポドリっぽい奴)を摂る。
で二度寝。6時半前に起こされ、以降は「霞町物語(浅田次郎)」を読む。
朝食がないのとベッドから離れられないので、続けて「その日のまえに(重松清)」へ。
普段小説などあまり読まないが、気分がそうだったのと、電子書籍で買っておいたストックがあったのとで。
8時過ぎ、主治医の先生の回診。それほど細かな説明はない(というより内容がないんだろうな切って取るだけだからねみたいな)が、この先生の顔を見ると安心する。
師曰く、走った?
え、無理ですよ。
曰く、僕は今朝7キロ走って来たよ。
・・・
11時に点滴開始。それまでひたすら活字を追ったことになる。
斜め向かいの方は退院らしい。嬉しいなという空気をカーテン越しに感じる。
少しして親が来る。2時半だからと伝え、まだ時間があるので一旦外で時間潰しで出てもらう。
その後しばらく経ってからヨメさんが来る。
そういえばムスコに連絡してなかった。ほおしとるんかと思った。いやそっちがしとるんかと思った。まあな。ムスメ今日は長いかと思って昨日声掛けて連れてきたんやけど本人は朝いってらっしゃいゆうたけん(もうええやん)っていう感じで。まあ充分なんやろうなあ。
それでも1時間ぐらいは喋ったか。
で突然開始が予定より早い2時になりばたばたと術着に着替える。
見送られて入る。
妙な感じである。
テレビドラマで見るより広い手術室が目に飛び込んで来た。テレビドラマで見るよりスタッフは落ち着いた(安心感のある)表情で迎えてくれた。
で。
予定の半分少々で終わったらしい。担当の看護師さんが言うには(手術室から)電話があった時、何が起こったんだろうと、という感じだったとか。
麻酔から覚め、直ぐに意識がはっきりしてくる。頭も回る手足も動く。
手術した箇所は痛い。
病室に戻る。身内にお引き取り願う。手術した箇所がそこそこに痛い。疲れてくる。まだ空が明るいのが分かる。
麻酔のせいなのか疲れなのかウトウトし続ける。
意識ははっきりしているので持て余すと思ったがそれでも耐えられる範囲で6時間。30分ごとに看護師さんが確認に来る。麻酔科の担当医の先生も何度か見に来てくださる。
とりあえずで、水分摂取の許可が出る。一口水を飲む。
難儀なことに今晩はベットから出てはいけないらしい。
手術したところがかなり腫れ上がっている。
まだまだ、なんだろうな。気分的に滅入る。
続く。
1 初日
11時に入院。指定された時刻が中途半端な時間なので出発まで暇を持て余すかと思ったが、時間潰しにと始めた普段しないPCの中をごぞごぞと整理しているうちにギリギリになる。
目指す場所までは電車と徒歩で1時間かからない。荷物が多いのでランでは移動せず(朝、6キロ走って7月終了の計622キロ)。
時間ぴったりに入りそのまま11階へ。
一通り説明が終わり、その後いきなり昼食が出る。そのまま昼寝。
午後は、入れ代わり立ち代わり担当の方々がベッドにやって来て、明日の手術の説明をする。
明日はできないから今日は必ずと指示されシャワーをする。
みきゃん大活躍。
夕食後、ヨメさんとムスメが来る。
就寝時までに「火花(又吉直樹)」「猫を抱いて象と泳ぐ(小川洋子)」を読み切る。こういう時だから活字と戯れることにする。それにしても又吉作品、儂の半分斜め読み(英文長文読解読み)ではいかん。後何回か読んだらもう少し近付けるだろうか。
長いようで短い1日。
2 2日目
早朝、トイレに起きる。
手術の4時間前までにと指定された水分(スポドリっぽい奴)を摂る。
で二度寝。6時半前に起こされ、以降は「霞町物語(浅田次郎)」を読む。
朝食がないのとベッドから離れられないので、続けて「その日のまえに(重松清)」へ。
普段小説などあまり読まないが、気分がそうだったのと、電子書籍で買っておいたストックがあったのとで。
8時過ぎ、主治医の先生の回診。それほど細かな説明はない(というより内容がないんだろうな切って取るだけだからねみたいな)が、この先生の顔を見ると安心する。
師曰く、走った?
え、無理ですよ。
曰く、僕は今朝7キロ走って来たよ。
・・・
11時に点滴開始。それまでひたすら活字を追ったことになる。
斜め向かいの方は退院らしい。嬉しいなという空気をカーテン越しに感じる。
少しして親が来る。2時半だからと伝え、まだ時間があるので一旦外で時間潰しで出てもらう。
その後しばらく経ってからヨメさんが来る。
そういえばムスコに連絡してなかった。ほおしとるんかと思った。いやそっちがしとるんかと思った。まあな。ムスメ今日は長いかと思って昨日声掛けて連れてきたんやけど本人は朝いってらっしゃいゆうたけん(もうええやん)っていう感じで。まあ充分なんやろうなあ。
それでも1時間ぐらいは喋ったか。
で突然開始が予定より早い2時になりばたばたと術着に着替える。
見送られて入る。
妙な感じである。
テレビドラマで見るより広い手術室が目に飛び込んで来た。テレビドラマで見るよりスタッフは落ち着いた(安心感のある)表情で迎えてくれた。
で。
予定の半分少々で終わったらしい。担当の看護師さんが言うには(手術室から)電話があった時、何が起こったんだろうと、という感じだったとか。
麻酔から覚め、直ぐに意識がはっきりしてくる。頭も回る手足も動く。
手術した箇所は痛い。
病室に戻る。身内にお引き取り願う。手術した箇所がそこそこに痛い。疲れてくる。まだ空が明るいのが分かる。
麻酔のせいなのか疲れなのかウトウトし続ける。
意識ははっきりしているので持て余すと思ったがそれでも耐えられる範囲で6時間。30分ごとに看護師さんが確認に来る。麻酔科の担当医の先生も何度か見に来てくださる。
とりあえずで、水分摂取の許可が出る。一口水を飲む。
難儀なことに今晩はベットから出てはいけないらしい。
手術したところがかなり腫れ上がっている。
まだまだ、なんだろうな。気分的に滅入る。
続く。