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マールイ12月26日 鎌倉芸術館 「白鳥の湖」感想③

オーリャ(ステパノワ)のオデット/オディールの全幕はほんとに久しぶり。
わたしはマールイのオデット/オディールはスーシャ(シェスタコワ)とオーリャがとても好きなのです。イーラ(コシェレワ)はオデットが好きですね。
ペレンは、よくよく考えると、上の3人の主演日を選んで観に行ったり、仕事の兼ね合いなどで、そうそう彼女を観るチャンスがないんですよね。
それここ2年くらいは「これぞ」というパートナーと一緒に踊るペレンに当たっていないので、舞台に感動したというよりも「ペレンは(もしくはペレンのみが)すごかったー上手かったー。」で終わってしまうのがなんだか勿体無い気がします。

まあそれはさておきオーリャのオデット/オディール。
スーシャは全国ツアーでコンスタントに主演日が回ってくるものの(それをワタクシが上手い具合に観られるかどうかはともかく)、
オーリャの場合は、数年前までのコチュビラやエフセーエワもいた頃の、日程ぎっしり丸々2ヶ月強日本にいますー!という時期はローテーションにちょこちょこ入っていたのですが、
ゲストの日が多い年やら、産休やらが重なり、ほんっとに、彼女のオデット/オディールには飢えておりました。。。。
オディールに関しては、産休直前の夏のガラで、とびっきり素晴らしいヴァリアシオンを魅せてくれてはいましたが。

そんなわけで待ちに待った彼女の全幕オデット/オディール。
しかも今季これが1回こっきり。

結論から言うと。
とても素晴らしいオデット/オディールで。
はー、、、勿体ないー。
たった1回だなんてねぇ。

それもこれも、王子のローテーションに頭のてっぺんからつま先まで入り込んでいるルジマトフと踊れるバレリーナがスーシャとペレンに限られてくるのと、公演回数がそもそも少ない、ってのとの、悪循環なんだろうなあ。
なんとかならないものでしょうかね。
不況がいけないのかねぇ。

湖畔の場の、オデットの出。
出産後のオーリャは、以前よりかなり身体を絞ってきているな、という印象なのと、
エレガンスさや、表現力が増したと思うのですが、この日のオデットの表現も素敵でした。
前はどちらかというと、オディールの魅力を「素」で演じていて、オデットに関しては「よく抑制された、控えめで上品な表現につとめている」といった印象だったと思いますが、
うーん、なんだろう。
白鳥の女王の威厳や上品さ、白鳥のしなやかさ・力強さが内面から滲み出ているように感じました。強くなり過ぎないように抑制している、といった感じではなく、あくまでもナチュラルに彼女らしいオデットを表現していたなと思いました。

オデットと王子のアダージョもヴァリアシオンもコーダもと~っても素敵でした。
なにしろラブラブ、、、ってカタカナで書くのもあれだなあ、
いや、、ほんとに愛があふれるアダージォってのはいいもんですよ。
プハチョフの、オーリャに対する動き、手をとるところひとつとっても、なにごとにおいても、
いたわりと優しさに満ちていていいなあ、と。
それにしても、プハチョフさん、、すっごく嬉しそう。。。
えー、いつもプハチョフはどんなバレリーナ相手でも(例えプハチョフの無駄遣いと言われようとも)、丁寧にパートナーを勤めていると思いますし、プハチョフさんの素晴らしさ5段階評価でいえば、たいがいの舞台で4ないし5でやってのけてくれると思います。
それがスーシャやオーリャ相手だと、5をかる~く、振り切っちゃうんですよねぇ。

ただ、ドキドキ・ゾクゾク、よりプロフェッショナルでスリリングな「白鳥の湖」というと、スーシャと一緒に踊っているときのほうかなあ。
やっぱ、オーリャとの時って、、、特別というか、いやもう、愛ですよ、愛。愛が溢れっぱなしで(苦笑)ボヤルチコフ版は悲劇のはずなのに、「二人は幸せに旅立ちました」っぽくなっちゃうんだもんなぁ。

ソロのヴァリアシオンは、なんとなく、若干押さえめな感じの踊りだったのですが、
コーダでの力強いパとアームスの羽ばたきの表現が、素敵で見惚れてしまいました。。。。。
それまで抑えていた王子への愛を一気に解き放ったようなコーダでした。

四羽とコール・ドはわりと良かったかな?ただ、座席がわりと舞台に近かったから、コール・ドが揃っていたかどうかまではわからないです。
大きい白鳥はもうひとつ!もっとできると思います!今後に期待!!!!
それにしても、ダーリャ(エリマコワ)はまたいちだんと輝くようになってきましたねえ。
青いアイシャドべったりも無くなったし。
舞台マナーも素敵だし。これからがほんとに楽しみです。
カミロワは、昨季はなんとなく、踊りに波があったように感じたのですが、今季はくるみでも白鳥でも磐石の踊りで嬉しいです。

湖畔の場の終盤の、王子とオデットの最後のポーズ。
リフトする人や、そっと寄り添うバージョンもありますが(うーむ、ルジは今回は、、、リフトは無理なんじゃないかなあ。。。)、この二人は、やはり観たかった「王子の太ももにオデットがのっかってアチチュード」でした。
これも今回プチ・バージョン・アップ?マイナーチェンジというか、、、
下で踏まれている王子はだいたい、自分の右斜め上にいるオデットのほうに身体の向きも意識も集中している体勢だと思うのですが、
この日はプハチョフ、可能な限り身体をめいいっぱい、客席正面に向けて開いていて、何気にすごいバランスだと思いました。よくオーリャが落っこちなかったもんだ。

ロットバルトが現れて、再び白鳥の姿に戻って去っていく乙女たち。
オデットと王子の離れがたい雰囲気も素敵でした。
去っていくオデット、ここでは客席側を向いているバージョンでした。

1幕のカーテンコールではもはや恒例といったらいいのか、、、なりきりミーシャ(ヴェンシコフ)の悪魔っぷり。(わたしのまわりのおばさま方にちょっとウケていた)

このときのオーリャとプハチョフは、湖畔の場の雰囲気のまま、静かな余韻のカーテンコールでした。(それが2幕の後がねぇ。。。。。)

(感想④に続きます)





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U is for “U2”

U2 New Years Day Live Tokyo Japan

UはU2のU!!!!!

みなさま。新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。

ということで、新年からユーツーってのもどうかと思いますが。
ジャジャジャジャ ジャッジャ ジャジャジャジャで始まる1年もいいんじゃないかと。
NEW YEARS DAYってわけで。。。


U2 Where The Streets Have No Name Live At Slane Castle

この曲とデザイアーがいちばん好きかなあ。

ペットショップボーイズがカバーしたのも好きです。
Pet Shop Boys - Where the Streets Have No Name (I Can't Take My Eyes off You)


「終わり無き旅」も好きだなあ。


もちろん最初は「ヨシュア・トゥリー」であり「ウィズオアウィズアウトユー」でございました。

それまで玄人好みだったり、知る人ぞ知る存在、、、であったらしいのですが、
ワタクシは全然知らなかったですね、はい。

例のカケスのサミーこと、駒田くんっていう同級生から借りました。

駒田くん元気かなあ。
その当時、へヴィメタのマニアックなものだったり、
はたまたゲイリー・ムーアやイングウェイ・マルムスティーンについて熱く語っていたにもかかわらず、
ある日突然ボノの信者になっていました・苦笑


彼だけではありません。
ヨシュア・トゥリーというお化けアルバムが君臨して、猫も杓子もU2という時代になっちまったあの1年。

ほんとに好き嫌いに関わらず、まずU2ありき、みたいな風潮にすらなっていたような。

とても影響力大きかったと思います。

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あけましておめでとうございます


あけましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願いいたします。


画像は「四季の素材 十五夜」さまのサイトからお借りいたしました。
かわいい兎さんです。。。。。

auブログのお引越、データの移行そのものはあっという間に済んでいたのですが。。。。
データ移行先→ライブドアブログ「おロシア人日記(過去記事格納庫)」

しかし、記事やコメントはちゃんと移せたみたいなんですけどもね。(まだ全部チェックできていませんが)
カテゴリ分けはまた最初からしなくちゃいけないみたいで(泣)
ひえーーーー!!!!です。

3月までauのブログ「おロシア人日記」を見ることができるので、そっちを見ながら少しずつ片付けていくしかないですねえ。とほほ。
とりあえず1月半ばのマールイシーズンが終わるまでは絶対に無理だな(苦笑)

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