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マールイ「ドン・キホーテ」初日その2

何しろ自宅に帰れるのは8日の舞台の後なので、取り急ぎ携帯からメモメモです。(明日のホテルがPC環境よければ少しは書けますかねぇ)

ネタバレです。

白鳥同様、ヴァリアシオンは代役ダンサーかと心配、若しくは最悪会場に着いたら、プロームかプハチョフかシヴァコフが踊ってるかも?などと思っていましたが。

いやはや、そうきましたか!


あのですね、ほんとに厳しいこと言ったら、あれではいけないことはわかってます、それでも…1幕はほんとに慎重に足を気遣う動きで、負荷をかけないように摺り足みたいな動きと、巧みな、知らない人が観たらそういう振付かと思うような、上手なカバーのしかたになっていて


テーピングぐるぐるの足で、ちょっとも跳ねられない姿に、ルジマトフの大ファンではなかったけれども、一番良い時を観ていただけに、少し涙が出てしまいました。
あんなにしながらも踊らないといけないものかと…。
でも、跳ねなくても、回転系やリフトは年末のジゼルの時より良かったように感じましたし、舞台を圧倒するオーラが素晴らしかったです。
そしてなんといってもヴィカ!テリョーシキナがめちゃめちゃ素敵で、ルジマトフもおそらく相性がいいんでしょうね、踊りも演技も気持ち良さそうなんですよね。ペレンやスーシャだと「リハーサル短かった?」とか「演技が噛合わない?」みたいな齟齬が多少あったりしますが、そういうのが全然なくて。
同じワガノワメソッドなのになあ!


そんなこんなで、なんだか、代役のこととか、ちと忘れちゃっていまして、でも3幕前にちょ~と「まだプロームかプハチョフかシヴァコフの線は捨てられないな」とは思いましたが、
3幕始まると「ほうほう、ファンダンゴの面子は闘牛士と街の人の中から選別か~」「グラン・パは~」などとチェックすべく、オペラグラスを覗いていたんです。


そしたら!
純白プハチョフとパープル&なんだ、髪型が???なシヴァコフが出てきてびっくりさ!そりゃもー!

思わず咳こんじまったよ。

何しろ、プローム…以下略…3人のうち誰かが単体で出て来るかも?とはチラリと予想してましたが、まさか2人いっぺんに出てくるたあ、思わなかったんだもんよ!


予想した
アダージオ→ルジ
ヴァリアシオン→プハチョフ
コーダ→シヴァコフ、最後は3人で


ではなくて、ヴァリアシオンはシヴァコフが途中まで踊ってルジが引き継ぎ、コーダはプハチョフでしたが…。
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マールイ「ドン・キホーテ」初日

ネタバレです。

ルジマトフの現状を知らない、かつ「ルジマトフは凄く偉大なダンサーらしい」という知識で、そして「ドン・キホーテのバジル役がどういうものか知っている」………そういう人が観た場合は、もしかしたら『何なんだろう?この演出は?』という疑問点はあるかと思います。

ですが、例えば大宮や4日のソワレで「なんだかなあ…」という複雑な思いをされた方々含めて、今日の舞台は、ルジマトフファンもマールイのファンも、非常に嬉しさや喜びの多いものだったと思います。
一抹の、「冷静に考えたら、降板するべきだ」という思いもありますし、ルジマトフが無理を通すことで傷付く人も、(彼を慕っている・いないにかかわらず)いるはずです。

それでも、今日の舞台は主演の2人をはじめとして、舞台のみんなが一丸となっているようなものがありましたし、「良いものを観られた」と感じています。

終演後、光藍社側から
「ルジマトフの足の具合のため、演出を若干変更しています」的な断り書きが出てました。
グッジョブ!
やはり、それは一言あってしかるべきですもんね。
欲を言えば…ヴァリアシオンとコーダを手伝ってくれたプハチョフとシヴァコフの名前も張り出して欲しかったけども、よくよく考えたら、ヴァリもコーダもまるっきり彼らに頼んだわけではないですからねぇ、書き様がないかな(苦笑)
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