1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

私の入院生活~怒涛編~

2019年02月22日 | 入院・手術の話
自分の記録のために、今回の入院について簡単に(病気に関するリアルなシーンはぼかしつつ)書き留めておきます。

入院2日目、手術当日。

「患者さんをリラックスさせるために、お好みのCDを手術室にかけます」
ということだったので、手持ちのドビュッシー名作集に決めました。
当日、私の手術は3番目。
多少前後するけれど、14時半開始、ということになっていました。

13時半頃に「だいたい予定通り」と連絡があったのでそのつもりでいたら、14時前に「さぁ行きましょう」と別の看護師さんがやってきてびっくり。
あたふたと仕度をし、その時まで提出を求められなかったCDを渡しました。

主人の手術室入りはこの2年で4回も見送ってきました。
しばらく廊下を歩いて、手術室フロアの入口で別れ、そこから各手術室へ。
そんなイメージでいました。

が、しかし。

今回入院したのは総合病院ではなく(小規模な専門病院)、たまたま私の病室の前が手術室コーナーの入口で、しかも入ったらすぐに私の手術部屋。
小組曲が静かに流れる中、心を落ち着かせて入場する、とばかり思っていたのに、CDのセッティングが間に合わなかった模様でした。
手術台に自力で上り、麻酔の準備がどんどん進む。無音で。
今回は、全身麻酔・硬膜外麻酔併用でした。
手術で一番怖いのが、この硬膜外麻酔。
それなのに無音か・・・。
やっとCDがかかったと思ったら音量の調整がうまくいかないようで、鳴ったり鳴らなかったり。
もう、気になるー。
硬膜外カテーテルを入れられる気分の悪さは辛かったです。
マスクをしてからの意識はありません。その前に腕に注射をされたかも。

気付いたら手術終了後で、気管に挿入された何かを抜きました。
また意識は飛び、次に気付いたら部屋に戻っていました。
名前を呼ばれたんだったか自然に目覚めたんだったか。
とにかく朦朧としていました。
私はひどい近視なので医師が説明に来てくれてもよく見えないし、頭はぼんやりしているし、今言われたって~・・・と思いながら生返事をしていたような。
後々聞いたら手術時間はだいたい2時間弱だったらしい。

その後は、とにかく寒気がひどく、寒くて寒くてたまりませんでした。
寒気のあとは発熱。寒くなったり暑くなったり。
ひざ下に装着されたフットポンプの音がうるさい。

術前検査で、血圧高め、血糖値も高め(専門医の見解は問題無しだったけれど)のため、両方の管理が行われていました。
うとうとしかけると、検温、血圧の検査、点滴の取り替え、指先からの採血(数値が高ければインシュリン注射)、血栓予防の注射、ひっきりなしに何かがチェックされ処置される。
術後の痛みは特に悩まされるほどではなかったです(手術当日は)。

闘病ブログを読むと、
「同じ姿勢で寝ているのがつらい」
「看護師さんが向きを変えに来てくれる」
と書いている人が多かったですが、私は天井向いたままで寝返りも無く(たぶん)、姿勢に関しては気になりませんでした。

とにかく辛かったのが、夜以降にやってきた吐き気。
胃の中は空っぽなので出るものはない(故に、胃液みたいなのが出る)んですが、とにかく気持ちが悪い。
起き上がれないので横向きに容器を使うんですが、その姿勢もつらいし、胃がせり上がってくるときに傷も痛い。
手術当日の夜から翌日いっぱいひどい吐き気に悩まされました。

それを改善すべく硬膜外麻酔のカテーテルを外されたら、吐き気は治まってきたものの今度はお腹に激痛が。
吐き気と引き換えに、お腹の痛みがやってきました。
七転八倒するほど痛いんですが、実際は反転するのもままならない。
抗生剤の副作用でお腹は壊れるし(抗生剤が腸の善玉菌もやっつけてしまうらしい)、傷が痛いから動きたくないのにも関わらず、お手洗いとベッドの往復を頻繁に繰り返しました。
個室でよかった!
と心底思いました。
個室じゃなければ他の人に気を遣うし、お手洗いを占領するわけにもいかないし。

こんなことを繰り返した2日目3日目が本当につらかった。ベッドの柵を握りしめて耐えるのみ。
もう社会復帰はできないかも、と勝手に絶望しました。

一般的に食事が始まるときもまったく受け付けず、2回パスしたような。
最初は重湯などの回復食だったはずなんですが、私が食べる気になったときはもう普通食で、味噌汁だけやっと口に入れたような状態でした。
その後もお腹は空いているのに食は進まず、という、自分とは思えないような日を過ごしました。

そうこうしていたら、術後4日目には急にラクになりました。
まとめて眠れるようになったし、食事も摂れるように。

長くなったので、続きは後日にします。


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家に戻ってきました

2019年02月21日 | 入院・手術の話

予定通り本日退院しました。
励ましメッセージなど、ありがとうございました。
病院は本当に快適で、あと何泊かしてもいいな、というほどでした。
でも、自宅で昼食後にベッドに入ったら、雲の上のような心地良さ。やっぱり自分のベッドはいいな。

ざっくりと私の入院生活報告を数日書こうかと思います。
別アカウントで闘病ブログを書こうかと思っていたんですが、他社のブログは使いづらく(一応入院前に試してみた)やめました。

10日間をまとめると、

・開腹手術のダメージは想像以上
・元の生活はできないんじゃないかと思うほど
・絶望していたけれど(心底弱気になります)、術後4日目後半からV字回復
・このまま良くなる一方かと思うと、一進一退
・予定通り退院。人間の回復力は素晴らしい

こんな感じです。

お腹がぺたんこになるはず!と思って、手術前に腹囲を計測しましたが、その後計る気力もなく退院してしまいました。
体重も然り。
入院したときかなりの重さでしたが、その日の夜から8食抜きしたので、相当軽くなったのではと思っていましたが、体重を量る機会はなく。
今夜体重計に乗るのか楽しみなような、そうでもないような。

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しばらくお休みします

2019年02月12日 | 入院・手術の話


入院しました。
個室です。
全室個室なので、選択肢はないんです。

以前生徒さんから、とても高い差額ベッド代体験談(?)を聞いて、費用面が心配になりました。
前もって病院に確認したところ、差額ベッド代無しでした。
とても快適なお部屋でうれしい。

明日のことを考えるとドキドキです…

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ひさしぶりに熟睡しました

2019年02月08日 | 入院・手術の話
このところ、実家に週5回泊まっています。
来週以降私が入院のため、父の世話係を戦力外になってしまうので、その分を今行っているというわけです。

旅行先でも寝られないことが滅多にない私ですが、このところ実家での眠りが浅い。
夜中に何度も起きては眠れなくてNetflixを見る(これをしなきゃいいんだろうけれど、何もしないでもいられず)ようなことをしています。

昨日は自宅で眠ったら、心底熟睡できました。
起きたときのしあわせな気持ち…
昨日はひさしぶりに家族4人揃ったので、それもうれしかったです。

今日は入院用に買った衣類を洗濯しました。これで足りるのかわからないけれど、まあどうにかなるでしょう。
洗濯まではいいんだけど、荷造りがいやだなあ。
いつもこれが苦手。
きっと入院当日までキャリーには何も入らないことでしょう。

明日&あさってはプレソの月例会。

が、しかし。

雪は本当に降るのかな、この街にも。
とにかく、転倒と風邪に要注意です。



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ひとりの時間&血糖値問題

2019年01月23日 | 入院・手術の話


自分の中で処理できないほどのいろいろが押し寄せて…
よみうりカルチャーのレッスン後、実家へ行くまでにワンクッションおきたくて、1階上のレストランフロアへ行きました。

横浜そごうには月2回仕事で行っているけれど、この階に行ったのは何年ぶりだろう。
かつての面影はすっかり無く、全体的に薄暗い照明でデパートらしくない感じ。
ブルーバイユーレストランにも似た雰囲気の店もありました。

林家茶園に初めて入り、濃い抹茶パフェを。
ここも暗めの照明、落ち着いたBGM。
ゆっくりお茶をいただいて、気持ちもリセットできました。
以前友人が、「職場と自宅がとても近いので、仕事帰りには必ずどこかに立ち寄る」と言っていたことを思い出しました。
気持ちを切り替える時間が必要、という話がやっと実感できたような。

接するのが家族だけだと行き詰まりそうな(息詰まる、とは違うんです)ときも、生徒さんと会うことでほんとうに助かっています。

今朝は血糖値問題で紹介状をもらった病院へ。
初診なので時間がかかるだろうと、受付開始時間より早く到着しました。
番号札は22番でしたが、私のかかる科では1番だったようで、診察時間になったらほぼ待たずに呼ばれました。

血液検査はせず(このために食事に気を付けていたのに…抹茶パフェ除く…)、入院する病院の検査結果を見ての診断でした。
結果としては、治療の必要は無く、手術も予定通りで問題無し。
バランスの取れた食生活と有酸素運動を心掛けるように、というアドバイスのみでした。
よかった。
でも、これを機に心底真面目に気を付けよう。
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闘病ブログを読みまくる

2019年01月08日 | 入院・手術の話
今日は、よみうりカルチャーのレッスンのあと自宅に帰ってきています。
カルチャーでは見学の方が2名。
次回は体験を申し込んでくれるといいですが、どうでしょう。

来月、手術を受けることになりました。
その病気関係の体験記を探しては読んでしまいます。
自分も書こう、と思っています。
もちろん別アカウントで。

日程が決まったので(術前検査で引っかかれば予定が変わるかも)、仕事の都合をあれこれ考えています。
自宅教室は最低限の休みで再開するつもりですが、遠方のレッスンは1~2回代講か休講になってしまいます。
カルチャーと相談して、生徒さんにご迷惑がかからないように準備しています。

父のことで既に日常生活がだいぶ影響を受けているのに加え、自分の入院と静養・・・。
こういうことは続くものなのか、昨日は義母が骨折してしまいました。
新年早々、試練の日々です。
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病院と病院で美容院は断念

2019年01月04日 | 入院・手術の話
今日から仕事初めの方、お疲れさまでした。
私は6日スタートです。

昨日の記事の続きです。

父を病院に連れて行ったところ、動脈の狭くなっているところを拡げる処置をすることになりました。
皮膚は切らずに太い針を刺してバルーンを膨らます、という内容。
「手術」ということで、手術室に入ったので大事な気がしましたが、すぐに終わって歩いて出て来たのでほっとしました。
これで明日からの透析は大丈夫でしょう。よかった。

昼過ぎからは、年末に予約した自分の診察へ。
正月休み明けなので、予約時間は有って無いようなもの。
かなーり待たされました。
医師も患者も大変ですね。

先延ばしにしていた問題に否応なしに向き合うことになり、その場で決断してきました。
その結果、引き続きいろいろ検査をすることになり、予定していた美容院はキャンセル…

精神的にダメージが大きく、帰り道にやるつもりだった用事をことごとく忘れてしまいました。

不安はたくさんあるけれど、前向きに!
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