1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

大野和士×都響

2006年07月18日 | Weblog
雨の中、サントリーホールに行ってきました。
先週のレクチャーコンサートに引き続き、大野さんです。

今日もまた楽器を担いで行ったんです。
また、ということは、先週も持っていきました。
コンサートの前後に、マンドリン仕事や練習があったわけではありません。
大野さんのサインを、楽器ケースにしていただきたい一念で。

去年、みなとみらいホールの演奏会ではサイン会があったんです。
このときはCDを買って、CDにサイン&握手してもらいました。
次回チャンスがあれば、そのときは必ず楽器ケースにサインを、と思ってやっと今年その念願が叶うはずだったんですが・・・。

先週も今日も、サイン会は無かったんです。
がっくし。


都響スペシャル

指揮:大野和士
ヴァイオリン:

モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調「パリ」
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年全曲版)

ひとことで言って、行ってよかった。
ほんとうによかった。

というのも、今月は演奏会(と演劇)続きで、チケット代にかなりの出費をしているんです。
知り合いで行きたい人がいれば、今日のコンサートのチケットは譲ろうかと思っていました。結局身近に希望者がいなくて、自分で行くことになったのでした。

大野さんは、何がどうとうまく言えないけれど、とにかくかっこいい。
指揮者の違いって、何が違うんでしょうね。
今日は1階席だったんですが、サントリーホールだったので、パイプオルガン側の席にすればよかったな、と思いました。
そうすれば、ずっと大野さんの指揮する姿を正面から奏者目線で見られたのに。

庄司紗矢香さんについては、「パガニーニコンクールに最年少で優勝」というくらいの知識しかありませんでした。
ステージに現れた彼女は、とてもとても小柄で華奢で、外国人から見たら小学生くらいだと思うだろうなぁ、という印象でした。
それが演奏を始めると、圧倒的な存在感で、こちらの心の中に入り込んでくるんです。

プログラムの解説によると「演奏者にきわめて高度な技量と力強い表現力が要求される難曲である」そうです。
緊迫感、壮絶感、息詰まるような興奮・・・。
堂々とした姿に、釘付けになりました。

彼女のファンも多いようで、演奏後はブラボーの嵐。
大野さんも満足そうに彼女をハグして称えていました。
いや、ソロもオケも、すごい演奏でした。

2部は「火の鳥」のみ。
大編成で、バンダ付きでした。
終曲は、この前のアメデオのアンコールで弾いたんです。
あの本番前に今日の演奏を聴いていたら・・・。
ボウイングを見ていて、自分はまったく違う解釈(というほどでもないけど)で弾いていた部分がありました。
今日のように弾かなければ、曲の表現としてダメダメだったんだろうなぁ。
ついこの前も、アイネクライネのボウイングでも同じようなことを思いました。
あのようなボウイングで弾く意味を、マンドリンで弾くときも、感じなければ。

アンコールは無しでした。
でも、火の鳥で終わってよかったような気がします。
コメント
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