1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

今読んでいる本

2008年10月02日 | Weblog
佐木隆三著「慟哭」を読み終え、茂木健一郎著「脳を生かす仕事術」を手にしています。
まったく雰囲気の違う本ですが、こういうのもいいものです。

茂木さんの著書はとてもわかりやすく読みやすい。
私としては、もうちょっと「もつ」本がうれしいです。
行きの電車内で読み終わると、帰りに読むものがなくて困るから。
そういうときは、敢えて読むスピードを緩めたりしてしまいます。
この本は213ページありますが、あっという間に終わりそう。

仕事の極意は、「脳の入力と出力のサイクルを回す」ということだそうです。
感覚系と運動系のバランスをとる。
感動する体験をして感性を磨いて、それだけで終わらせずに、出力するのが大事、と書いてあります。

知識だけためこむのではなく、形にして出す。
つまり、楽器でいえば、いい演奏を聴いたり楽曲の研究をしたりして、それを、自分の演奏に生かす(発表する)ということです。

失敗したらいやだな、とか、もっとじょうずになったら、などと思って出力を渋っていてはサイクルが回らない。
とにかく出力(人前で演奏)して、それを修正し、よりよくしていく、という作業を繰り返すことがだいじなようです。

というわけで、アウトプットする機会は自らどんどん作っていかないと。
でも、やたらアウトプットして「たいしたことのない成果物」もだめなんです。
なにごとも、バランスですね。
コメント (8)
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