
いろいろなチューナーを比較検討して、いい!と思ったのが画像のチューナーです。
一番のポイントは♯♭が見えやすいこと。
お年寄りの生徒さんが、KORG AW-2でよくこの表示を見逃して(確かに小さくて見えにくい)半音間違えてしまう、ということがよくあったんです。
このAroma AT-370Bは♯♭(シャープ・フラット)が比較的大きく、何より音が合えば全面的に緑色になるのがわかりやすい。
画像の状態です。
なぜ、F♯なのか、この楽器は何か、ということは後日改めます。
で、さらにいいのは、値段です。
730円。電池は別売りですが、それにしても安い。
これを購入しました。先月の初め頃のことです。
お年寄りの生徒さんにプレゼントするために。
このブログによく登場しますが、95歳で熱心にレッスンに通ってくれていた生徒さんです。
おさらい会の直前のレッスンに持って行こうと思って忘れてしまいました。
残念だけど、当日渡せばいいか、と思いながらレッスン室に入りました。
その15分くらいあとに、あの事件(「おさらい会が終わって2015」)が起きて渡せずじまいになりました。
「また今度」
「時間ができたらいつか」
などと、つい後回しにしたり、うっかりやろうと思ったことを忘れたり。
そういうことが多い自分ですが、このチューナーを見ると「次がないこともある」ということを思い知らされます。
自戒を込めてプレゼントするはずだったチューナーを私が使っています。
今日は碑文谷でレッスン。
いつも電車で行くんですが、今日はなんとなく車で行く気になりました。
道が順調であれば車のほうが所要時間が短いんです。
横浜新道と第三京浜を経由すると40分弱です。
帰りは、敢えて別の道を選んで、一般道を使いました。なんとなく。
環状二号に入った後、間違って早めに側道に降りてしまいました。
ふと気付けば、その高齢の生徒さんが入院している病院の交差点3つくらい手前だったんです。
これはもしや虫の知らせ?
意識不明のままだと思っていたけれど、何か変化があったのかも・・・。
と思い、夕暮れの道路でハンドルを切り、病院に向かいました。
病室に行ったら、ネームプレート(部屋の横に記載してある患者名)に名前が無い!
恐る恐る看護師さんに尋ねたら、部屋を移ったとのこと。
よかった・・・。
移された部屋は以前より重体の人のための部屋のようでした。
身内でもないので病状を知ることもできませんでしたが、状態は前より良くないように感じました。
意識はないままですが、今日会えてよかった。
道を間違えたのは、生徒さんが私を呼んだのかも、と勝手に思っています。
意識があった最後の瞬間に横にいた私を。