骨董市で秋田八丈なる単衣のきものをプチプラでゲットしました。
鴇色と瑠璃色の縞、その瑠璃のなかはまた細かな格子、というところに惚れこみました。
秋田八丈は、八丈島の黄八丈を真似て秋田で作られたもの。
今はもうほとんど作られていないそうです。
黄八丈と同じような、大島に似たつるりとした感触で、水に強く洗えば洗うほど艶が出るそうです。
「水に強く、洗えば洗うほど艶が出る」とあっては、洗わない手はありません。
ダメになったら、帯の裏にでもしようと思って水につけてみました。
こういうとき、単衣はホントにいいですね。
実験も兼ねていますので、どのくらい縮むものか洗う前に採寸。
身丈153センチ。裄64、5センチです。
サイズ的にはほぼぴったりです。
汚れと染料がどんどん出てきます。
絹洗い洗剤でさらっと洗って、すぐにバスタオルに包み脱水40秒。
シワを伸ばしてハンガーにかけます。
洗濯日和だったせいか、裾部分はすぐに乾いてきたので、アイロンをかけていきます。
襟周りなどは湿ってジュワジュワと湯気が出てきます。
素材のせいか、だんだん手馴れてきたせいか、あっというまに出来上がり。
古着特有の匂いも消え、さっぱりしました。
絹は縦方向に縮むと聞きましたが、見た感じほとんど縮んだようにはありません。
測ってみると、身丈は5ミリ、裄はほとんど変わりません。二・三ミリくらいかな。
藍の部分は黒と藍の格子、いいなあ。
すごく得した気分。
何回か着用したら、ほどいて今度は帯の裏に使おうと思います。
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きもの、よく自分で洗っています。
入れ子式になっていますので、よろしければ参考にしてください。
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