先にご紹介した「きもの」の伊藤佐智子さん、この方が宮沢りえさんのファッションブックを手掛けていると知り早速購入しました。
この本、アマゾンの古本屋で200円くらいなんですよ。
送料と合わせても500円くらい。
ものすごく素敵な本です~~。
本は2005年の発行ですから、いまから9年前。
りえさんが32歳くらいのときです。
もう女優さんとしての評価も高く、「たそがれ清兵衛」の映画賞で数々の賞を受けたあとのせいか自信と生気にあふれています。
本ではいろんなファッションを見せてくれますが、ここではやはりきものをご紹介しましょう。
どうです、このあでやかさ。
中原淳一の少女を連想させます。
帯は総絞りの兵児帯、帯締めはシートベルトです。
シートベルトかあ、わが家のものも見てみましょうか。
こういうヘアが似合うのってホントに羨ましいです。
このきもの、伊藤さんの私品で、紹介した本「きもの」のなかに同じものを見つけました。
右の、いかにも昭和なきものですが、同じには見えません。
半襟と帯を変えて、髪型や着る人によって、こんなにモダンになるんですね。
うーん、死蔵させているきものも生き返るかもと思わせてくれる着こなしです。
キモノのページでは、きものを裏返しに着たり(!)して遊んでいますが、これがまたファッショナブル。
きものにグラサン、夏にはいいかも!?
真似のできない(どなたかやって!)きものスタイルですが、観ている分にはとても楽しいですね。
この本、ハイファッションだけではなく、セーターの袖を切ってほかの洋服と合わせたり、ボタンをヘアピンにしたり、切りっぱなしの布をストールにしたりと楽しい工夫がいっぱい、それをチープではなくファッショナブルに見せているのは、もちろんりえさんの美パワーと、カメラや伊藤さんなどメンバーのセンスです。
これは「女の中の男」という章でのメンズっぽいりえさんの美少年ぶり。
これって「MIWA」の美輪明宏さんの舞台に通じるところあります。
「オマージュ三色三態miwaコーディ」(私もバカなことやってるなあ~汗)
りえさんは、内気なせいかマスコミ苦手なせいか(無理もないけど)、舞台挨拶など人前に出たときそれほどの笑顔を見せる人ではないようです。
でもこの写真集の笑顔や生き生きした表情!
これは信頼できる仲間たちだからこそできる表情のように思えます。
キツい日々もあったようですが、仕事や仲間に支えられていたんだなあ、ということまで伝わってきて、ウットリするだけではなくなんだかウキウキしてしまう楽しい本です。
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