早稲田大学の演劇博物館で「六世中村歌右衛門展」が行われているので、
友人と行ってきました。
4月25日までです。
早稲田の演劇博物館は六世歌右衛門と縁が深く、海外から奥様の宛てた手紙やこれまでの舞台写真を展示。
貴重な舞台での映像も流していました。
彼が愛したというウコン桜も、校内に植えてあります。
ソメイヨシノとは違って、花の色は少しクリームから黄緑がかっています。
それが緑の葉っぱのなかに咲いて、一見緑色の花に見えます。
彼はこの花が好きで、自宅の庭に植えてあったものを早稲田に寄贈したそうです。
満開の時期も少し遅く、ほかの桜が散ったいまもまだ咲いています。
花に合わせたわけではありませんが、こちらは翡翠色の大島。
帯は竹です。
この時期の竹は葉変わりといって、新しい葉と古い葉が入れ替わる時期。
「竹の秋」というのは春の季語で、古い葉が落ちていく様を表した言葉だそうです。
これは先に紹介した本「日本のおしゃれ七十二候」(上野淳美著)で教えてもらい、早速使ってみました、竹の帯。
歌舞伎評論家、特に歌右衛門の伝記で知られる渡辺保先生の講演も聞いてきました。
大隈講堂の地下がまた素晴らしい。
R子さんと大隈講堂の入口。
左・中から外を見る。右・内部の柱と電灯
。
講演は満員、立ち見の方もいました。
私は残念ながら、この方の舞台を実際に観たことはなく、もっぱら渡辺先生の著作「女形の運命」などで面影をしのぶばかりです。
R子さんは、若いころに実際に舞台を観たそうで、この違いは大きいですね。
きもの・翡翠色の染め大島
帯・ひげ紬の竹
帯揚げ・縞のサンローランのスカーフ
帯締め・浅葱色。
半襟・見えないけど白黒千鳥格子。
講演の終わったあとは、大隈公園で撮影会?です。
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