図書館に行ったら、ふと目について、
気づいたら手にとっていた本。
「働かないの」(角川春樹事務所刊)
タイトルだけで手に取ったから
どんな本かわからなかった。
作者は群ようこさん。
このところ収納やらきもの関係のこの方の本に
目を通していたから、ちょっと「群」づいてる?
つい手に取るなんて、
ワタシ、こんな願望があるのね。
主人公は49歳で大手の広告代理店をやめて、
月10万円で貯金を切り崩して生活。
群さん、森茉莉さんの「贅沢貧乏」(新潮社)が
お好きなので、
その「群」バージョンかな。
主人公の母親も前の安冨さんと同じように、
母親が一流の学校、企業じゃないと
認めない、というタイプ。
「みっともない、貧乏くさい」が口癖。
ああ、いやだね。
誰しもこういう「世間の目」を気にするところ
多少はあると思うけど、あまりに露骨な母親。
私だったら、もっと早くに家を出るよ。
しかし、主人公はお金を貯めるまではと我慢、ガマン。
会社だって、みな見栄の張り合いと
人をこき下ろす話ばかり。
一流の会社にいる人って、
こういう育ちの人が多い~~。
東大出の女性で
「灯台、もとい東大以上の学歴じゃない男は
みなバカに見える」という人、いるもんね。
すごいね。
周りがそんな人ばかりだもんで、
「有名な会社」や「大きなおうち」に
執着がない主人公にとっては
ものすごいストレスだったんですね。
はい、きれいな景気を見て深呼吸。
月十万円で、80歳になるまで暮らせるほどの
貯金~~。
病気にならないように、日々の生活に気を配る
主人公。
でも、65歳になったら年金入るから、
大丈夫、楽勝だよね。
と、こちらは現実的な計算をしてみる。
早くなりたや、年金生活。
といっても、私も会社早くにやめたから
少ないんだけどね。
とまあ、ワタクシのことはともかく、
毎日、散歩したりと優雅な生活。
なにもすることがないからと刺繍を始めるんだけど、
「これで食べていこうとは思わない」
「夢を持つことは野心を持つこと。
人と張り合うのはもう嫌」
と、趣味に徹底するところなんか、
世捨て人っぽい~~。
刺繍の道具も人にもらって、
お金がなくても物々交換や、
善意で生きていく。
で、その前の「れんげ荘」も読んでみた。
ところでなにもしないで暮らしていると、
市役所やらから、「どうしてですか?」なんて
人が来るんですね。
これは知らなかった、そうなんだ。
生活保護予備軍と思われるからかな?
なにもしない、
ただご飯が食べられて、日々元気に生きていける。
これだけで有難い、
年を重ねると、ほんと、こういう心境になるよね。
それが年を重ねることの一番いいことかな、
私にとっては。
ああ、だんだん楽になる~~。
そうだ、きものもまだ着られるしね。
美味しいお茶を飲みながら、楽しい本を読む。
というわけで、
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