「嫉妬」や妬み、嫉みといえば、
もっとも忌み嫌われる、持ってはいけない感情に
思われていますが、
私は、猛烈な「嫉妬」に襲われたことがあり、
その感情を探っているうちに、
これは自分の強い望みだと
気づいたことがあります。
きものに関してもそう。人の着物姿見て
なんて素敵なの!と強い感情が動いた。
それは30代になってすぐのことで、
いきなり「子供を持っている人」に羨望、
というより「嫉妬」を感じた。
もう街にでても、目に入るのは子供と母、
あるいは妊婦さんだけ。
まさに「思考の種」が頭に宿ったわけで、
それからは
「思考は現実化」させる道をまっしぐら(爆!〉
ハハ。
「思考は現実化」した!
それからは、「嫉妬」はまさに自分の
これから進みたい道を示してくれる感情だと
認識するようになりました。
「源氏物語」の怨霊じゃないけど、
あまりの嫉妬は怖いと、どこかで罪悪感も。
でも、あの怨霊は自分でも気づいていない、
抑圧しているからこそ、相手を呪い殺す
ということになったのではないか。
「甘えの構造」(弘文堂刊)
かつてベストセラーになった「甘えの構造」の
土居健郎氏と斉藤孝との
対談本をめくっていると、
「甘え」や「妬み」という感情は人が持つ当然の、
むしろプラス感情だと記してありました。
著者土居健郎先生は、東京大学医学部卒の
精神科の医師。
この本は1970年に初版が出ているから
おおよそ50年も前の本なんですね。
大昔に必読書と言われた覚えが。
当時は未読。
そのなかに、
「妬みは甘えと似たところがあります。
これは自然な感情です。妬みの感情なんかを
心のなかでごまかして、見えなくしてはいけない」
と言ってます。
そうだ、そうだ。
「ねたみ、そねみ、ひがみ」という言葉は、
80年代、確か林真理子さんの言葉かなんかで
流行ったことがあって、
彼女はこの三つの感情で作家になった方ですね。
相手を憎くなるのは困りものですが、
その対象を自分が望むものの未来の姿だと
捉える。
だって、手の届かないことや
あまりに遠い存在には
「嫉妬」なんて感じないもの。
自分の手が届きそうで、
まだ届いていないものに人は嫉妬する。
嫉妬は、逆向きになると怨霊になるだけあって、
ものすごいエネルギーを含んでいる。
それだけに
引き寄せ力強い感情なんですね。
だから引き寄せにはおおいに活用しましょう。
嫉妬するパワーもない、とはある夫婦。
というわけで、
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