久しぶりに見た「七緒」。
大判になったのは知っていたけど、
若い人向けだと思っていたので、
少し前から書店でも開くことは
ありませんでした。
このたび、古書店でゲットした「七緒」
中を拝見すると、紫苑好みの内容。
この号では、きもの好きの、
いろんな業界の方々を紹介していて、
アンティーク着物の小説を書いた
小川糸さんやotesioの店主。
大宮エミリーさんや西加奈子さんの対談と
にぎやか。
私の目についたのは、
三砂ちづるさんのこのページ。
三砂さんといえば、
ほら、
「オニババ化する女たち」や「着物と身体」で
着物がどんなに身体にいいかを言い続けている方。
そして次はこの方。
銀座の伝説のマダムおそめの評伝をかいた
石井妙子さん。
おそめさんは京都の芸妓から銀座のマダムに、
藤純子の父上を助けてきたと言われています。
女優原節子さんの伝記も。
石井さんは、おそめさんの着物の着こなしにも
触れていて、
「元芸妓」という経歴から連想される
「色っぽい」とか「はんなり」という着姿
ではなく、
着物は黒、緑、紫などのダークカラー、
帯揚げは淡色のものを帯に深く収め、
色はみせない。
衣紋は首に添わせ、襟は女学生のように詰める」
着姿を紹介している。
ストイックともいえる着姿ですね。
でもかえってそれが彼女の魅力を引き立てていた、
と石井さん。
秋月洋子さんのコーディネイト特集も
あったりして、
シニアの紫苑でも十分に楽しめ、
かつ役に立ったわ。
大人になった七緒、
いえ、わたくしのほうが若返ったのかしらん。
これからは書店でも「七緒」
覗いてみようっと。
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私も図書館にはよく行きますが、七緒っておいてないんです。珈琲を飲みながら見られる図書館ってあるんですね。どこでしょう。私も行きたいです(笑)