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閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

及第点

2012-03-14 07:29:55 | 閃き
昨日来社された取引先との会話

最近、規則が厳しくなって仕事がやりにくいと嘆いていた

具体的には申し上げられないが私も同情した


一般的な規則を例えていえば、昔は常識と言われるラインがあって、最低限のレベルの暗黙の基準があった

それは100%ではなく60~70%のレベルだが、モラルとも言われていた

人の言動はそのモラルを基準に評価され、モラルを教えるのは親の役目である

従って、子供がモラルを外れる行為をすると、親に責任を問うし

親が同じ考えなら、家ごと評価された

親の姿は子供を見れば判ると言われた程だ


それが最近は誰でも理解出来る様に明確にする必要があると云って無駄な事を始める

法律や規則は完璧に守って100点、守らなければ0点だ

そこにラインを引く事は出来ない

判り易く云えば、法律では法定速度で走行すれば100点だが、オーバーすれば0点

しかし、現状は法定速度で走行する車は殆ど居ない

だからといって暴走する事は無い

この微妙な範囲内がモラルと言える

従って、現実にはこういった曖昧な範囲が存在しているのに、片方では明確にラインを引こうとする

以前ブログに書いたが、植木の為に善かれと思った添え木が、実は成長の妨げになっている事もある


人生は善い事と悪い事の間で揺れながら進んでいる

落第しない程度、最低限、及第点があれば良いと思う
コメント
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