「こだわり」というのは本人の強い思い込みで、最近は味巡りなどの番組では「昔からの伝統の味にこだわって・・・」などという表現で否定的に見せながら実は肯定的に捉えてしまうという手法が多用されていうようです。
実際にはマイナスイメージが本来の使い方なのでしょうが、昔の鶴田浩二のセリフでは「古い男とお思いでしょうが・・・・」ときて最後は「こんな事を言う私はやはり古い男なんでございましょうかねえ」というのが決まり文句でしたね。
古い生き方にこだわって生きるしか私には出来ません、といいつつ「何処に新しいものがございましょう。右も左も真っ暗闇じゃあござんせんか・・・」と現代批判もちゃっかりやるのですね。
じつは、かく言う私も古いやつでして、こだわっていることがあります。
いわゆる、やせ我慢というやつですが・・・・・。
「定年後は朝の味噌汁は俺が作る」と宣言して3年を過ぎましたがまだ頑張っています。
夏場はいいとして、冬は早朝は寒いのですよ。
それともう一つは、夏場にエアコンを効かせた部屋につとめて居ないことにしております。
窓を開けて扇風機を回し、タオルで汗を拭き拭き2階の自室にこもって汗だくでブログを書いたり、川柳をつくったりしているのです。
古い扇風機は壊れたら自分で補修しながら今も使い続けています。
各種機能に問題点を孕みながら、数億キロの宇宙の旅をつづけ地球に帰還した「はやぶさ」のごとくただ黙々と回り続けています。
それじゃ、扇風機に敬意を表して一句。
「頑張れよあと少しだぞ扇風機」
おそまつさま・・・・。