野良猫と一線を画した「町猫」がいるように、どうやら「町鳥」もいるらしい。
渡り鳥もいるが、そのまま居残ってしまうものもいて同じ河川の川筋や淵に一年を通じて棲息し人間の生活に波長を合わせている。
(人間が近づくとむしろ寄ってくる。川岸でえさ箱を見かけたので完全に町鳥状態)
(人間の直ぐ傍で餌を採ったり日光浴をしたり)
(川岸の草むらにはカワセミが野生の誇りをもって獲物を狙う・・・)
時には撮影のために仕掛けられた木の枝にちゃんと留まってくれて、カメラマン達の期待に応えてくれるカワセミもいたりしてちょっとした人気者になっている。
ただ今年は我が家の周辺にやってくる鳥たちは極端に少ない気がする。
赤いヒラカンサスの実は沢山残ったままだし、金柑を啄みにくるヒヨドリも今年は見かけない。
里山に餌はたっぷりあるので、あんたの所にまで行く必要はないということなのかなとも思うが。
では、寂しく一句・・・。
「盗む子もカラスもいない里の柿」