小川の水面をすいすい泳いでいた水鳥がめっきり少なくなった。
ついでに、庭の鳥たちもあまり見かけなくなった。
北の国に飛び去り南からの渡り鳥が来るまでの間は空白の一時なのだろうか。固有種が一時の自由を満喫する。
(赤い実を食べに来る腹がオレンジ色の鳥。)
(腹が黄色と白のセキレイ)
(たたずむばかりでなく時々は片足を動かして魚を追い立てる鷺)
(美しき清流のハンター、カワセミ)
(農道沿いの電線がたわむほど集まった群れガラス)
川面から庭lまで、種類は少ないが鳥たちが忙しそうに飛び回る。
そうした中で、かつてヒッチコックの「鳥」を彷彿とさせるように、数百羽単位の群れガラスが電線や田んぼに集まっていた。
厳しい冬の最中ではなく、暖かくなって生物の動きが活発になる頃、何故群れて対処しなければならないのだろう。
多分食料事情か繁殖など、カラスにも事情があるのだろう。
もう暫くしてトラクターが田んぼの土を耕す頃になると、列をなして機械の後をついていく鳥たちの姿も見られるはずだ。
それでは一句いってみよう。
「三寒四温何を来て行く旅の空」
急に変わる気温の変化に、旅行バッグは膨らむばかり・・・。