昔からの友人が集まって過す一時は独特のものがある。
古里の小・中学校のクラス会は、このコロナ禍で3年過ぎたが自粛中。
世話人の私のところには、いつやるのだという電話が時々くる。
相方も似たようなグループがあって、幼・小・中からのPTA繋がりのママ友。
こちらもコロナの影響で自粛していたが、どうやら活動再開らしい。
私と似たような立場の相方が、会食候補店の事前偵察に行きたいと言いだした。
(会食場所候補店)
場所は、私達が若い頃は新興で、今は少々古くなった熊本市東部の住宅街の一角。
「ざわわ」という、店名を聞いただけで♪ザワワ・・ザワワという旋律が頭に浮かんだ。
店は予約客で大変な繁昌ぶり。
飛び込み偵察は失敗し、ママ友と既に約束していた日にテーブルを予約して退散。
次は私が設定していた、菊池川上流域の千畳河原に向かうことにした。
途中で弁当を買って、見晴らしのいい場所で食べることにした。
(菊池の市街地)
西側の眼下には、菊池の市街とその向こうには菊池平野が広がる。
城山は、南北朝時代に栄えた「菊池氏」の本拠地の城跡で、今は菊池神社があり一帯は公園になっている。
(観月殿)
東側には、月見殿跡があって谷越しに観月殿がみえる。
この町に温泉が湧く前から知っている町であり、結婚式も菊池神社だった。
以来他県に済んでいた時期も、子供の七五三は帰省して当神社。
暖かい日差しが嬉しい公園のベンチで下界を見下ろしながらの弁当は格別、と言いたいが普通の味。
と言うことで千畳河原に出発。
(菊池川上流域)
以前に、一度道に迷いながら訪れたことがあった場所だが、今度も迷った。
ポツンと一軒家風の道に3度ほど遭遇して、我ながら記憶力の不確かさに呆然。
ただ、迷うのも不安と新発見が交差して結構楽しい。
(千畳河原)
千畳河原の部分は、この写真の3倍くらいの面積に広がっている。
多分大昔は一枚岩だったのだろうが、侵食されて幾つかの岩になっている。
下端は滝になっていた。
(産さん滝)
滝の名前の「産さん」は、如何にも由来がありそうなネーミング。
だた、付近には小さな社と滝名の手書きの標識があるだけ。
この素朴さは、いまどき珍しい。
ちょっとした広場もあって弁当を囲む家族連れも・・。
(コスモス)
(桜の花)
コスモスは時期の花だが、桜は少々ボケ気味で・・。
十月桜やヒマラヤ桜とも違う感じだった。
まあ、「春の桜」と「秋の桜」が同時に咲いて「お・も・て・な・し」といったところか。
「意味などは無くていいのだ風と花」・・・しろ猫