今日は新年の謡い初め。
当地でも大雪注意報や雷注意報が流れた。
覚悟して厚着で出かけた。
体調不良や、家族の通院など諸事情のため欠席者もチラホラ。
今年は「春栄」「東北」「猩猩」が練習曲と自分たちで決めた。
謡曲を長年教えて頂いている先生も、ずっと体調が悪く現在の先生はラジカセ。
新しい曲は無理なので、過去に教えて頂いた曲目をこれまた先生の録音テープやCDなどに頼りつつ復習。
過去に習った曲といっても、古いのは4分の1世紀くらい前なので、すっかり忘れてしまったものも。
あの頃、いい加減に覚えていたことがここに来て如実に判ることに。
復習するだけで、10年くらいかかりそうだから、この方式で生きている間は大丈夫。
私がそう思うくらいだから、私より年長の人ばかりの皆さんの胸の内もほぼ同じ。
マスク着用のままだが、謡い終わるとなんとなくスカッとした気分に。
帰宅すると、そのまま歩きに出た。
海抜200m以上は雪になるとの予報だったが、ここは100mそこそこで降らなかった。
謡いに行く車の中ではちょっと小雨が降っていたが、もう完全に雨も心配なさそう。
ただ、北西の風はとても冷たい。
シャワーのように降り注ぐ光と、太陽がギリギリ黒雲の上部にあるらしい白い雲の輝き。
どちらかが、歩いている私の上に降り注いでくれれば、もう少し暖かくなるのにと思いつつ歩く。
この黒雲は幅は狭いものの、とても長く続いていて次々と供給されるので、太陽が出る隙間が無い。
雲がすっかり無くなっている東の空には、月が出ていた。
6000歩以上になったので、引き返そうとしたらいきなり強い向かい風になって歩行するのに抵抗を感じた。
ウインドブレーカーの上下に着て、厚手の手袋、首も頭も毛糸で覆い、顔はマスクで覆う。
スプリングの曲げ伸ばしをやりながら歩けば、暖まるだろうと思ったが、サッパリだった。
いつもなら1ワットで汗をかきそうになるのに3セットやっても手先が凍えていた。
もう対処法は、熱い焼酎のお湯わりしかなさそうだ。
「年老いた少年の目が雪を見る」・・・しろ猫
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