今日も暑い。
現在で、室内で28度Cである。
(今日の空)
コロナもある程度落ち着いてきたので、半年ぶりに謡曲の練習を再開することにした。
先生は体調不良のため、ここ1年以上は先生のテープを活用して生徒ばかりで練習を続けている。
私が代表兼世話人なので、皆さんに声をかけたら手ぐすねを引いて待ってましたとばかりOKの返事が来た。
もちろん、ソーシャルデスタンスを確保しつつマスク着用で謡うのである。
(謡い本)
曲目は「春栄」と「東北」の二曲で、秋の文化祭発表までに仕上げる予定である。
文化祭は、これまたコロナの状況により変更もあり得るということで、我々の練習も当然変更はあり得る。
「春栄」は、鎌倉時代の話で捕虜となった春栄をめぐる物語で、鎌倉殿のご沙汰で目出度しめでたしで終わる。
「東北」は、和泉式部が植えたという梅の木をめぐって、僧と和泉式部の霊との優雅なやりとりがメイン。
作者はどちらも、世阿弥とある。
梅雨入り前の暑い時期であるが、エアコンを効かせてしばし幽玄の世界へ・・・。
幽玄と言えば、先日は母の命日だったので墓参りにいった。
(墓所の桜の木陰)
こちらは梅の木ならぬ、桜の木がメインである。
集落の共同の墓地だが、今年一年間は世話人3名のうちの1名として墓地に関するお世話をする役に就いている。
他の2名は集落の人だから、遠方からやってくるのは私だけである。
母は私が6歳のときに亡くなっており、小さかったゆえに母には幽霊でもいいから会いたかったものだった。
幽玄の世界は、ある意味子供の頃からお友達感覚である。
(墓の前の花)
墓の周りを除草を含めて掃除をする予定だったが、あまりに沢山の可憐な花に除草を躊躇した。
来月になれば、新暦のお盆で集落の人達と共同で掃除をすることになっている。
それまで、このままにしておくことにした。
花の精が居れば、物語が出来上がりそうだがなにしろ暑い。
花木の精も人間も、暑さには弱いのだ。
「一睡の夢に子もあり孫もあり」・・・しろ猫
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